平成16年度会計決算審査特別委員会会議録
議事日程 第2号
平成17年10月11日(火曜日) 午前10時00分開議
第 1 議案第119号 平成16年度堀之内町一般会計決算の認定について
第 2 議案第120号 平成16年度堀之内町国民健康保険事業特別会計決算の認定につい
て
第 3 議案第121号 平成16年度堀之内町老人保健特別会計決算の認定について
第 4 議案第122号 平成16年度堀之内町介護保険事業特別会計決算の認定について
第 5 議案第123号 平成16年度堀之内町病院事業会計決算の認定について
第 6 議案第124号 平成16年度堀之内町水道事業会計決算の認定について
第 7 議案第125号 平成16年度堀之内町ガス事業会計決算の認定について
第 8 議案第126号 平成16年度堀之内町下水道事業会計決算の認定について
第 9 議案第127号 平成16年度小出町一般会計決算の認定について
第10 議案第128号 平成16年度小出町国民健康保険事業特別会計決算の認定について
第11 議案第129号 平成16年度小出町老人保健特別会計決算の認定について
第12 議案第130号 平成16年度小出町介護保険特別会計決算の認定について
第13 議案第131号 平成16年度小出町小出スキー場事業特別会計決算の認定について
第14 議案第132号 平成16年度小出町下水道事業特別会計決算の認定について
第15 議案第133号 平成16年度小出町ガス事業会計決算の認定について
第16 議案第134号 平成16年度小出町上水道事業会計決算の認定について
第17 議案第135号 平成16年度小出町簡易水道事業特別会計決算の認定について
第18 議案第136号 平成16年度湯之谷村一般会計決算の認定について
第19 議案第137号 平成16年度湯之谷村国民健康保険特別会計決算の認定について
第20 議案第138号 平成16年度湯之谷村老人保健特別会計決算の認定について
第21 議案第139号 平成16年度湯之谷村介護保険特別会計決算の認定について
第22 議案第140号 平成16年度湯之谷村歯科診療所特別会計決算の認定について
第23 議案第141号 平成16年度湯之谷村水道事業特別会計決算の認定について
第24 議案第142号 平成16年度湯之谷村下水道事業特別会計決算の認定について
第25 議案第143号 平成16年度広神村一般会計決算の認定について
第26 議案第144号 平成16年度広神村国民健康保険事業特別会計決算の認定について
第27 議案第145号 平成16年度広神村老人保健事業特別会計決算の認定について
第28 議案第146号 平成16年度広神村介護保険特別会計決算の認定について
第29 議案第147号 平成16年度広神村簡易水道事業特別会計決算の認定について
第30 議案第148号 平成16年度広神村公共下水道事業特別会計決算の認定について
第31 議案第149号 平成16年度広神村農業集落排水事業特別会計決算の認定について
第32 議案第150号 平成16年度広神村宅地造成事業特別会計決算の認定について
第33 議案第151号 平成16年度守門村一般会計決算の認定について
第34 議案第152号 平成16年度守門村国民健康保険特別会計決算の認定について
第35 議案第153号 平成16年度守門村老人保健特別会計決算の認定について
第36 議案第154号 平成16年度守門村簡易水道特別会計決算の認定について
第37 議案第155号 平成16年度守門村下水道特別会計決算の認定について
第38 議案第156号 平成16年度守門村介護保険特別会計決算の認定について
第39 議案第157号 平成16年度守門村観光事業特別会計決算の認定について
第40 議案第158号 平成16年度入広瀬村一般会計決算の認定について
第41 議案第159号 平成16年度入広瀬村特別会計国民健康保険決算の認定について
第42 議案第160号 平成16年度入広瀬村特別会計老人保健決算の認定について
第43 議案第161号 平成16年度入広瀬村特別会計国民健康保険直営診療施設決算の認
定について
第44 議案第162号 平成16年度入広瀬村特別会計へき地診療所決算の認定について
第45 議案第163号 平成16年度入広瀬村特別会計介護保険決算の認定について
第46 議案第164号 平成16年度入広瀬村特別会計水道業務決算の認定について
第47 議案第165号 平成16年度入広瀬村特別会計集落排水施設決算の認定について
第48 議案第166号 平成16年度小出郷広域事務組合一般会計決算の認定について
第49 議案第167号 平成16年度小出郷広域事務組合小出郷ふるさと市町村圏事業特別
会計決算の認定について
第50 議案第168号 平成16年度北魚沼郡養護老人ホーム組合一般会計決算の認定につ
いて
第51 議案第169号 平成16年度小出郷体育館・福祉センター組合会計決算の認定につ
いて
第52 議案第170号 平成16年度魚沼市一般会計決算の認定について
第53 議案第171号 平成16年度魚沼市国民健康保険特別会計決算の認定について
第54 議案第172号 平成16年度魚沼市老人保健特別会計決算の認定について
第55 議案第173号 平成16年度魚沼市介護保険特別会計決算の認定について
第56 議案第174号 平成16年度魚沼市診療所特別会計決算の認定について
第57 議案第175号 平成16年度魚沼市スキー場事業特別会計決算の認定について
第58 議案第176号 平成16年度魚沼市宅地造成事業特別会計決算の認定について
第59 議案第177号 平成16年度魚沼市簡易水道事業特別会計決算の認定について
第60 議案第178号 平成16年度魚沼市流域関連下水道事業特別会計決算の認定につい
て
第61 議案第179号 平成16年度魚沼市下水道事業特別会計決算の認定について
第62 議案第180号 平成16年度魚沼市病院事業会計決算の認定について
第63 議案第181号 平成16年度魚沼市ガス事業会計決算の認定について
第64 議案第182号 平成16年度魚沼市上水道事業会計決算の認定について
第65 議案第183号 平成16年度魚沼市簡易水道事業会計決算の認定について
第66 議案第184号 平成16年度魚沼市公共下水道事業会計決算の認定について
第67 議案第185号 平成16年度魚沼市農業集落排水事業会計決算の認定について
出席委員(24名)
2番 森 山 英 敏 君 3番 森 山 博 君
4番 桐 生 克 己 君 5番 山 之 内 伸 一 郎 君
6番 皆 川 雄 二 君 7番 大 平 悦 子 君
8番 五 十 嵐 昭 夫 君 9番 桜 井 将 君
10番 星 孝 司 君 11番 山 田 仁 視 君
12番 住 安 孝 夫 君 13番 大 塚 フ ミ 子 君
14番 星 野 邦 子 君 15番 大 屋 角 政 君
16番 高 橋 半 重 郎 君 17番 榎 本 春 実 君
18番 佐 藤 守 君 19番 浅 井 守 雄 君
20番 佐 藤 貞 一 君 21番 桜 井 稔 君
22番 高 橋 和 福 君 23番 神 保 隆 君
24番 星 謙 一 君 25番 山 田 昭 雄 君
(議 長 岡 部 忠 好 君)
欠席委員(1名)
1番 森 島 守 人 君
地方自治法第121条の規定により説明のために出席した者の職・氏名
市 長 星 野 芳 昭 君
副 市 長 佐 藤 武 邦 君
収 入 役 星 忠 嗣 君
教 育 長 町 田 昌 君
代表監査委員 佐 藤 英 重 君
総 務 課 長 小 島 克 朗 君
財 政 課 長 清 塚 英 明 君
税 務 課 長 星 完 一 君
管 財 課 長 佐 藤 隆 君
広報広聴課長 井 口 博 君
市 民 課 長 桜 井 伸 一 君
地域振興課長 渡 辺 隆 君
文化振興課長 小 幡 誠 君
子育て支援課長 大 渕 好 文 君
保 健 課 長 酒 井 正 男 君
堀之内病院事務長 滝 沢 直 行 君
環 境 課 長 大 羽 賀 周 一 君
農 林 課 長 桜 井 誠 一 君
商 工 課 長 柳 瀬 良 一 君
観 光 課 長 桜 井 忍 君
建 設 課 長 穴 沢 公 一 君
都市整備課長 佐 藤 一 晴 君
会 計 課 長 関 正 司 君
業 務 課 長 神 保 守 君
ガス水道課長 八 木 兵 司 君
下水道課長 小 池 一 久 君
消防総務課長 佐 藤 義 栄 君
学校教育課長 榎 本 勝 君
生涯学習課長 佐 藤 芳 隆 君
スポーツ振興課長 星 雅 美 君
監査委員事務局長 横 山 史 子 君
総務課長補佐 小 幡 典 男 君
企画課長補佐 大 島 良 一 君
福祉課長補佐 渡 辺 寅 夫 君
事務局職員出席者
議会事務局長 桜 井 清 博
庶務議事係長 湯 本 芳 枝
書 記 椛 澤 寿 一
書 記 上 重 綾 子
書 記 関 真 弓
開 議 (午前10時00分)
開議の宣告
委員長(佐藤 守君) ただいまの出席委員は24名であります。定足数に達していますので、これより平成16年度会計決算審査特別委員会を開会します。これより本日の会議を開きます。
諸報告
委員長(佐藤 守君) 報告事項を申し上げます。森島守人君は、本日早朝に母親がお亡くなりになりましたので、本日の会議を欠席する旨の届け出がありました。以上で報告を終わります。
本日からの議事日程はお手元に配付のとおりであります。
日程に入る前に、決算審査の方法についてお諮りします。全会計の補足説明が終わっておりますので、最初に決算審査意見書に対する質疑を行います。次に、議案第119号から議案第169号までの旧町村、旧組合会計決算については、旧町村、旧組合会計決算ごとに議題とし、その単位で質疑を行う。討論については、旧町村、旧組合における全会計決算に対する一括討論とし、採決については旧町村、旧組合における会計決算に対し、反対のある場合は個別に採決するが、反対のない場合は一括採決といたします。議案第170号から議案第185号までの魚沼市会計決算については、全会計を一括議題とし、最初に総括質疑を行います。次に、一般会計の歳入から質疑を行い、歳出の質疑については款ごとに質疑を行います。順次特別会計及び企業会計について、歳入歳出一括で質疑を行います。討論については、全会計決算に対する一括討論とし、採決については個別に採決とします。以上のようにしたいと思うが、これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長(佐藤 守君) 異議なしと認めます。よって、そのように決定をいたします。
委員長(佐藤 守君) 最初に、決算審査意見書についての質疑を行います。議席番号9番、桜井将君の発言を許します。桜井将君。
9番(桜井 将君) おはようございます。桜井でございます。広神村の決算審査意見書について質問をしたいと思います。広神村一般会計の村税の収納率が、これは打ち切り決算でありますので、当然のことでありますけれども、57.6%、繰り越した滞納額2億4,000万というふうに書いてありますけれども、打ち切り決算でありますので、不納の額がどうだとかということよりも、その滞納の理由の内訳はどんなことであったのか、また監査委員が審査意見として収納率の向上に努力し、収納体制の強化を図るようにというふうに指導されておられますけれども、何か具体的な方法について指導があったのかどうかお尋ねをしたいと思います。
委員長(佐藤 守君) 答弁を許します。佐藤代表監査委員。
代表監査委員(佐藤英重君) お答えをいたします。税の滞納問題につきましては、非常に重要な課題というふうに認識をいたしております。そんな観点から審査をさせていただきましたが、あくまでも通年ベースと申しますか、10月末で打ち切りになっておるわけでございまして、私どもはあくまでも年度末というようなことで、そういう視点から審査を重視して実施をいたしました。
お尋ねのどういう内容であるかというようなことにつきましては、各町村別のそういった中身については精査を実はしてございません。一つは、納期の問題もあるわけでございまして、広神村についてはさきにお話もありましたように12期ということで一番納期が長くなっております。6期から12期ということで分かれておるわけでございますけれども、そんなことで打ち切り決算時点の未収額と申しますか、多いか少ないかということについてはそういうような納期の問題もありますので、一概には言えないと思います。広神村の方に話を戻してお話をいたしますと、内容的にはそうでございますが、精査をしてございませんでした。
市全体の問題でどうかということでございますが、非常にそういうようなことで収納率が低くなっております。いろいろと担当課長等からそういう事情等をお聞きいたしまして、私どもも勉強したわけでございますけれども、結論といたしましては努力をしているということについては認めざるを得ないと思いますけれども、そういう数字を前提にお話をするということになりますと、ただ漠然と努力をするということでは市民も納得しないだろうというようなことでお話をさせていただきました。今後は、具体的な数値目標を掲げましてやっていただきたいというようなことで結論といたしましては督励をいたしたところでございます。以上でございます。
委員長(佐藤 守君) 桜井将君。
9番(桜井 将君) 当然のことでありますけれども、魚沼市の決算につながっておりますので、同じことが言えるわけですけれども、市の会計につなげてお尋ねをしたいと思います。一般会計、特別会計の不納欠損、それから収入の未済、企業会計の欠損等が非常に多くあって気になるわけですが、決算書の結果を見ますと、私の見間違いならよろしいのですけれども、不納欠損、収入未済、繰越欠損等28億近い金額があるように思えるわけであります。その後収納されているのもあると思いますけれども、また企業会計では未収入金というふうに計上しているものがあるわけですが、これも恐らくその後収入されたものと、また収入しにくいものとあるのではないかというふうに思うわけであります。今後の税の徴収、滞納整理についてはやはり本腰をかけていかないととんでもないことになるのではないか、だんだん累積されていくのではないかというふうに危惧をしているわけでございます。そんな観点から、監査委員の重ねてのご意見と市長の見解をお聞きして終わりたいと思います。
委員長(佐藤 守君) 佐藤代表監査委員。
代表監査委員(佐藤英重君) ご指摘ありがとうございます。そのようなことで私も全く同じような意識のもとにいろいろとお話、調査をさせていただいております。それで、体制につきましては震災とかいろいろありまして、非常にかわいそうな部分もあると思います。税務課長は、全くうってつけな方、誠実な方でございまして、本当に努力をしていると。課員も同様でございます。そういうことはよくわかっておりますけれども、いかんせん震災の減免とか家屋調査とかいろいろありまして、賦課の問題もそうでございます。そんなことで、この年度末ではそんなことでございましたけれども、いろいろとその後の推進状況につきましては鋭意努力されているということについては私どもも伺いました。というようなことで、具体的には私どもがどうのこうのと言うことでございませんけれども、そういうことがうかがえますので、実績は上がっていくのではないかと思います。
