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魚沼のオヤカタ論。-株式会社ソフト・ドゥ編-
就職・転職を考える時、人は何を基準に「仕事」を探しているのでしょうか。
私事ですが、2度目の転職を考えている時、転職サイトにびっしりと刻まれた某会社社長の想いに興味を持ちました。
大きな会社ではなかったけど、社長の活きた声はしっかりと私の中に届き、この社長の下で働いてみたいと思ったことがきっかけで、その会社に転職を果たした過去があります。
『魚沼のオヤカタ論。』では、市内事業者のオヤカタの、仕事に対する姿勢や内に秘めた熱い想い、きれいごとだけではない現場の話などを伝えていきます。
私と同じように、この記事を読んでいるあなたの、就職、転職先を考える一助になることを願って。
株式会社ソフト・ドゥ 代表取締役 山本宏道氏
ネットワーク技術の伝承をしていきたい。
今や情報社会となり、各所にソフトウエアが利用され、ホームページは身近で簡単に情報を得る手段として広く利活用されている。
魚沼という地方都市で、全国的なインフラを支えるソフトウエア開発やホームページの制作を行っている株式会社ソフト・ドゥ 代表取締役 山本宏道氏を訪ねた。
市内でソフトウエア開発、ホームページ制作をされている企業は少ないですが、いつ頃設立されたのでしょうか
設立は今年で20年目になります。
私が東京で働いていた会社の支店を小出に開設してもらい、1991年に地元に帰ってきました。
その後、2000年に独立をしています。
地元に仕事場ができれば、今まで首都圏や新潟や長岡などの都市に仕事に出ていた方が魚沼で就職できるので、市にも貢献できる思いました。
現在の社員数は何名でしょうか
現在は男性10名、女性4名の合計14名です。
40~50代の方が多いですね。
御社のホームページを拝見すると、中途採用募集に「Iターン、Uターン、Jターンのソフトウエア技術者を募集しています」と明記されています。実際の採用状況はいかがでしょうか。
つい先日、Uターンの方を1名採用しました。
市や県のUIターン補助金も積極的に活用しています。
仕事のやりがいを教えてください
今年初めて学生のインターンシップを受け入れたのですが、その学生が魚沼という片田舎で全国規模のインフラに利用されているソフトウエアを開発していることに驚いていました。
田舎に住みながら、全国規模で利用されるソフトウエア開発に携われることは、とてもやりがいがあると思います。
当初は、ソフトウエア開発の仕事を首都圏の企業向けに行っていたのですが、地元向けに何ができるかを考えた時に、ホームページの制作や、市や学校へのパソコンの納入、サーバーメンテナンスなどを納めるようになりました。
そのことにより、それまでは魚沼市から市外の業者に払っていたIT関連費用のうちの何パーセントかだけでも魚沼市に落とせれば、市内の雇用を増やせるのではないかと考えました。
仕事をするにあたり、どのような方に向いていると思いますか
システムエンジニアというと理系を想像する方が多いのですが、プログラムを構築するということは情報を整理し、論理的な文章が書けないとできません。
よって、文系の方もぜひ積極的にお問合せください。
かくいう私も文系の大学出身者です。
あとは根気よく物事に取り組める方、自分で物事を考えられる方が向いていると思います。
UIJターンの方、若い方、女性も積極的に採用していきたいと考えています。
これから力を入れていきたい事を教えてください
セキュリティ分野を中心にネットワーク技術者を育てたいですね。
ソフト開発も含め持てる技術を伝承していきたいと考えています。
後は、地元企業と何らかのコラボをしたいです。
例えば相手企業に機械を作っていただいて、それを動かすプログラムを私たちが提供して、製品化することができれば面白いと思います。
ありがとうございました
忙しい合間を縫って、インタビューに答えていただいた山本社長。
柔和な笑顔の下に、仕事や地元への想いを秘めていらっしゃいました。
中でも心に残った言葉が「技術を伝承したい」ということ。
伝承というと、昔からの歴史あるものを思い浮かべがちですが、技術の伝承はIT分野にもあるのだと、当たり前の事かもしれませんが、改めて思い知らされました。
田舎に住みながら最先端の仕事がしたい。
文系だけどネットワーク分野に興味がある方などはぜひ一度山本社長までお問合せください。
採用情報
採用情報については、下記ホームページをご参照ください。
株式会社ソフト・ドゥホームページ<外部リンク>