一つは、収納もそうでございますけれども、どうしても焦げついてどうしようもないということについては相当調べておられるようでございますけれども、これは徹底的に最後までやっていただいて、一つの処分方法もあるわけでございますので、そんなことで淡々と法令に従ってするべきはやった方がいいのではないかということもお話を申し上げています。しかし、それよりも積極的に収納の率を上げていただくということが大事でございますので、担当者は十分認識をしておりますので、これから数字は上がってくると思います。それについては、たがという問題ございますけれども、頑張っていただきたいというふうに思っております。全く同感でございます。以上でございます。
委員長(佐藤 守君) 星野市長。
市長(星野芳昭君) 市長の見解ということでございますが、8月の17日から監査委員のお二方から70会計につきまして8月の31日まで監査をそれぞれ実施していただきました。その31日の最終日に講評をいただいたわけでありますが、その日の第1の講評のお話の中では、市税の滞納について大変これでは困るということで厳しいご指導をいただいたところであります。今代表監査委員が申し上げましたように、その後滞納の中でも大口につきましては個々に対応させていただいておりまして、一部には欠損にならないような段階でそれぞれ納入いただくような了解をいただいて、しかも既に入に見込まれている部分もあるようでありますが、しかし合併前からのなかなか厳しい焦げつき等も中には見られないばかりではありません。しかし、甘い考えではこの部分についてはいけないわけでありますので、監査委員のご指摘のとおりの指導をこれからも続ける予定であります。
委員長(佐藤 守君) ほかに質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長(佐藤 守君) 質疑なしと認めます。これで質疑を終結します。
議案第119号 平成16年度堀之内町一般会計決算の認定について
議案第120号 平成16年度堀之内町国民健康保険事業特別会計決算の認定について
議案第121号 平成16年度堀之内町老人保健特別会計決算の認定について
議案第122号 平成16年度堀之内町介護保険事業特別会計決算の認定について
議案第123号 平成16年度堀之内町病院事業会計決算の認定について
議案第124号 平成16年度堀之内町水道事業会計決算の認定について
議案第125号 平成16年度堀之内町ガス事業会計決算の認定について
議案第126号 平成16年度堀之内町下水道事業会計決算の認定について
委員長(佐藤 守君) 日程第1、議案第119号 平成16年度堀之内町一般会計決算の認定についてから日程第8、議案第126号 平成16年度堀之内町下水道事業会計決算の認定についてまでの8件を一括議題といたします。これから、質疑を行います。議席番号1番、森島守人君につきましては、先ほど申し上げました件で欠席でございますので、この通告は取り下げさせていただきます。
議席番号5番、山之内伸一郎君の発言を許します。5番、山之内伸一郎君。
5番(山之内伸一郎君) それでは、堀之内町の73ページをお願いしたいと思います。病院費の当初予算案1億9,106万というふうに出てございますが、この病院費の予算をつくるに当たっての積算根拠みたいなものをどういうふうにしてこの補助金を決めるのか、ご説明をお願いしたいと思います。
委員長(佐藤 守君) 滝沢病院事務長。
堀之内病院事務長(滝沢直行君) 今ほど山之内委員からご質問がありました一般会計の方からの病院への負担金等でありますが、これにつきましては地方公営企業に一般会計から繰り出される負担金等につきましては、総務省の自治財政局長から毎年度通知される基準がございます。それに基づきまして病院事業に係る繰出金を算定しておるところでございます。
以下簡単に申し上げますが、まず建設改良に要する経費でございますが、これは企業債の元利償還金の3分の2、続きまして救急医療の確保に要する経費としまして救急告示病院に対して医師等の待機及び空床、ベッドをあけておく必要性がございますので、その確保等救急医療の確保に必要な経費ということでございます。3番目でありますが、保健衛生行政事務に要する経費、これは行政の方で行います集団健診、あるいは医療相談等に要する経費のうち、これの収入をもって充てることができないと認められる相当額といううたい方でございます。その次でありますが、医師及び看護師等並びに経営研修に関する経費でございます。これは、医療従事者の研究、研修に要する費用及び病院事業の経営研修に要する費用を繰り入れるものとするということでございます。続きまして、一番大きい部分でありますが、不採算地区病院の運営に要する経費というのがございます。これは、不採算地区病院の運営に要する経費のうち、その経営に伴う収入をもって充てることができないと認められる相当額ということであります。なお、不採算地区病院といいますのは、病床数100床未満または1日平均入院患者数100人未満でありまして、かつ1日平均外来患者数が200人未満である一般病院のうち、当該病院の所在する市町村内に他の一般病院がないものということでございます。なお、合併に伴いまして魚沼市においては病院が一般病院としましては堀之内病院と小出病院という形になったわけでありますが、今ほど申し上げました基準につきましては、今回の合併についてはそのまま特例的に不採算地区病院として認めるということになっておりますので、そのまま計算をしてございます。その次に共済組合の追加費用の負担に要する経費というものがございます。これは、地方公務員等共済組合法の長期給付等に関する施行法に係る共済の追加費用の負担ということでございます。もう一点、最後になりますが、地方公営企業職員に係る基礎年金拠出金に係る公的負担に要する経費ということで、地方公営企業のうち経常費用に対する不足額を生じている事業で基礎年金拠出金に係る公的負担金額ということであります。
なお、先ほど申し上げました総務省の局長通知によりますと、病院に関係する繰り出し基準の項目は全体で16項目ございますが、当堀之内病院については今お話しした7項目が該当するということになります。以上であります。
委員長(佐藤 守君) 5番、よろしいですか。
5番(山之内伸一郎君) はい。
委員長(佐藤 守君) ほかに質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長(佐藤 守君) 質疑なしと認めます。これで議案第119号から議案第126号までの8件の質疑を終結します。
これから、議案第119号 平成16年度堀之内町一般会計決算の認定についてから議案第126号 平成16年度堀之内町下水道事業会計決算の認定についてまでの8件の討論を行います。討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長(佐藤 守君) 討論なしと認めます。これで討論を終結します。
これから、議案第119号 平成16年度堀之内町一般会計決算の認定についてを採決します。お諮りします。本決算を認定することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕
委員長(佐藤 守君) 異議がありますので、起立によって採決します。本決算を認定することに賛成の委員は起立願います。
〔賛成者起立〕
委員長(佐藤 守君) 起立多数であります。よって、議案第119号は認定することに決定されました。
これから、議案第120号 平成16年度堀之内町国民健康保険事業特別会計決算の認定についてを採決します。お諮りします。本決算を認定することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕
委員長(佐藤 守君) 異議がありますので、起立によって採決をいたします。本決算を認定することに賛成の委員は起立願います。
〔賛成者起立〕
委員長(佐藤 守君) 起立多数であります。よって、議案第120号は認定することに決定されました。
お諮りします。議案第121号 平成16年度堀之内町老人保健特別会計決算の認定についてから議案第126号 平成16年度堀之内町下水道事業会計決算の認定についてまでの6件について一括採決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長(佐藤 守君) 異議なしと認めます。お諮りします。議案第121号から議案第126号までの6件について認定することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長(佐藤 守君) 異議なしと認めます。よって、議案第121号から議案第126号までの6件については認定することに決定されました。
議案第127号 平成16年度小出町一般会計決算の認定について
議案第128号 平成16年度小出町国民健康保険事業特別会計決算の認定について
議案第129号 平成16年度小出町老人保健特別会計決算の認定について
議案第130号 平成16年度小出町介護保険特別会計決算の認定について
議案第131号 平成16年度小出町小出スキー場事業特別会計決算の認定について
議案第132号 平成16年度小出町下水道事業特別会計決算の認定について
議案第133号 平成16年度小出町ガス事業会計決算の認定について
議案第134号 平成16年度小出町上水道事業会計決算の認定について
議案第135号 平成16年度小出町簡易水道事業特別会計決算の認定について
委員長(佐藤 守君) 日程第9、議案第127号 平成16年度小出町一般会計決算の認定についてから日程第17、議案第135号 平成16年度小出町簡易水道事業特別会計決算の認定についてまでの9件を一括議題とします。これから、質疑を行います。議席番号5番、山之内伸一郎君の発言を許します。5番、山之内伸一郎君。
5番(山之内伸一郎君) 小出町の85ページをお願いいたします。ここに商工振興費として金融対策事業とありますが、これについてはどういう目的でどういうふうにやっておられるのか説明をお願いいたします。
委員長(佐藤 守君) 答弁を許します。柳瀬商工課長。
商工課長(柳瀬良一君) それでは、小出町の予算、85ページでございますが、金融対策事業につきまして事業内容についてお答えさせていただきたいと思います。小出町におきましては、金融対策として制度資金、ご承知のことかと思いますが、地方産業育成資金、それから小規模企業景気対策資金、それから商工中金、3種類ございます。それぞれの資金につきましては、年度当初貸し付けに必要となる原資の一部をそれぞれ金融機関に預託金として納めさせていただいております。そして、年度末に預託金の額を回収するという全体のシステムになっております。備考欄に記載しております預託金1億800万の内訳でございますが、まず地方産業育成資金につきましては1,600万円を預託しております。それから、小規模企業景気対策資金につきましては8,700万円をそれぞれ金融機関の方に預託しております。商工中金については、500万ということで、全体合計ですと預託金の額1億800万ということになっております。なお、この資金につきましては年度途中合併ということになりましたので、引き続き魚沼市として預託金の額は引き継いでおります。そういった状況になっておりますので、よろしくお願いしたいと思います。以上でございます。
委員長(佐藤 守君) 5番、山之内伸一郎君。
5番(山之内伸一郎君) じゃあ、町が預託金を出してその範囲の中で貸し付けをやると、こういうふうに私は聞きましたが、それを借りる場合についての限度額とか、あるいは利率等についてご説明をお願いします。
委員長(佐藤 守君) 柳瀬商工課長。
商工課長(柳瀬良一君) お答えさせていただきます。まず、地方産業育成資金でございますが、資金の使途でございますが、運転資金、設備資金、いずれもオーケーでございます。限度額は1,000万円、利率につきましては通常の場合ですと2.45%、信保つきでありますと1.95でございます。融資期間につきましては、運転資金につきましては5年以内、設備資金につきましては7年以内ということで、原則元利均等償還という形になっております。
なお、それから小規模企業景気対策資金でございますが、資金の使途といたしましては運転資金、設備資金、同じでございます。限度額がこの場合は500万円でございます。利率につきましては、通常の場合ですと2.1%、信保つきですと1.6%でございます。それから、融資期間につきましては7年以内ということになっております。
この小規模企業景気対策資金と地方産業育成資金の違いでございますが、景気対策資金につきましては500万円ということで非常に融資額、てっぺん金額が少のうございます。それは、通常非常に使いやすい資金ということでございますし、違いの大きなところは、ここの分につきましては信用保証料を町で負担しているということでございます。地方産業育成資金につきましては、それはないということでございます。
それから、商工中金につきましてはそれぞれ組合の方々が直接商工中金の方に行きましてさせていただくということで、具体的な利率等につきましては金融機関、商工中金と借りる側の協議によって決めさせてもらっているというような状況でございます。以上でございます。〔「了解」と呼ぶ者あり〕
委員長(佐藤 守君) 5番、山之内伸一郎君、もう一点通告してあるようでありますけれども、よろしいですか。〔「了解と言ったんだからいいんじゃない」と呼ぶ者あり〕はい。ほかに質疑ありませんか。6番、皆川雄二君。
6番(皆川雄二君) 済みません、通告していなくて申しわけありませんけれども、先回の産業建設委員会で課長さんにお聞きしたのですけれども、こまみの露天ぶろの屋根が片方なくなっているのですけれども、これ小出町時代では二つつけるということで委員会では説明をいただきまして、この予算を、16年度の予算を通して魚沼市に引き継いだということで、現在は屋根が本当に二つ必要かどうかは別としましてもきちっと委員会ではそういう課長からの発言がありましたので、この屋根に対してどうなるのか説明いただきたいと思います。
委員長(佐藤 守君) 答弁を許します。柳瀬商工課長。
商工課長(柳瀬良一君) それでは、当時担当しておりましたので、私の方から説明させていただきます。今ほど皆川委員のお話のとおり、当時の小出町の委員会におきましては、計画時両方屋根つきということになっておったわけでございます。というのは、まだ具体的に積算まではやっていない状況でした。ただ、全体イメージとしてそんな形にできればやりたいということで委員会の皆さんにはお話しさせていただいたということでございます。したがいまして、その時点でこれが決定ですという、ちょっと言い方が違うかもわかりませんが、これで発注しますという形ではなくて、あくまでも露天ぶろのイメージということで委員会の皆さんにご報告させていただいたということでございます。その後につきましては、地震等によって一部中断があったわけでございますが、具体的な積算をしていく中で全体予算の中でどうしても片方の屋根ができなかったということで今に至っているというような状況でございます。以上でございます。
委員長(佐藤 守君) 6番、皆川雄二君。
6番(皆川雄二君) では、今後は屋根なしということで運営していくということでよろしいでしょうか。
委員長(佐藤 守君) 桜井観光課長。
観光課長(桜井 忍君) 今ほどの質問でございますが、今までの小出町の経緯も踏まえまして検討させていただきます。
委員長(佐藤 守君) ほかに質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長(佐藤 守君) 質疑なしと認めます。これで議案第127号から議案第135号までの9件の質疑を終結します。
これから、議案第127号 平成16年度小出町一般会計決算の認定についてから議案第135号平成16年度小出町簡易水道事業特別会計決算の認定についてまでの9件の討論を行います。討論ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長(佐藤 守君) 討論なしと認めます。これで討論を終結します。
これから、議案第127号 平成16年度小出町一般会計決算の認定についてを採決します。お諮りします。本決算を認定することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕
委員長(佐藤 守君) 異議がありますので、起立によって採決いたします。本決算を認定することに賛成の委員は起立願います。
〔賛成者起立〕
委員長(佐藤 守君) 起立多数であります。よって、議案第127号は認定することに決定されました。
これから、議案第128号 平成16年度小出町国民健康保険事業特別会計決算の認定についてを採決します。お諮りします。本決算を認定することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長(佐藤 守君) 異議なしと認めます。よって、議案第128号は認定することに決定されました。
これから、議案第129号 平成16年度小出町老人保健特別会計決算の認定についてを採決します。お諮りします。本決算を認定することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長(佐藤 守君) 異議なしと認めます。よって、議案第129号は認定することに決定されました。
これから、議案第130号 平成16年度小出町介護保険特別会計決算の認定についてを採決します。お諮りします。本決算を認定することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕
委員長(佐藤 守君) 異議がありますので、起立によって採決をいたします。本決算を認定することに賛成の委員は起立を願います。
〔賛成者起立〕
委員長(佐藤 守君) 起立多数であります。よって、議案第130号は認定することに決定されました。
お諮りします。議案第131号 平成16年度小出町小出スキー場事業特別会計決算の認定についてから議案第135号 平成16年度小出町簡易水道事業特別会計決算の認定についてまでの5件について一括採決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長(佐藤 守君) 異議なしと認め、一括採決いたします。お諮りします。議案第131号から議案第135号までの5件について認定することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長(佐藤 守君) 異議なしと認めます。よって、議案第131号から議案第135号までの5件については認定することに決定されました。
議案第136号 平成16年度湯之谷村一般会計決算の認定について
議案第137号 平成16年度湯之谷村国民健康保険特別会計決算の認定について
議案第138号 平成16年度湯之谷村老人保健特別会計決算の認定について
議案第139号 平成16年度湯之谷村介護保険特別会計決算の認定について
議案第140号 平成16年度湯之谷村歯科診療所特別会計決算の認定について
議案第141号 平成16年度湯之谷村水道事業特別会計決算の認定について
議案第142号 平成16年度湯之谷村下水道事業特別会計決算の認定について
委員長(佐藤 守君) 日程第18、議案第136号 平成16年度湯之谷村一般会計決算の認定についてから日程第24、議案第142号 平成16年度湯之谷村下水道事業特別会計決算の認定についてまでの7件を一括議題といたします。これから、質疑を行います。議席番号5番、山之内伸一郎君の発言を許します。5番、山之内伸一郎君。
5番(山之内伸一郎君) 委員長さんが余りてきぱきとやるもので、何か忙しいような気分になって、もうちょっとゆっくりおおらかにお願いをしたいと思っています。では、幾つか湯之谷村の決算についてお尋ねをさせていただきます。くれぐれもあれですが、私わからないもので聞くので、反対とか異議ありとか、そういうことではございませんので、ひとつわかるように説明をお願いします。まず、第1点……〔何事か呼ぶ者あり〕いやいや、わからないから聞いているのだ。49ページ、尾瀬サミット事業というふうにありますが、これについては非常に興味がありますので、どういう事業であるか説明をまず第1点。
次に、同じく49ページの一番下、消雪用井戸改良事業、かなり高額の事業費が上がっているようですが、これの具体的な内容をお願いしたいと思います。
その次に……〔「一問一答」と呼ぶ者あり〕そうか。では、お願いします。
委員長(佐藤 守君) 答弁を許します。桜井観光課長。
観光課長(桜井 忍君) 尾瀬サミット事業費についてご説明をさせていただきたいと思います。まず、尾瀬サミットの経緯につきまして簡単に申し上げたいと思いますが、今から三十数年前でありますが、日本の経済が高度成長期に向かうにつれ、公害問題を初め環境問題が大きく取り上げられてきました。当時環境庁から現在の環境省になり、環境行政が大きく踏み出したのがこのころであったと言われております。この環境省ができる一つのきっかけとなりましたのが当時尾瀬に自動車道を通すという問題がありました。これにつきましては、自然保護、環境破壊につながるということで国民的な関心が高まり、行政としても無視できない問題となりまして、現在の環境省になったと言われる一つのことだと言われております。平成4年でありますが、当時の新潟県知事、群馬県知事、福島県知事が尾瀬に集まりまして、尾瀬の保護について協議をし、その後平成7年に尾瀬保護財団を設立いたしました。この尾瀬保護財団は3県、新潟県、群馬県、福島県を初め、旧湯之谷村、福島県の檜枝岐村、群馬県の片品村、環境省や尾瀬に関係する団体で構成しておりますが、年に1回現地で尾瀬保護について協議する場を設けました。これが尾瀬サミットと言われるものでございます。尾瀬サミットも3年前からサミット会場を現地だけでなく関係する自治体の尾瀬に近い場所で開催することにより、行政だけでなく地域住民も尾瀬保護について関心を持ち、広く全国に発信するため、平成15年度は檜枝岐村本村で開催されました。引き続き平成16年度におきましては小池環境大臣のご出席をいただき、旧湯之谷村銀山平を会場として開催いたしました。尾瀬保護財団主催の尾瀬サミットでありますが、世界遺産に匹敵するような尾瀬地域を今後も関係者が保全、保護に取り組むため、開催自治体でもサミット運営費の一部を負担することとなりまして、旧湯之谷村で尾瀬サミット事業費として支出したものでございます。ちなみに、平成17年度は群馬県の片品村で開催されております。以上です。
委員長(佐藤 守君) 渡辺地域振興課長。
地域振興課長(渡辺 隆君) 次の消雪用井戸改良につきましてご説明申し上げます。
この事業につきましては、49ページから53ページまでわたっておりますが、電源開発の揚水発電事業撤退に伴います地域振興事業でございまして、そのうちの一つでございますが、湯之谷村で村内の消雪用の施設の整備をこの事業の中で行ったということでございます。内容につきましては、湯之谷村の村有の施設約190カ所の消雪用施設の点検をいたしまして、その結果に基づきまして井戸の洗浄21件、それから制御盤の取りかえ4件、降雪探知器の取りかえ3件を行った事業費でございます。以上でございます。
委員長(佐藤 守君) 5番、山之内伸一郎君。
5番(山之内伸一郎君) この地域振興事業の一環ということで、同じく51ページの教育環境林おったて施設整備事業土地購入費、こういうふうにありますが、これについてはどういう目的でどういうものなのですか。
委員長(佐藤 守君) 渡辺地域振興課長。
地域振興課長(渡辺 隆君) この事業につきましても同じく揚水発電の撤退に伴います地域振興事業の一部でございますが、これにつきましては折立地区でございます。教育環境林おったて施設整備事業ということでございまして、その用地といたしまして湯之谷村が長岡地域土地開発公社から取得いたしました用地賠償費でございます。当初この土地は、新潟県共済農業組合連合会が温泉保養施設を建設する際に昭和48年に取得したものですが、平成8年に施設を閉鎖し、土地を長岡地域土地開発公社に売却をしております。同年この土地と施設を電源開発株式会社が湯之谷揚水発電の調査所として利用するため、土地開発公社から土地の一部を貸し付け、また建物は売却をいたしております。その後、電源開発株式会社が湯之谷揚水発電から撤退をいたしましたため、この土地を湯之谷村が取得し、地域振興事業に活用を計画したものでございます。計画の内容につきましては、この土地を活用いたしまして地域の交流人口の拡大を行いまして地域活性化を図るものでございます。旧宿泊棟、ただいま堀之内の方が避難されているところでございますが、これにつきましては解体撤去をいたします。そのほかサイクリングロードの整備、広場の造成、体験交流施設の整備を行うものでございます。総面積は、16万4,240平方メートルでございまして、15年度に山林11万1,000平方メートルほどを既に購入済み、16年度の今回の決算に掲載されましたものが5万2,844平米ということでございまして、その賠償費が8,500万円ということでございます。以上です。
委員長(佐藤 守君) 5番、山之内伸一郎君、もう一点あろうかと思いますが。5番、山之内伸一郎君。
5番(山之内伸一郎君) 77ページをお願いいたします。緊急地域雇用特別基金というふうにありますが、この事業内容と目的を説明お願いします。
委員長(佐藤 守君) 柳瀬商工課長。
商工課長(柳瀬良一君) それでは、緊急基金事業につきましてご説明させていただきたいと思います。決算書77ページに記載のとおりでございますが、内容につきまして若干補足させていただきたいと思います。湯之谷村予算では3事業ということで、合計でございますが、494万4,548円が基金事業として掲載されております。この事業につきましては、平成13年度からスタートいたしまして、最終、16年度で終わりになりました。4年間の期限つきの雇用創出事業ということでございます。13年度当初から非常に全国的に雇用環境が悪化したというような状況がございまして、各地域におきまして新たな雇用を創出したいということでこの基金事業が設立されたということでございます。内容につきましては、地方公共団体が直接雇用する場合、あるいは委託等によりまして民間の方々から新しい雇用を出していただくというような考え方になっております。ちなみに、先ほどお話ししたとおり16年度でこの事業は終わりになったということでございます。
それでは、この湯之谷村の内容でございますが、まず第1に特別な教育的学習支援事業ということで264万9,272円ということでございます。この事業につきましては、まず目的でございますが、児童の健全的発育が行えるよう学校における生活や学習上の困難を改善、または克服するよう適切な教育や指導を通じて必要な支援を行うという考え方になっております。内容につきましては、個別に指導を必要とする児童に対して学校における生活や学習上の困難を改善、または回復するようにということの内容になっております。事業につきましては直接事業ということで、これにつきましては学校教育課が今現在引き継いでおりますが、直接事業という考え方でございます。16年度につきましては、この事業によりまして2人新規雇用という考え方になっております。
続きまして、自然環境保全と地域の自然再確認キャンペーン事業ということでございます。この事業につきましては、目的でございますが、温泉、奥只見、尾瀬などを中心とした観光ポイントや林道、沢等でございますが、ごみの空き缶等の不法投棄の現状を調査し、収集活動を行うというものでございます。内容につきましては、駐車場あるいは登山口、案内看板設置とか、そういった部分でございますが、そういった部分の調査、収集活動がメーンになっております。これにつきましては、委託先が社団法人小出地域シルバー人材センターということで、新規雇用は6人になっております。
それから、最後になりますが、林道登山道等景観整備事業でございます。これにつきましては、湯之谷村では林道、遊歩道等の整備を進めてきたところでございますが、管理の立ちおくれが非常に目立っております。さらに、散策コースの非常にニーズが高まっているということもございまして、これらの林道、遊歩道の整備を行ったり、あるいは周辺環境の整備を行い、新しい観光スポットをつくり出していこうということでございます。内容につきましては、林道沿線4路線、遊歩道1路線、両わきの2.5メーターの草刈り等が中心になっております。委託先でございますが、湯之谷村の森林組合ということになっております。新規雇用は4人ということになっております。よろしくお願いします。
委員長(佐藤 守君) 5番、山之内伸一郎君、よろしいですか。〔「はい」と呼ぶ者あり〕
次に、議席番号3番、森山博君の発言を許します。3番、森山博君。
3番(森山 博君) 湯之谷村一般会計決算の47ページ、備考欄の中の上の方に訴訟関連事業というのがございます。金額的には本当にささいなものでありますけれども、実は魚沼市の決算の中でも61ページを見ていただくと同じ訴訟関連事業というようなことで、これも金額的には幾らでもないのですけれども、計上されております。それで、まず第1点目にお聞きしたいのがこの訴訟事業そのものの内容をちょっとお聞かせをいただきたいと思います。
委員長(佐藤 守君) 答弁を許します。星野市長。
市長(星野芳昭君) この件につきましては、合併後実は議会で今までお話をする機会がございませんでした。実は、この議会の最終日、19日に、今の予定でありますが、判決が言い渡される予定になっておりまして、今まだ訴訟中でございますけれども、概要についてちょっと私の方でずっと、本当にまとめたその部分だけでしかないかもわかりませんが、お話をしてみたいと思いますので、お聞きいただきたいと思っております。
月岡養豚団地関係でありまして、正式な名前といたしましては平成14年、これはワという形になっておりますが、第238号損害賠償請求事件、こういう内容であります。訴状の日付は平成14年11月21日、原告は渋谷厚治、被告は魚沼市、当時は湯之谷村であります。請求の主旨でありますが、1番といたしまして、被告は原告に対し、被告というのは魚沼市ということでご理解いただきたいと思っております。原告に対し、金8,065万2,159円及びこれに対する本訴状送達の日の翌日から支払い済みまで年5分の割合による金員を支払え、二つ目といたしまして、訴訟費用は被告の負担とするとの判決並びに仮執行の宣言を求める、これが原文であります。
それから、これからずっともう何回となく、何十回でしょうか、双方が呼び出しを受けて長岡の裁判所の方でいろいろと論議してきた経過がありますけれども、要旨だけ申し上げたいと思います。なお、この中で前村長という言葉を使いますが、これは元村長ということで置きかえていただきたいと思います。本年10月19日10時から判決、これ主文であります。言い渡しが新潟地方裁判所長岡支部で行われます。判決文は、判決当日ではなく数日後に配付される見込みであります。控訴する場合は、判決文が届いてから2週間以内にしなければならないことになっております。原告の主張であります。訴状の概要ということでございますが、被告である湯之谷村は平成4年11月14日、工業団地を造成する目的で月岡養豚団地の土地を営業補償を含め2億円で買収するので、平成5年8月末日をもって養豚業を廃止してもらいたい旨申し受け、さらに農業振興地域適用除外手続を推し進める等をして原告ら、これは月岡の養豚団地組合であります、に湯之谷村が当該土地を買収するものと信頼させた。しかし、実際には村には買収の確実な、これは目途でありますが、めどがない状況下で原告をして確実に買収されるものと信じさせ、原告を廃業に至らしめたことについては原因と結果としての因果関係が認められ、湯之谷村は原告の営業権を侵害したものとして原告が養豚業を廃止したことによって生じた損害を賠償する義務がある。それから、この損害賠償請求額でありますが、まず一つとして原告が廃業後の平成6年から就労可能年齢67歳、これ平成27年となっております。これまでの22年間の営業利益6,588万1,064円、二つ目といたしまして補助金返済のための債務208万4,670円、三つ目といたしまして養豚組合解散費用35万4,411円、慰謝料500万円、弁護士費用733万2,014円、合計いたしまして8,065万2,159円となっております。
これに対しまして、被告、私ども側の反論であります。この答弁の概要でありますが、原告は前村長の強い指導、助言により平成5年8月をもって養豚業を廃止したと主張する。しかし、渋谷養豚の経営が順調であったならば廃業する必要はないのであり、前村長の指導、助言に従わなければならない必要性はない。原告の主張にかかわらず、養豚組合の組合員であった一人、この方は平成9年まで本件養豚団地で養豚業を現に営んでいた。この事実は、仮に前村長が本件土地の購入の意向を持っていたにせよ、原告らに対し、平成5年8月までに養豚業をやめるよう強く指導したなどということはなかったということを裏づけるものである。さらに、別の組合員は平成4年6月に既に養豚業を廃止した。したがって、同じ、同人、ドウニンでありますが、も前村長に言われたら廃業したなどというものではない。原告は、前村長との間であたかも本件土地売買の話が確約されたのごとく主張しているが、前村長が原告らが作成した覚書に署名することを断っていたものである。原告としても、本件土地を地方公共団体が買い受ける場合は当然議会の議決を必要とすることぐらいは常識として知っていたものである。反面、議会の議決がなければ本件土地の売買も成就しないことも当然常識として知っていたものと、このほかならないと思っている。原告は、前村長が本件土地の購入を検討する前に、既に養豚組合自身が本件土地を第三者に売却することを決め、不動産業者に売却を頼んでいた事実をよく認識すべきであり、今に至ってその責任を被告に転嫁するのは誤りであり、本訴は失当である。
上記の訴状及び答弁書をもとに各論点等について裁判が行われたものであります。なお、裁判における原告、被告の証拠、証言等につきましては多岐、多量になっておるために大分厚くなっておりましたので、省略をさせていただきます。
なお、今までの裁判の経過でありますが、平成14年11月21日に原告が今ほどのとおり長岡支部の方に提訴いたしました。同年12月3日に新潟地方裁判所長岡支部からの呼び出し及び答弁書の催告状がございました。14年12月27日、弁護士と委託契約を締結をいたしております。弁護士は、長岡市の畑弁護士と同じく長岡市の高橋弁護士であります。15年の1月20日、新潟地方裁判所長岡支部に答弁書を提出しております。15年1月27日の第1回の口頭弁論からずっと続いておりますが、この間全体で弁論準備が8回、尋問が5回、これから実際の弁論が4回なされております。この17年のことしの7月の13日に最終の弁論がございました。そして、先ほど申し上げましたようにこの19日に判決の言い渡しが予定されておりますが、議会の最終日でもありますので、できれば職員が裁判所の方に行っておりますので、この会期の中で、時間の中で内容がわかりましたら19日に報告をさせていただきたいと思っておりますが、ただ時間的に間に合わない場合につきましては、後刻内容についてまたご報告させていただき、ご相談をお願い申し上げたいと思っております。
地方自治法の施行令第5条の第1項に普通地方公共団体の廃置分合があった場合においては、その地域が新たに属した普通地方公共団体がその事務を継承する、この規定によりまして旧湯之谷村からこの魚沼市が裁判を継承することとなっております。以上であります。
委員長(佐藤 守君) 3番、森山君、よろしいでしょうか。〔「オーケーです」と呼ぶ者あり〕
ほかに質疑ありませんか。19番、浅井守雄君。
19番(浅井守雄君) 湯之谷ふれあい夏の雪まつりについて2点ほどお伺いいたしますが、昨年の議会では決算が認定されなかったというようなことで、その後そうした議会の意思をどのように引き継ぎ、生かしたのか、まず1点お伺いしたいと思います。
委員長(佐藤 守君) 答弁を許します。桜井観光課長。
観光課長(桜井 忍君) 今ほど委員の方からふれあい夏の雪まつりに関連してのご質問がありました。平成15年の当時、決算についての議会の認定が得られず、延び延びになったという経緯がございましたが、その後課内でもいろいろ議論を重ね、二度とああいう事態のないようにということで当時の村長とも打ち合わせを行い、議会の信頼、あるいは住民の皆さんの信頼を受けるべく努力をして今回に至っております。以上です。
委員長(佐藤 守君) 19番、浅井守雄君。
19番(浅井守雄君) 内容は、大体わかりますけれども、それを経験として今後生かすということですが、また違う観点からお伺いしたいと思いますが、ことしで第17回を迎え、相当歴史があるわけでございます。その中で県外のお客様が2万5,000人ということで、計2万8,000人、これは丸山スキー場1シーズンの入り込みが2日間で入られたということであります。そこでお伺いしたいわけですが、昨今はこの予算的な面でも相当厳しいというようなことで聞いておりますが、今後全国的に有名になったこの湯之谷の夏のふれあいまつりは合併と同時に縮小の傾向にあるのか、あるいはスケールメリットを生かしてそれを今後生かしていくのか、その辺の今後の方向性をお聞かせ願いたい。私は、できればこれを魚沼市全体としてもっと盛り上げていただきたいと思いますけれども、その点ご答弁願いたいと思います。
委員長(佐藤 守君) 桜井観光課長。
観光課長(桜井 忍君) 雪まつりの関連でありますが、今ほど委員言われたように7月の最終土日に2日間開催するわけですが、夏に雪まつりをすると、逆転の発想で今回17回を数えてきたわけですが、それ相当のここに来るまでの経緯、あるいは予算的ないろいろな問題もございました。2日間で千何百万というお金を投資して、ではその効果が実際にあるのかという議論も今までも随分議論を重ねてまいりました。また、地域の宿泊に結びつく、あるいは県外のお客様が来て地域に外貨を落としていくという経済効果につながるのかという議論も実行委員会の中で随分検討されてまいりました。しかしながら、2日間で先ほども言いましたように千数百万というお金が投資されるわけですので、私どもとしましてはそれらをもう少し考えようということで、ことしの17回目のときから実は予算の縮小という形で準備を進めてきました。今までですと昨年までは、昨年の実績でありますが、旧湯之谷村から500万を市に引き継いで500万の予算計上、それから指定寄附という形で民間の方から400万の、四百数十万ですが、指定寄附をいただきまして、それらとあと観光協会、あるいは地域の旅館組合等からの寄附金で賄ってきたわけなのですが、指定寄附の民間の業者の方も近年の経済情勢が非常に厳しいという状況の中で指定寄附もできるだけ少ない形で運営をしようと、そのかわりその内容についても考えを新たにしようということで、銀山平で雪まつりをする、なぜ銀山平なのかという部分を改めて原点に返ろうということで準備を進めてまいりました。現在市の観光という部分を考えれば、皆さんご承知のようにこれだけの自然の中でいろいろな素材、宝物があるわけですので、祭りそのものも飲み食いだけの祭りでなくて、地域の自然を生かした地域の中で体験できる、自然体験できるような祭りに少しずつ今後は変えていこうということで、経費の方もそれ相応に節約することができました。ですので、今後もあの祭りにつきましては、夏に雪まつりをするという発想で17回を数えているわけですので、継続して一つの魚沼市の夏の風物詩になるように、あるいはそれらを全国に発信できるようなお祭りにしたいということで事務局としては考えております。以上です。
委員長(佐藤 守君) ほかに質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長(佐藤 守君) 質疑なしと認めます。これで議案第136号から議案第142号までの7件の質疑を終結します。
これから、議案第136号 平成16年度湯之谷村一般会計決算の認定についてから議案第142号 平成16年度湯之谷村下水道事業特別会計決算の認定についてまでの7件の討論を行います。討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長(佐藤 守君) 討論なしと認め、討論を終結します。
お諮りします。議案第136号 平成16年度湯之谷村一般会計決算の認定についてから議案第142号 平成16年度湯之谷村下水道事業特別会計決算の認定についてまでの7件について一括採決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長(佐藤 守君) 異議なしと認め、一括採決します。お諮りします。議案第136号から議案第142号までの7件について認定することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長(佐藤 守君) 異議なしと認めます。よって、議案第136号から議案第142号までの7件については認定することに決定されました。
ここで暫時休憩をいたします。
休 憩 (午前11時06分)
再 開 (午前11時16分)
委員長(佐藤 守君) 定足数に達しておりますので、休憩前に引き続き会議を再開いたします。
議案第143号 平成16年度広神村一般会計決算の認定について
議案第144号 平成16年度広神村国民健康保険事業特別会計決算の認定について
議案第145号 平成16年度広神村老人保健事業特別会計決算の認定について
議案第146号 平成16年度広神村介護保険特別会計決算の認定について
議案第147号 平成16年度広神村簡易水道事業特別会計決算の認定について
議案第148号 平成16年度広神村公共下水道事業特別会計決算の認定について
議案第149号 平成16年度広神村農業集落排水事業特別会計決算の認定について
議案第150号 平成16年度広神村宅地造成事業特別会計決算の認定について
委員長(佐藤 守君) 日程第25、議案第143号 平成16年度広神村一般会計決算の認定についてから日程第32、議案第150号 平成16年度広神村宅地造成事業特別会計決算の認定についてまでの8件を一括議題とします。これから、質疑を行います。議席番号5番、山之内伸一郎君の発言を許します。5番、山之内伸一郎君。
5番(山之内伸一郎君) 広神村の65ページをお願いいたします。ひとり親家族の医療費助成事業と、こういうふうにありますが、これについては男親のひとり親でも当然該当になるかなと、こう思っていますが、その辺をひとつお願いしたいと思います。
次に、71ページでございますが……一つだな。お願いします。
委員長(佐藤 守君) 大渕子育て支援課長。
子育て支援課長(大渕好文君) おっしゃるとおり父子家庭も該当になります。対象といたしましては、母子家庭、それから父子家庭、それから父、母が養育できない場合に祖父、祖母が養育をしているというケースにつきましても該当になりますし、またお子さんに一定の障害がある方につきましては20歳までが対象になるという制度でございます。
委員長(佐藤 守君) 議席番号5番、山之内伸一郎君。
5番(山之内伸一郎君) 71ページをお願いいたします。知的障害者の施設の支援事業というふうにありますが、この内容をお願いします。
委員長(佐藤 守君) 渡辺福祉課長補佐お願いします。
福祉課長補佐(渡辺寅夫君) ただいまの知的障害者施設支援事業についてお答えいたします。
知的障害者が施設に入所したり、また通所して授産等を受ける施設がございますけれども、それに要する費用でございます。それで、更生施設というのが入所して行われる施設でございますけれども、現在の入所者の数でございますが、六花園が5人、やいろの里が3人、魚沼更生園5人、また通って通所でもって授産される施設の方ですけれども、堀之内工芸が4人、湯之谷工芸が4人、ひろかみ工芸が16人、授産施設合計で24人ですし、先ほどの更生施設の方は13人の方であります。その方々の施設に要する費用を支払わせていただいております。以上です。
委員長(佐藤 守君) 次に、議席番号9番、桜井将君の発言を許します。
9番(桜井 将君) 私は、けさほどの質問と一部重複をいたしますので、質問を取りやめたいと思います。
委員長(佐藤 守君) 次に、議席番号15番、大屋角政君の発言を許します。15番、大屋角政君。
15番(大屋角政君) 一つは、民生費負担金についてであります。保育所運営費保護者負担金で国基準に対する軽減率は旧広神村ではどれほどだったかお伺いいたします。
委員長(佐藤 守君) 大渕子育て支援課長。
子育て支援課長(大渕好文君) 広神村の平成16年度の軽減率でございますが、19.6%でございます。
委員長(佐藤 守君) 15番、大屋角政君。
15番(大屋角政君) それと保育料の滞納による退所児童はいたかどうかお伺いいたします。
委員長(佐藤 守君) 大渕子育て支援課長。
子育て支援課長(大渕好文君) 保育料の滞納が原因でやめていただいたり、あるいは自分から退所したというケースは一件もなかったというふうに広神村の前担当課長、それから担当者から聞いております。
委員長(佐藤 守君) 15番、大屋角政君。
15番(大屋角政君) 次に、環境衛生費の中で合併浄化槽設置の集落状況、それと設置状況と管理について少しお伺いをしたいと思います。
委員長(佐藤 守君) 小池下水道課長。
下水道課長(小池一久君) それでは、私の方からお答えをさせていただきますが、旧広神村では建設課が窓口となっておりました。合併いたしまして下水道課の方が窓口になりましたので、よろしくお願いをいたします。まず、質問でございますけれども、基本的な下水道の関係の考え方を少しお話をさせていただきます。まず、旧町村では地域の汚水を集合的に処理をするということが適当だということの判断で各町村とも下水道事業ということを選択をしてやってきたという基本がございます。その中で、旧広神村の下水道の関係でございますけれども、小平尾地区、ここが一番早くて昭和51年に国の農村基盤整備事業で採択を受けて開始をしております。順次農業集落排水事業、それから特定環境保全公共下水道事業などを取り組んでまいっておりますけれども、何分この地域の集落の形態、それから人口の分布、その辺を考慮しますと集合処理が極めて困難な場所が点在をしていたのが現状でございました。その結果ですけれども、地域全体には当然生活排水等の環境整備を図るということが大前提でございますので、公共下水あるいは集落排水の入らない地域については厚生省所管の個人の合併浄化槽の設置事業で補完をしてきたということから現在に至っております。
それで、質問の内容でございますけれども、総括的にはこの地域で53基合併浄化槽が入っております。地域の数字がございますので、かなり細かくありますが、もし必要であれば手元にありますので、後ほどお上げも可能でございます。
それと管理でございますが、実は広神時代でございますけれども、補助金の対応でやってきております。俗に言えばお金を渡して、後は管理は個人で賄ってもらうというやり方でやってきております。以上です。
委員長(佐藤 守君) 15番、大屋角政君。
15番(大屋角政君) 大体状況がわかりました。次に、広域基幹林道であります林道事業費の権現堂線の現状と進捗度について、旧広神村時代でどれぐらいだったのかをお伺いいたします。
委員長(佐藤 守君) 桜井農林課長。
農林課長(桜井誠一君) それでは、お答えをさせていただきます。指摘の林道権現堂線については、平成9年度より工事着手をしてございまして、16年度までということでございますと広神工区につきましては計画延長が9,900メートルでございまして、16年度までの開設の延長が2,419メートルでございまして、24.4%の進捗率となってございます。今後の計画予定でございますけれども、広神工区におきましては現在林道の計画路線の前方の方に、約1,500平方メートルほど前方でございますけれども、造林地がございますので、その造林地まで開設をさせていただきたいというふうに考えてございます。なお、残りの延長につきましては先般もお答えをしてございますけれども、今後の問題について現在県と協議を行っているところでございます。以上ですが。
委員長(佐藤 守君) 15番、大屋角政君。
15番(大屋角政君) この問題については、いろいろさまざま県の対応もあったと思うのですが、今現在も協議しているということですが、旧広神村時代では具体的に中止、その他について検討なされていたかどうかお伺いいたします。
委員長(佐藤 守君) 桜井農林課長。
農林課長(桜井誠一君) 旧広神村、旧守門村両村の首長において、今後の事業のあり方について県の方と一、二度本庁まで出向いて協議を行いたいという申し入れをしてございますので、我々といたしましてはそれに基づきまして現在お話しのように県と協議をさせてもらっているということでございます。
委員長(佐藤 守君) 15番、大屋角政君。
15番(大屋角政君) コミュニティーセンター運営費なのですけれども、祝日等の旧広神村の村民の皆さんの使用料というのはどうなっていたかちょっとお伺いしたいと思います。
委員長(佐藤 守君) 答弁を許します。佐藤管財課長。
管財課長(佐藤 隆君) まことに申しわけありませんが、今使用料がどのようになっているかちょっとわかりませんので、お答えできません。済みません。
委員長(佐藤 守君) 15番、大屋角政君。
15番(大屋角政君) 使用料がわからないなんていうことはないと思うのですけれども、旧広神村時代がどうだったか、そして合併後は条例とかできているので、そこら辺でわからないということはないと思うのですが、その点はいかがでしょうか。
委員長(佐藤 守君) この件につきましては、後ほど調べてまた報告していただければと思いますが、次の質問をお願いしたいと思います。15番、大屋角政君。
15番(大屋角政君) では、それは後で聞かせていただきたいのですけれども、これは全部だったでしょうか。一般会計から全部だったでしょうか。そうですね。次に、144号についてであります。法の第44条、77条、減免規定の問題でありますが、旧広神村ではこの減免規定の要綱の作成の状況がどうだったか、それと減免状況についてお伺いいたします。
委員長(佐藤 守君) 桜井市民課長。
市民課長(桜井伸一君) それでは、お答えいたします。旧広神村においては、国民健康保険法第44条に規定します一部負担金の減額とか免除についてでありますが、実績等はございません。したがって、要綱もつくっておりません。後段については、税務課長からお願いします。
委員長(佐藤 守君) 星税務課長。
税務課長(星 完一君) それでは、私の方から法第77条の関係についてご説明いたします。法第77条につきましては、保険料の減免について規定している条文でございまして、旧広神村におきましては保険料ではなく保険税で徴収しておりましたので、国民健康保険法の適用ではなく、地方税法が適用されることになります。
それで、関係条文ですが、地方税法の第717条の規定によれば、この減免につきましては条例の定めるところによりとありまして、旧広神村では広神村国民健康保険税条例で規定されておったと承知しております。
次に、減免状況でございますが、旧広神村ではこの関係の減免の実績はございません。以上です。
委員長(佐藤 守君) 15番、大屋角政君。
15番(大屋角政君) 次に、146号議案でありますが、このところで広神独自の上乗せサービス等がありましたかどうでしたかお伺いいたします。
委員長(佐藤 守君) 渡辺福祉課長補佐。
福祉課長補佐(渡辺寅夫君) ただいまの広神村独自の上乗せサービスがあったかどうかということでございますが、介護保険の支給限度を超えて短期入所を必要とする方には村単独事業で上乗せ給付をする短期入所支援事業というのがあります。事業に要した経費としましては66万7,000円、利用者数は延べ13人、利用日数は61日となっています。会計としては、一般会計の中でその事業は行っておりますので、事業としてはサービスは介護保険の方ですけれども、会計としては一般会計の方で行っておりますので、ご了承願いたいと思います。
委員長(佐藤 守君) 15番、大屋角政君。
15番(大屋角政君) 最後になりますが、今の146号議案の関係で社会福祉法人減免の状況と独自の上乗せ支援があったかどうかお伺いいたします。
委員長(佐藤 守君) 渡辺福祉課長補佐。
福祉課長補佐(渡辺寅夫君) ただいまのことでございますけれども、社会福祉法人による利用者負担減免助成事業については、社会福祉法人が実施する介護老人福祉施設、通所介護、短期入所生活介護、訪問介護の各サービスを利用する介護保険利用の低所得者に対し、利用者負担額の軽減を通年で行う事業でございます。事業の実績等については、交付申請を2月に行うということなどから、この打ち切り決算の中では数字的にはあらわれておりません。
それから、平成16年度については関係の各法人より魚沼市として1本の交付申請をいただいておりますし、実績等をいただいていますので、旧広神分のみを抽出することはできませんので、ご了解願いたいと思います。
参考としまして、平成16年度魚沼市全体における事業に要した経費は2,345万1,000円であり、対象者は266人となっております。国の方で助成の要綱等が決まっておりますので、それに独自に上乗せしての支援等については行っておりません。以上でございます。
委員長(佐藤 守君) ほかに質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長(佐藤 守君) ここで暫時休憩をいたします。
休 憩 (午前11時36分)
再 開 (午前11時41分)
委員長(佐藤 守君) 定足数に達しておりますので、休憩前に引き続き会議を再開します。佐藤生涯学習課長。
生涯学習課長(佐藤芳隆君) まことに申しわけありませんでした。祝日等の使用でございますが、広神地区の住民が使用する場合については使用料を取っておりません。ここへ載っているのにつきましては、営利団体等がコミセンを使ったときに使用料を徴収するという、その額でございます。
委員長(佐藤 守君) 15番、大屋角政君。
15番(大屋角政君) 合併後も変わらないわけですよね。それだけ聞いて終わります。
委員長(佐藤 守君) 佐藤生涯学習課長。
生涯学習課長(佐藤芳隆君) 合併後につきましても基本的には変わりございませんけれども、新市の調整方針の中では19年の3月31日までは無料ということになっていますが、それ以後につきましては社会教育団体等それぞれ減免の規定はありますが、使用料についてはお願いすることになっております。
委員長(佐藤 守君) 15番、よろしいでしょうか。〔「はい」と呼ぶ者あり〕これで議案第143号から議案第150号までの8件の質疑を終結します。
これから、議案第143号 平成16年度広神村一般会計決算の認定についてから議案第150号平成16年度広神村宅地造成事業特別会計決算の認定についてまでの8件の討論を行います。討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長(佐藤 守君) 討論なしと認め、討論を終結します。
これから、議案第143号 平成16年度広神村一般会計決算の認定についてを採決します。お諮りします。本決算を認定することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕
委員長(佐藤 守君) 異議がありますので、起立によって採決いたします。本決算を認定することに賛成の委員は起立を願います。
〔賛成者起立〕
委員長(佐藤 守君) 起立多数であります。よって、議案第143号は認定することに決定されました。〔「委員長、議事の運営に関して発言があります」と呼ぶ者あり〕12番、住安孝夫君。
12番(住安孝夫君) 議事のスムーズな進行のために、事前に内々に事務局長を通じてこれについては賛成する予定である、これについては反対する予定であるということをお知らせをしてあるわけですから、それは委員長の耳にも当然入っているのだろうと思うのですが、したがってそれに即して議事運営をしていただきたいと思いますが、いかがですか。
委員長(佐藤 守君) はい、了解しました。〔「もう一つ、委員長。老婆心ながらもう一つ」と呼ぶ者あり〕12番、住安孝夫君。
12番(住安孝夫君) 採決は、賛成か反対かということを問うのが基本であって、認定することにご異議ありませんかという言い方、あるいは原案のとおり可決することに異議ありませんかという、そういう採決の仕方というのは、これは反対がないということがほぼわかっている場合ということに限られると思うのです。ですから、本来の採決、つまり賛成か反対かということを問う採決が基本だということをひとつご認識いただきたいと思います。
委員長(佐藤 守君) はい、了解いたしました。これから、議案第144号 平成16年度広神村国民健康保険事業特別会計決算の認定についてを採決します。この採決は起立によって採決をいたします。本決算を認定することに賛成の委員は起立を願います。
〔賛成者起立〕
委員長(佐藤 守君) 起立多数であります。よって、議案第144号は認定することに決定されました。
これから、議案第145号 平成16年度広神村老人保健事業特別会計決算の認定についてを採決します。お諮りします。本決算を認定することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長(佐藤 守君) 異議なしと認めます。よって、議案第145号は認定することに決定されました。
これから、議案第146号 平成16年度広神村介護保険特別会計決算の認定についてを採決します。この採決は起立によって採決します。本決算を認定することに賛成の委員は起立を願います。
〔賛成者起立〕
委員長(佐藤 守君) 起立多数であります。よって、議案第146号は認定することに決定されました。
これから、議案第147号 平成16年度広神村簡易水道事業特別会計決算の認定についてを採決いたします。この採決は起立によって採決をいたします。本決算を認定することに賛成の委員は起立を願います。
〔賛成者起立〕
委員長(佐藤 守君) 起立多数であります。よって、議案第147号は認定することに決定されました。
これから、議案第148号 平成16年度広神村公共下水道事業特別会計決算の認定についてを採決します。この採決は起立によって採決いたします。本決算を認定することに賛成の委員は起立を願います。
〔賛成者起立〕
委員長(佐藤 守君) 起立多数であります。よって、議案第148号は認定することに決定されました。
これから、議案第149号 平成16年度広神村農業集落排水事業特別会計決算の認定についてを採決いたします。この採決は起立によって採決いたします。本決算を認定することに賛成の委員は起立を願います。
〔賛成者起立〕
委員長(佐藤 守君) 起立多数であります。よって、議案第149号は認定することに決定されました。
これから、議案第150号 平成16年度広神村宅地造成事業特別会計決算の認定についてを採決します。お諮りします。本決算を認定することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長(佐藤 守君) 異議なしと認めます。よって、議案第150号は認定することに決定されました。
ここでちょうど切りがよくなりましたので、暫時休憩といたします。
休 憩 (午前11時50分)
再 開 (午後 1時00分)
委員長(佐藤 守君) 定足数に達しておりますので、休憩前に引き続き会議を再開いたします。
議案第151号 平成16年度守門村一般会計決算の認定について
議案第152号 平成16年度守門村国民健康保険特別会計決算の認定について
議案第153号 平成16年度守門村老人保健特別会計決算の認定について
議案第154号 平成16年度守門村簡易水道特別会計決算の認定について
議案第155号 平成16年度守門村下水道特別会計決算の認定について
議案第156号 平成16年度守門村介護保険特別会計決算の認定について
議案第157号 平成16年度守門村観光事業特別会計決算の認定について
委員長(佐藤 守君) 日程第33、議案第151号 平成16年度守門村一般会計決算の認定についてから日程第39、議案第157号 平成16年度守門村観光事業特別会計決算の認定についてまでの7件を一括議題とします。これから、質疑を行います。議席番号5番、山之内伸一郎君の発言を許します。5番、山之内伸一郎君。
5番(山之内伸一郎君) 272ページから一連の関係がございますが、スキー場並びに温泉事業について一般会計繰り入れの予算が1億2,200万余りと、こういうことでございますが、恐らくこれは直営事業だろうと思っておりますけれども、内容を見ると非常に収支のバランスは悪いということなのですが、それについて市長の現状認識はどうなのか、あるいはまた今後の対策等についてはこのまま赤字の垂れ流しというか、一般会計繰り入れを繰り返すのか、あるいは本気で再建をするのか、その辺のことについてお伺いをいたします。
委員長(佐藤 守君) 答弁を許します。桜井観光課長。
観光課長(桜井 忍君) それでは、ただいまのご質問について私の方から現状と、若干魚沼市という部分について触れますが、ご容赦願ってお答えしたいと思います。旧守門村の観光事業特別会計につきましては、須原スキー場事業の運営と青雲館事業の運営を行ってまいりました。平成15年の10月1日、守門観光開発株式会社から村が引き継ぎ、村営として営業を行い、合併により魚沼市に引き継いだものであります。魚沼市になってからは須原、大原、小出、大湯、それから薬師スキー場につきましてはそれぞれ魚沼市のスキー場事業特別会計として取り扱っております。また、青雲館を初め温泉施設につきましては、こまみ、寿和温泉、ひめさゆり荘、浅草山荘を一般会計で予算計上してございます。このうち、ひめさゆり荘につきましては、新潟県教職員互助会の保養施設として魚沼市と委託契約を締結している施設ですが、人件費を初め管理経費はすべて市の負担となっております。合併後の直営施設の収支の状況を見ますと、平成16年度は地震の影響と冬場に向かい収入の減少する時期でもあり、単純に見ることはできない部分もありますが、非常に厳しい状況となっていることは事実でございます。若干平成16年度の決算にも触れますが、16年度魚沼市決算で見た場合、青雲館、こまみ、寿和温泉、ひめさゆり荘、浅草山荘の直営5施設合計の災害分を含めた一般会計の繰出金合計は、人件費を含めますと約1億円程度となっております。合併前の各施設の設置経緯等の詳細につきましては、わからない部分ありますが、就労の場であったり、あるいは食材等の仕入れ等を考えますとその施設が地域に及ぼす波及効果は相当なものがあると思いますが、今後今までも若干市長の方で答弁はしてきている部分とダブりますが、指定管理者制度等も考えて検討していかなければならない課題だと認識しております。以上でございます。
委員長(佐藤 守君) 星野市長。
市長(星野芳昭君) ただいま課長の方で答弁をさせていただきましたが、今までも何回となく同じような答弁をさせていただいておりますけれども、指定管理者制度への移行については当面4月からその対応を考えさせていただきたいものと、昨年の地震の関係でありますので、この16年度についてはあらゆる関係のところはみんな厳しいわけでありますが、通年ベースでいった場合どのような形になるのか、今までの経過等踏まえながらやはりこれからは真剣に検討していかなければならない大きな課題だとは思っております。
委員長(佐藤 守君) 5番、山之内伸一郎君。
5番(山之内伸一郎君) つくる当時は、執行者がそれなりの夢を持って、しかもそれなりの成算を持ってつくったはずでございますが、なかなか思うように運営ができなかったということだろうと思いますけれども、果たして指定管理者制度オンリーということで、すべて自分たちでうまくいかないものは丸投げで外に出すということだけで本当にいいのだろうかと。確かに指定管理者制度も有効な選択肢の一つではあると思いますけれども、やはり先輩の皆さんがそれなりの地域おこしの核としてつくった施設でございますから、それをいかに立てなおすかというところに自分たちの汗と知恵を絞り出すという姿勢も私は大事だろうと、こう思うわけですが、その見きわめというのは大事です。幾ら頑張っても、それはもう絶対採算ベースに合わないと、しかもこの地域にとってもう必要ではないというような見きわめがつければ、それは廃止とか、そういうことも一つの方法でしょうけれども、まだまだ私はそれなりのやはり目的とするところがあると思うので、ただ自分たちの手に負えないから丸投げと、外に出してしまえばいいという考え方はいかがなものかというふうに私は思いますが、市長はどういうふうにお考えでしょうか。
委員長(佐藤 守君) 星野市長。
市長(星野芳昭君) おっしゃるとおりだと思っております。あらゆる事柄に影響、関連があると思いますが、やはり時代的な背景がみんなそれぞれついて回るのがこの社会の仕組みではないかと思っております。考えられないような、それこそ半世紀近く前のことを考えればスキー人口があれほどこの地域に、あるいは地域だけではなくて若者はほとんどスキーを実は滑っていたというような、そういう時代もあったわけでありますが、いかんせん時代とともに低いスキー場については残念ながらだんだん、だんだんとお客さんが落ち込んできてしまったというようなことのこういう状況を見ますと、やはりそのときにはすばらしいまた地域おこしになったことであっても時代とともに残念ながら合わなくなってきている、そういうところも幾つかあるわけでありますし、別にスキー場に関係することだけでなくともあらゆる施設がやはり今のご意見のようにその辺も踏まえながら検討していく必要があると思っております。
委員長(佐藤 守君) 5番、山之内伸一郎君。
5番(山之内伸一郎君) ちょっと言い過ぎになるかもわかりませんけれども、先般の一般質問で私はこの地域をいかに興していくかということについて、市長の本当の生の声を聞きたかったのですけれども、残念ながら課長に書かせた答弁を棒読みというような状況では本気でこの地域をどうするのかという論戦になりません。したがって、例えばスキー場であればあっちもだめだ、こっちもだめだということになれば、子供たちの授業にさえ事欠くようなことにさえ私はなると思うのです。ですから、スキー場が要らなくなったわけではないわけですから、しかもオリンピック選手まで出ているような土地柄で、雪のメリットを生かすということになればスキーなんかは最も大事な分野でございますので、本気でこれを何とか再建をしようという市役所の中にそういう機運が私はあってほしいなと思うのであります。一般質問でも申し上げましたが、例えば北海道の池田町あたりでほら吹き町長と悪口を言われながらも、よし、おれはでは本気でドイツに修業にやって何とかこれを物にするようにしたいという熱意があれば、それなりの私は道は開けるのではないかなと。あれもだめだから外ヘ出す、これもだめだから丸投げということであっては私は残念だなと。市長から本気でこの地域おこしのためにどうするのかという、もう一回ひとつ答弁をお願いいたします。
委員長(佐藤 守君) 星野市長。
市長(星野芳昭君) 決算の中身の審査でありますので、振り返って云々ということではないのでありますが、要は行政の仕組み、それからこの魚沼市をどのような形でこれから持っていったらいいのか、これは一個人、職員一人一人の大切な宝を出し合って意見を出し合いながら地域をつくっていかなければならぬのはそのとおりでありますが、市長一人で右だ、左と言ってそういう今事を進められるようなことであっては私はいけないと思っております。そのために例えばこれからの10年間の総合計画、この魚沼市をどのような形でつくっていったらいいのか、その形については各地域の住民の皆さん方からそれぞれ意見を出し合っていただいて、そしてそれを総合的にどういう方向に持っていこう、そのためには財政的な裏づけは本当について回るのかどうか、みんな検討していかなければなりません。でありますので、今お話しのように一つの発想の中で皆さんがぜひそうあるべきではないかという方向であるならばもちろんいくべきでありましょうし、しかしそれが結果としてただ経済的な面だけで赤字だからこれはやめなければならない、これは少しだけとんとんでいくから何とか続けたらいいという、ただそれだけの評価ではなくて、将来を見据えた中でこの地域として本当に必要なものかどうかというのは、一人一人の判断ももちろん大事でありますが、やはり総合的にこういう形の中で最後は議会の皆さん方から、住民代表である議会の皆さん方からその辺を十分ご審議いただくことになるわけでありますので、その辺はやはり山之内委員も十分ご存じであるはずでありますが、ただその一つ一つの物件についての白黒というのも大事かもわかりませんが、今のお話のとおり、そのことによってその地域や、あるいは市に対してどのような波及効果があって、プラスの面あるいはマイナスの面があるのかどうか、その辺もやっぱり十分審議していかなければならないと思っております。
委員長(佐藤 守君) 5番、山之内伸一郎君。
5番(山之内伸一郎君) よくわからないので、この決算審査の中でそこまで意見を闘わせるのがいいのか悪いのかちょっと私もわかりませんが、もう一回だけ発言していいですか。
委員長(佐藤 守君) どうぞ。
5番(山之内伸一郎君) 私は、できれば職員の中に、よし、おれがひとつ市役所をやめてやろうかというぐらいの勢いのある人が出てほしいなという希望は持っています。
それから、小泉さんのいろいろの手法については私は余り100%賛成とは思っていませんけれども、少なくとも気迫がある。日本の国をどうするのかということについての気迫で圧倒しているわけです。ですから、私は市長ともなれば、それは皆さんの意見を聞くことも大事、あるいは総合計画にのっとることも大事、議会の皆さんの意見を尊重することも大事ですけれども、少なくとも選挙で選ばれて4年間は任されたわけですから、私はこういうふうにしたいと、4年間で燃え尽きるぐらいのみずからの発信があってもいいと私は思います。決して独善でやれということではありませんけれども、少なくとも私はこういうふうに思っているよ、皆さんどうですかというぐらいの姿勢で私はお願いしたいなと。希望だけ申し上げまして終わります。
委員長(佐藤 守君) ほかに質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長(佐藤 守君) 質疑なしと認めます。これで議案第151号から議案第157号までの7件の質疑を終結します。
これから、議案第151号 平成16年度守門村一般会計決算の認定についてから議案第157号平成16年度守門村観光事業特別会計決算の認定についてまでの7件の討論を行います。討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長(佐藤 守君) 討論なしと認め、討論を終結します。
これから、議案第151号 平成16年度守門村一般会計決算の認定についてを採決します。この採決は起立によって行います。本決算を認定することに賛成の委員は起立願います。
〔賛成者起立〕
委員長(佐藤 守君) 起立多数であります。よって、議案第151号は認定することに決定されました。
お諮りします。議案第152号 平成16年度守門村国民健康保険特別会計決算の認定についてから議案第157号 平成16年度守門村観光事業特別会計決算の認定についてまでの6件について一括採決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長(佐藤 守君) 異議なしと認めます。お諮りします。議案第152号から議案第157号までの6件について認定することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長(佐藤 守君) 異議なしと認めます。よって、議案第152号から議案第157号までの6件については認定することに決定されました。
議案第158号 平成16年度入広瀬村一般会計決算の認定について
議案第159号 平成16年度入広瀬村特別会計国民健康保険決算の認定について
議案第160号 平成16年度入広瀬村特別会計老人保健決算の認定について
議案第161号 平成16年度入広瀬村特別会計国民健康保険直営診療施設決算の認定について
議案第162号 平成16年度入広瀬村特別会計へき地診療所決算の認定について
議案第163号 平成16年度入広瀬村特別会計介護保険決算の認定について
議案第164号 平成16年度入広瀬村特別会計水道業務決算の認定について
議案第165号 平成16年度入広瀬村特別会計集落排水施設決算の認定について
委員長(佐藤 守君) 日程第40、議案第158号 平成16年度入広瀬村一般会計決算の認定についてから日程第47、議案第165号 平成16年度入広瀬村特別会計集落排水施設決算の認定についてまでの8件を一括議題とします。これから、質疑を行います。議席番号5番、山之内伸一郎君の発言を許します。5番、山之内伸一郎君。
5番(山之内伸一郎君) ちょっと余り私ばかり言いにくいなと思っておりますが、一つだけ説明をしてください。36ページ、入広瀬村はいろいろ振興基金というようなものを設けておりまして、今回この下に四つありますように繰り入れをしてございます。基金を繰り入れて、これはあとゼロになったということでしょうか、あるいはまだ残っているということでしょうか、その辺説明をお願いします。
委員長(佐藤 守君) 答弁を許します。清塚財政課長。
財政課長(清塚英明君) 繰り入れ後の基金残高の関係でございますが、入広瀬決算書の127ページをごらんいただきたいと思います。ここには財産に関する調書の一部といたしまして、3、基金という項目になっております。前年度現在高、当年度中の増減高、決算年度末ということで、これが10月31日現在の年度末ということでございます。それで、今ご質問にあったとおりゼロになった基金もございます。ここでごらんいただいてもらうことでよろしいでしょうか。
5番(山之内伸一郎君) 失礼しました。わかりました。
委員長(佐藤 守君) 5番、山之内伸一郎君、もう1点あるかと思いますが。5番、山之内伸一郎君。
5番(山之内伸一郎君) 79ページをお願いいたします。ハーブ香園の委託管理費でございますが、これについてはたしか農業公社、何とかクリエーションと契約しているのではないかなというふうに推察をしておりますが、この金額等についてはどういうふうな決め方をしているのでしょうか。
委員長(佐藤 守君) 桜井観光課長。
観光課長(桜井 忍君) 委員の質問にお答えしたいと思いますが、旧入広瀬村にあります越後ハーブ香園の主な施設としましては、サッカー場、オートキャンプ場、あと庭園でございまして、運営事業費として支出している主な内容でございますが、委託料としまして財団法人ドリーム・クリエーションに旧入広瀬村の会計で1,630万円を支出してございます。この1,630万円の委託料の主な内容は人件費分ということになっております。それから、財団法人ドリーム・クリエーション入広瀬でございますが、代表者は佐藤亘さん、従業員数は3人、そのほか臨時、パート職員おりまして、資本金が2,662万7,000円というところでございます。主な施設の管理でございますが、サッカー場の芝生の管理、それから園内の花等の管理でございます。ちなみに、花ではハーブ、シバザクラ、ラベンダー等がございます。以上でございます。
委員長(佐藤 守君) ほかに質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長(佐藤 守君) 質疑なしと認めます。これで議案第158号から議案第165号までの8件の質疑を終結します。
これから、議案第158号 平成16年度入広瀬村一般会計決算の認定についてから議案第165号 平成16年度入広瀬村特別会計集落排水施設決算の認定についてまでの8件の討論を行います。討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長(佐藤 守君) 討論なしと認めます。討論を終結します。
お諮りします。議案第158号 平成16年度入広瀬村一般会計決算の認定についてから議案第165号 平成16年度入広瀬村特別会計集落排水施設決算の認定についてまでの8件について一括採決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長(佐藤 守君) 異議なしと認め、一括採決といたします。お諮りします。議案第158号から議案第165号までの8件について認定することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長(佐藤 守君) 異議なしと認めます。よって、議案第158号から議案第165号までの8件については認定することに決定されました。
議案第166号 平成16年度小出郷広域事務組合一般会計決算の認定について
議案第167号 平成16年度小出郷広域事務組合小出郷ふるさと市町村
圏事業特別会計決算の認定について
委員長(佐藤 守君) 日程第48、議案第166号 平成16年度小出郷広域事務組合一般会計決算の認定についてから日程第49、議案第167号 平成16年度小出郷広域事務組合小出郷ふるさと市町村圏事業特別会計決算の認定についてまでの2件を一括議題とします。これから、質疑を行います。質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長(佐藤 守君) 質疑なしと認めます。これで議案第166号から議案第167号までの2件の質疑を終結します。
これから、議案第166号 平成16年度小出郷広域事務組合一般会計決算の認定についてから議案第167号 平成16年度小出郷広域事務組合小出郷ふるさと市町村圏事業特別会計決算の認定についてまでの2件の討論を行います。討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長(佐藤 守君) 討論なしと認めます。これで討論を終結します。
お諮りします。議案第166号 平成16年度小出郷広域事務組合一般会計決算の認定についてから議案第167号 平成16年度小出郷広域事務組合小出郷ふるさと市町村圏事業特別会計決算の認定についてまでの2件について一括採決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長(佐藤 守君) 異議なしと認め、一括採決といたします。お諮りします。議案第166号から議案第167号まで2件について認定することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長(佐藤 守君) 異議なしと認めます。よって、議案第166号から議案第167号までの2件については認定することに決定されました。
議案第168号 平成16年度北魚沼郡養護老人ホーム組合一般会計決算の認定について
委員長(佐藤 守君) 日程第50、議案第168号 平成16年度北魚沼郡養護老人ホーム組合一般会計決算の認定についてを議題とします。これから、質疑を行います。質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長(佐藤 守君) 質疑なしと認めます。これで質疑を終結します。
これから、討論を行います。討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長(佐藤 守君) 討論なしと認めます。これで討論を終結します。
これから、議案第168号 平成16年度北魚沼郡養護老人ホーム組合一般会計決算の認定についてを採決します。お諮りします。本決算を認定することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長(佐藤 守君) 異議なしと認めます。よって、議案第168号は認定することに決定されました。
議案第169号 平成16年度小出郷体育館・福祉センター組合会計決算の認定について
委員長(佐藤 守君) 日程第51、議案第169号 平成16年度小出郷体育館・福祉センター組合会計決算の認定についてを議題とします。これから、質疑を行います。質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長(佐藤 守君) 質疑なしと認めます。これで質疑を終結します。
これから、討論を行います。討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長(佐藤 守君) 討論なしと認めます。討論を終結します。
これから、議案第169号 平成16年度小出郷体育館・福祉センター組合会計決算の認定についてを採決します。お諮りします。本決算を認定することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長(佐藤 守君) 異議なしと認めます。よって、議案第169号は認定することに決定されました。
議案第170号 平成16年度魚沼市一般会計決算の認定について
議案第171号 平成16年度魚沼市国民健康保険特別会計決算の認定について
議案第172号 平成16年度魚沼市老人保健特別会計決算の認定について
議案第173号 平成16年度魚沼市介護保険特別会計決算の認定について
議案第174号 平成16年度魚沼市診療所特別会計決算の認定について
議案第175号 平成16年度魚沼市スキー場事業特別会計決算の認定について
議案第176号 平成16年度魚沼市宅地造成事業特別会計決算の認定について
議案第177号 平成16年度魚沼市簡易水道事業特別会計決算の認定について
議案第178号 平成16年度魚沼市流域関連下水道事業特別会計決算の認定について
議案第179号 平成16年度魚沼市下水道事業特別会計決算の認定について
議案第180号 平成16年度魚沼市病院事業会計決算の認定について
議案第181号 平成16年度魚沼市ガス事業会計決算の認定について
議案第182号 平成16年度魚沼市上水道事業会計決算の認定について
議案第183号 平成16年度魚沼市簡易水道事業会計決算の認定について
議案第184号 平成16年度魚沼市公共下水道事業会計決算の認定について
議案第185号 平成16年度魚沼市農業集落排水事業会計決算の認定について
委員長(佐藤 守君) 日程第52、議案第170号 平成16年度魚沼市一般会計決算の認定についてから日程第67、議案第185号 平成16年度魚沼市農業集落排水事業会計決算の認定についてまでの16件を一括議題とします。最初に、総括質疑を行います。なお、お願いをしておきますが、総括質疑は事業などについての考え方、方針を市長に質疑するものであるので、その趣旨に沿った質疑をお願いをいたします。通告順に発言を許します。議席番号20番、佐藤貞一君の発言を許します。20番、佐藤貞一君。
20番(佐藤貞一君) 魚沼市、11月から5カ月間、決算を総括をして、この間小泉総理が10年後をめどに人件費の2割削減という記事がありましたが、魚沼市もやっぱり課題は同じと、市長の発言なんかも聞いていると適正規模にという課題があります。そこで、私は担当課にちょっと資料をお願いをいたしました。各課別の人件費、所定内賃金、超勤額、超勤率、それから正職員、臨時職員それぞれのバランス、それから今度はエリア別に各総合事務所別の使途別決算額、とりわけ人件費についても同じように庁舎別に正職員、臨時職員それぞれの金額、パーセンテージ等々一覧表でお願いをしました。相当手間もかかったと思いますが、整理をされた資料をちょうだいをしました。ご苦労さまでした。ありがとうございますが、そこで僕ももらってまださっと眺めているだけなので、まず市長にお尋ねをしますが、超勤率とか、あるいは職員の数が750人とか臨時職員312人、こういった5カ月間の決算の統計を金額、人数、数値でもって眺めたときに将来適正規模へどのような、この表を眺めてどんな感じをお持ちか。課によって相当残業率とか、災害の関係もあったと思うのですが、これは豆腐を縦に切って横に切って手のひらに載せたのを、昔おふくろが包丁でさっさっと小間切れになべの中へ手際よく落としていったような風景を思い出しますが、今はその数値、統計の分析をして次への検討を加える時期だと、こう思っていますので、市長の考えを、まずとらえ方をお尋ねをしたいと思います。
委員長(佐藤 守君) 答弁を許します。星野市長。
市長(星野芳昭君) 合併をいたしまして、この決算の中ではおっしゃるとおり5カ月が経過したわけでありましたが、いろいろな見方がそれぞれあると思います。人件費だけをこのような数値の中で見ることによりまして、どこが実際に超勤があるからそこは頭数が少なかったのではないだろうかとか、あるいは災害等がいろいろそこへ加味されておりますので、なかなか分析は難しいこの5カ月間ではないかと思っております。でありますので、この数値そのものを一つの基準として物を考えるというのは非常に難しい、そんな感じを受けます。特に超勤の多かった課がそれぞれ表立って数字的には出ているようでありますが、やはり直接の災害、そしてまた災害に関連する仕事というのがどうしてもついて回ってしまうわけでありますので、平年ベースに考えたときに果たしてこの数値そのものがずっといくのかどうかというのは、こういうことはまずないと思っておりますが、いずれにいたしましてもこの人件費だけではなくてトータル的に物を考えたときに、今合併のお互いの申し合わせの中で分庁舎方式でスタートしておりますので、それぞれ合併前の六つの町村の中で庁舎を有効に利用しながら住民サービスを落とさないようにということで取り組んでまいったわけでありますが、この分庁舎方式そのものについての考え方、これもいろいろあろうかと思います。さまざまであろうかと思いますが、ただ、ではちょっとやはりお互いに不経済な面がいろいろあるので、一つにできるかといったときにはそれを押し込めるだけの、残念ながら1カ所にそれだけの入れられるような施設等は今のところありません。そして、また六つの地域のそれぞれの行政サービスを落とさないようにしていかなければならぬわけでありますので、今まで進めてまいりましたような総合事務所的なそういう窓口は、やはり私はしばらくの間は当然必要と思っております。しかし、この分庁舎方式そのものについてはいささか、まだ5カ月の間という決算の中身でありますが、疑問のような感じがいたします。やはりある程度新庁舎的な物の考え方、どこかにやはり面をきちんと整備しないとそれから波及いたします、一般質問でもいろいろありましたけれども、消防の庁舎にいたしましても、あるいはほかのいろんな事柄がみんな関連いたします。やはりシンボルをきちんと整備して、それにやはり周りの周囲を考えていかないとすると何かいつも魚沼市は後手後手に回るような感じがいたします。そんなことから、人件費を一つの例として今ご質問いただきましたけれども、それによってやはり人件費の方についてもいろんなカバーができるのではないかと思っておりますし、当然今まで分かれていたのが1カ所になることによっての経費の削減というのも当然考えられると思っております。ただ、何もかもそうすることによって地域住民のサービスが落ってきたのでは、これはいけないことだと思っておりますので、その辺はやはりカバーしながら当然考えていかなければならぬことだと思っておりますが、人件費だけ見たときには確かに厳しい内容かもわかりませんが、これを即これから先ずっとこういう数字が推移するということではなくて見ていただきたい、そんな気持ちでございます。
委員長(佐藤 守君) 20番、佐藤貞一君。
20番(佐藤貞一君) これ一般論といいますか、各自治体の平均値をどのようにとらえているかちょっとお尋ねしたいのですが、例えば超勤、災害があったからこの5カ月間は別だと言えばそれは理解いたしますが、5番委員からも2%の削減というような発言もありました。各庁舎でそれぞれ超勤率、残業賃がパーセンテージで示されています。10%から15%、各庁舎多少の幅はあるようですが、それにしてもこれから災害がおさまって日常一般的にこの超勤率、課長の超勤決裁が必要だということも伺っておりますが、一応の目安といいますか、ターゲットラインというものを設定をやっぱりすることも必要ではないかなという気もしていますが、その辺はいかがお考えでしょうか。
委員長(佐藤 守君) 星野市長。
市長(星野芳昭君) 本来特別の事務事業が出てこない限りは、超勤はしなくていいように平常の仕事というのは進めていくのがこれは当たり前ではないかと思っております。ただ、やはりああいう地震のような災害、あるいは雨災といったような、こういう災害復旧に当たらなければならない行政マンといたしましては、住民のサービスがいかに低下しないようにということの中ではやはり忙しいときには忙しいような行動をしてもらわなければなりませんですし、そうでないときにはそのような平準の中で仕事をしてもらえばいいわけでありますが、でありますのでなかなか一概には言えないと思いますけれども、しかし極端なそういう、16年度あるいは17年度に一部入っておりますが、極端な超勤をしなければならない事業課等確かにございました。そのための手当といたしましては、県への要請、あるいは連合会への要請、現に手伝ってもらっているわけでありますし、そしてまた年度の途中で、本来これもやってはいけないのでありますが、職員の皆さんにはちょっと異動しなければならないということで残念ながら3回も異動せざるを得なかったという、こういう実は内部的な事情もございました。これは、やはり行き着くところそういう超勤のカバーもさることながら仕事を間に合わせなければならない、住民にやはり迷惑かけてはいけないということの中で行政の仕事をしているわけでありますので、なかなか平準化できるような仕事というのはそうないかもわかりませんが、やはり時と場合によっては職員も無理をせざるを得ない、こういう場合が出てきたことは確かでありまして、この数字的にはそういう面では大変ご苦労いただいたと思っております。
委員長(佐藤 守君) 20番、佐藤貞一君。
20番(佐藤貞一君) もう一つ、震災対応で長岡、小千谷職員が過労死というような報道もされました。出先の庁舎で職員が夜勤に、夜震災対応で3日も寝ないでシャワーを浴びながら立ちんぼで寝てしまったというような、そのご苦労も聞いております。過労死がなかったのは幸いだと思いますし、本当にお疲れさまでしたとしか言いようがないのですが、その現状というのは必死でされた職員のてっぺんでどのくらいの勤務状況、超勤状況だったのか、把握ができていればお答え願います。
委員長(佐藤 守君) 星野市長。
市長(星野芳昭君) 超勤の時間は、1カ月200時間ぐらいになったのが2カ月ぐらいあったという方もおるようであります。このたびの地震災害に当たりましては、全国に県を通じまして技術屋の要請等については自治体に実はさせていただきました。当市につきましては、ご存じのように土木関係については土木技術センターの方にお願いいたしまして、仕事の方を手伝っていただきました。それから、農地関係については県の連合会の方に実はお願いをいたしまして仕事を手伝っていただき、そしてここに来ましてからまた雨災で大分担当課の方で仕事がふえてしまいましたので、県の振興局の出先にお願いいたしまして仕事を手伝っていただいております。そんなことで工面しながら内部の人事異動と絡めてやっておりますが、ただああいうときには地域全体が技術屋が足らなくなりまして、県外からも実は応援をいただいている、そんな状況下であります。この11月1日に、まだ内部的にどのような形になってくるかわかりませんが、東京の豊島区を一つの例に出させていただきますけれども、豊島区と全国の自治体との間に防災協定を結んでいる自治体が10自治体ぐらいございます。豊島区があって、その下にそういう自治体が十ぐらいございますので、この環の10の自治体の中でお互いに、ただ防災のときの協定の一般的なことだけではなくて技術屋のお互いの応援協定もそこで結び合おうというようなこと、一つの例であります。そういう項目も入れさせていただいた中で検討させていただくことになっておりますが、全国的にやはりいざというときにはあのような災害になりますとなかなか身内だけでは仕事が追いつかないというのが実態でありますので、応援いただけるところはお互いにカバーし合おうという気持ちが徐々に全国的にはふえている感じがいたします。そういう中での対応をさせていただきたいと思っていますし、一つの例を出してなのですが、ここにいろいろ森山博委員も当時旧堀之内から神戸の方に技術屋として派遣されてご苦労いただいた、1カ月間以上だったでしょうか、経験をお持ちのようでありますが、ひとつのそういう形の中でお互いの自治体が協力し合っていこうというような動きも今大分ございますし、近くでは小千谷市が中心となってまた同じようなことをやりたいということの実は話が来ております。
委員長(佐藤 守君) 20番、佐藤貞一君。
20番(佐藤貞一君) ちょっと切り口変わりますが、分庁舎方式でずっと分庁舎の、市長もこのままずっとというのはどうかなという気がしますという発言でしたが、やはりその不便さも指摘がありました。そこで、この5カ月間の中で今この使途別決算内訳の整理をしていただきましたが、課の予算というか、課の事業というか、そうではなくて各分庁舎での決裁によるその場での予算対応は、そんなの一々向こうまで持っていかないでさっさとしてくれないだろうかねというような話も聞こえましたが、ここへ工事請負費とかいろいろありますけれども、分庁舎所長、総合事務所長の決裁権、裁量でもって執行された内容というものはございますか。その点お尋ねします。
委員長(佐藤 守君) 星野市長。
市長(星野芳昭君) 委員ご存じのように、あらゆる役所の仕事は財務規則に基づいて執行されております。また、規則に基づかない執行はやってはいけないわけでありますし、その財務規則の中にそれぞれ事務決裁規定というのがございまして、お金で言うと額的には幾らまでが事務所長の権限、課長がどこまで、助役はどこまで、市長があとはというようなことの中で決裁区分がそれぞれ決められておりますので、それに基づいて事務の執行をさせていただいております。
委員長(佐藤 守君) 次に、議席番号5番、山之内伸一郎君の発言を許します。5番、山之内伸一郎君。
5番(山之内伸一郎君) 桜井委員からも税金の滞納の繰り越しという問題が指摘をされておりますので、重複は避けますが、担当の方でこれは本当に納められなくて納めないのか、あるいはまた場合によっては行政不信といいましょうか、あんな予算の使い方しているのなら私はなるべく納めないようにしようというような者もあるかもわかりませんが、その辺の分類についてはどのようにされているのでしょうか。
委員長(佐藤 守君) 答弁を許します。星税務課長。
税務課長(星 完一君) それでは、私の方からお答えしたいと思います。
市民税の滞納繰り越しについてどう処理するかということでご質問いただいておりますが、市民税に限らずすべての税目について基本的には全額徴収できるように努力するということでございますが、現実問題としては少しでも滞納額を減らし、徴収率をどう上げるかが課題であると思っております。それで、今お話ありましたように、滞納繰越額の内訳を見ますと徴収可能と思われるもの、それから徴収困難と思われるもの、それから徴収不可能と思われるもの等々さまざまな内容となっております。したがいまして、滞納者の実情を調査、分析した上で徴収の強化、それから滞納処分の実施、それから不納欠損処分等実態に即した対応をしたいと考えております。財産調査に基づく滞納処分の実施等徴収手段を強化する一方で、財産もなく担税力もない場合には執行停止、不納欠損処分を検討することになります。いずれにいたしましても税負担の公平性を欠くことのないよう法令に基づき処理をしたいと考えております。今ほどお話のありました納められるが行政不信で納めていないというような事例につきましては、徴収等に伺ったときにそういう苦情めいたことはいろいろ言われておりますが、必ずしもそれが滞納になっているかどうかというのはわかりません。以上です。
委員長(佐藤 守君) 5番、山之内伸一郎君。
5番(山之内伸一郎君) 次に、35ページでございますが、中山間地の直接支払いの補助金でございます。これかなりの額に上っておりますが、個人に行くもの、あるいは集落に行くもの、もらったからありがたいことだということでうやむやに使ってしまうといいますか、これでは1億3,000万余りのものが現実に入っているわけですから、これをうまく使えばかなりの威力が私はあると思います。そこで、課長には各市町村別におよそ幾らぐらいずつ入っているかということ、あるいはまた農林課長、市長にはこれを支払金を生かして将来に、いわゆる農政も大幅に転換をされるわけですので、その辺にどうつなげていくか、あるいは有効に活用していくか、その辺のところのお考えをお聞かせ願いたいと思います。
委員長(佐藤 守君) 桜井農林課長。
農林課長(桜井誠一君) 中山間地直払いの旧市町村別の内訳ということでございますので、申し上げますが、旧堀之内町では2協定集落で574万9,653円でございます。旧小出町では2協定集落で262万1,598円、旧湯之谷村では4集落協定で717万5,721円、旧広神村では20の協定集落で5,176万4,434円、旧守門村では22協定集落で5,956万2,743円、旧入広瀬村では7協定集落と1個別協定で4,997万2,822円、合計で57協定集落と1個別協定で1億7,684万6,971円となってございます。
それで、どのような配分方法といいますか、各集落協定の中で行っているかというようなことでございますが、旧堀之内町では各協定集落によって配分が若干異なっておりますので、一般的なことで申し上げさせていただきますが、共同取り組み活動の方に50%から70%ぐらいを配分をしております。使い道としましては、導水路改修の費用だとか共同の取り組みの人夫賃金というような形に充てているようでございます。旧小出町では、共同取り組み活動に約30%でございますし、先ほどの堀之内と同じような導水路の改修、農道等の維持管理等に使われております。旧湯之谷村でございますけれども、共同取り組み活動に対して約78%が行われてございます。同じことで農道の管理、改修、維持管理等の費用ということでございます。旧広神村では、共同取り組み活動に対して約50%というのを交付してございますし、使い道としましてはほ場だとか農道、水路等の維持管理、共同活動に充てている費用でございます。旧守門村では、共同取り組み活動に対しては50%ということでございます。内容につきましては、先ほどと同じように導水路等耕作放棄地の防止のための活動を行ってございます。旧入広瀬村についても同じようなことでございまして、共同取り組み活動に対しては25%から50%の幅の中で協定集落でもって行ってございます。農道、水路等の維持補修などに使わさせてもらってございます。これらの平成12年から中山間地の直払いが第1期というような形で始まったわけでございますけれども、この5年間においてこれの交付金がありますので、非常に有効に活用いただきながら耕作放棄地等の防止に非常に役立っているものと考えているところです。以上ですが。
委員長(佐藤 守君) 星野市長。
市長(星野芳昭君) 私にもというお話でありますが、直接支払い制度についてはご存じのように地区の指定がされております。予算的には市の予算の中に入っておりますが、それは市の方で全般に、例えば農業費として収入を受けてそれを地域全般にというわけにならない。地区指定になっておりますから、地区の皆さん方がいただける、そういう額、お金であるということをまずご認識いただきたいと思っております。ところが、実際にはその条件として傾斜角が例えばあれは1割以上ですか、面積は1ヘクタール以上といういろんな制限の中で地区指定がされているわけでありますので、それを地域の皆さんがそういう形の中で地域の農業施設、あるいは農業振興のために半分ぐらいはお互いに出し合った中で地域整備の方に持っていこうということでやっていただいておりまして、そういう面では大変ありがたいことではないかと思っております。また、これを市全体の中に入として受けて満遍なく全体の振興策の中にというのは、地域の了解をいただけないとそれはできないことでありますので、その辺についてはご理解をいただかなければならんと思っております。
委員長(佐藤 守君) 5番、山之内伸一郎君。
5番(山之内伸一郎君) 私の言っているのはそうではなくて、農政の転換でこれから個人であれば4町歩以上、あるいは集落営農であれば20町歩というような一定の案が示され、それについて今すり合わせをして早急に経営安定対策の対象となるべき絞り込みがなされようとしています。しかし、自民党が勝った以上、いかなるすり合わせがあろうともかなり思い切ったそれなりの規模のものでなければ安定対策は受けられないと、こういうことになろうかと思います。したがって、中山間地の直接支払いをもらうような地域については非常に全体が零細であります。また、組織化も余り進んでいないのが現状であります。したがって、入広瀬地区のある集落については全額共同のものにしようではないか、そして組織をつくってその安定対策の恩恵にあずかれるような基礎づくりをしようではないかという集落さえある状況です。そんなところから市役所としてもそれを個人の収入、あるいは細々した水路の補修等に充てるのではなくて、その次につながるような使い方を指導といいましょうか、誘導をする考えはないかと、こういう意味の質問でございます。
委員長(佐藤 守君) 星野市長。
市長(星野芳昭君) 農業生産者、あるいは農家の皆さん方をいろいろと指導いただいている農協という組織もあるわけでありますが、その辺を中心として今のご意見のようにぜひやはりこれからの地域の農業が生き残っていくための方策として考えていかなければならぬことだと思っておりますので、十分その辺はお互いに地域の皆さんと、そしてまたいろんな指導をいただきながら有効に利用できるような方策を探っていきたいと思っております。
委員長(佐藤 守君) 5番、山之内伸一郎君。
5番(山之内伸一郎君) 次に進めさせていただきます。55ページ、地域再生事業債というのがございますが、これが相当の金額、12億8,400万ですか、このねらいとやろうとするところは何でしょうか、ひとつお聞かせを願いたいと思います。
委員長(佐藤 守君) 清塚財政課長。
財政課長(清塚英明君) 地域再生事業債につきましては、これは地方単独事業に係る一般財源負担の軽減を図る目的で発行される地方債でございます。それで、平成16年度から発行を認められた新しい制度の地方債でございます。これは、地方財政計画の当市単独の対前年度比を上回って事業をする団体、または全国の標準的な投資規模を勘案して定める額を上回って事業を実施する団体について認められるもので、普通建設事業の単独事業に充当され、通常の地方債の充当率に加えてさらに100%までの充当ができるというものでございます。また、これにつきましても交付税措置がございます。ただ、交付税措置につきましては標準事業費方式ということでございますので、単位費用に算入され、全自治体に算入されることになりますので、いわゆる地方債の元利償還額に影響を与えない交付税の算入方式でございますので、言ってみれば借りても借りなくても全額交付税分は入ってくるということでございます。
それで、これにつきましても16年度から始まっておるわけでございますけれども、交付税の三位一体改革等で随分と急激な交付税が減っているという現状に合わせてつくられた地方債でもあります。以上です。
委員長(佐藤 守君) 5番、山之内伸一郎君。
5番(山之内伸一郎君) 私は、これ非常に有効な方法ではないかなと思っていまして、期待をしておりますので、ひとつこの辺をかなり活用した中で、いわゆる前向き予算等もお願いをしたいと思っております。
その次でございますが、福祉バスの運行についてお尋ねをいたしますが、空気を乗せて走っているというような言い方をして皮肉っている方もあるぐらいでございますが、この費用対効果の実情はどうでしょうか。また、これからもこのままの体制で続けるつもりでしょうか、その辺をお伺いをいたします。
委員長(佐藤 守君) 渡辺地域振興課長。
地域振興課長(渡辺 隆君) 運行の実情ということでございますので、私の方から説明させていただきますが、現在福祉バスが運行しております地域は小出、広神、守門地域で、合併前の町村の運行形態をそのまま継承して運行しております。このほか入広瀬地域に直営で通学、福祉バスを運行しております。この説明資料の33ページに実は年間の利用状況につきまして記載をさせていただいておりますので、ごらんいただきたいと存じますが、これにつきましては16年4月1日から17年の3月31日までのトータルにつきまして年間の乗車率、こういったものを記載してございます。それぞれございますが、当面につきましては旧町村の運行をそのまんま引き継いでおるという状況でございまして、乗車人員、それから1便当たりの利用状況がございますので、これによってごらんいただきたいと存じます。
なお、71ページの委託料につきましては11月15日から2月14日までの市内巡回バスの試験運転の委託料約300万を含んだ金額でございまして、入広瀬の直営部分につきましては臨時職員の給料手当等がこの生活確保事業の中へ委託料とは別にあるわけでございます。今後今回の補正予算でお認めをいただきましたので、路線別に乗降調査等の利用状況調査を実施いたしまして、市民、JR、それからバス事業者等を含めた生活確保検討委員会がございますので、その中でその結果を総括をさせていただきたいということで検討していく予定になっております。以上でございます。
委員長(佐藤 守君) 5番、山之内伸一郎君。
5番(山之内伸一郎君) 105ページをお願いいたします。国でもここのところにわかに少子化対策ということが声高に言われておりますし、大変重要な問題だと思っております。これは、国のやり方だけではならないわけで、その地域地域でもそれなりの対策を立てていく必要があろうかと思っておりますが、この少子化対策事業並びに次世代育成支援対策推進事業、このことについて新年度以降とてもここに出ているだけでは私は物足らないと思うのですが、次の新年度以降はどのような方法を考えておるか、市長のお考えをお聞かせ願いたいと思います。
委員長(佐藤 守君) 星野市長。
市長(星野芳昭君) 決算の中身については、今ほど委員が目を通していただいているそのとおりでありまして、17年度は今、年度の途中で事業の執行中であります。18年度については、これからまた議会の中でいろいろとご意見をちょうだいしたいと思っております。
委員長(佐藤 守君) 5番、山之内伸一郎君。
5番(山之内伸一郎君) それでは、173ページをお願いいたします。消融雪施設新設改良事業、4,300万余りございますが、この採択基準と予定箇所数はいかがでしょうか、教えていただきたいと思います。
委員長(佐藤 守君) 答弁お願いします。穴沢建設課長。
建設課長(穴沢公一君) 消融雪施設の新設改良でありますが、明確な採択基準は設けてはございません。消雪パイプは、家屋が連檐しておりまして、機械除雪、投雪場所が困難だというようなところを先に、地下水の存在する箇所を先に実施をしております。流雪溝については、その使用する水量の水利権等が確保できる部分、それが整うことを条件にしてやっております。施工の箇所ですが、11件の契約をさせていただいています。中身ですが、流雪溝を整備したのが5件、メーンパイプ、これはノズルの出ている散水する部分のパイプの件ですが、それを3件修繕をしております。井戸とそのメーンパイプを一緒にやったところが1カ所あります。取水のバルブを改善したところが1カ所、送水管、これはポンプからメーンパイプまでの水を送る管でありますが、それを修繕したのが1カ所ということで11件の契約になっています。以上であります。
委員長(佐藤 守君) 5番、山之内伸一郎君。
5番(山之内伸一郎君) 神湯温泉倶楽部の株券が広神の決算書では5,500万でございます。魚沼市の決算書では6,100万でございますが、私の見方が悪いのかもわかりませんけれども、これはどういうことでしょうか。
委員長(佐藤 守君) 佐藤管財課長。
管財課長(佐藤 隆君) 決算書中270ページの神湯温泉倶楽部の有価証券の額が6,100万になっておりますが、これにつきましては旧広神村の5,500万円と旧守門村の600万円を合算したものが計上されているというようなことでございます。
委員長(佐藤 守君) ここで暫時休憩をいたします。
休 憩 (午後 2時07分)
再 開 (午後 2時16分)
委員長(佐藤 守君) 定足数に達しておりますので、休憩前に引き続き会議を再開します。議席番号15番、大屋角政君の発言を許します。15番、大屋角政君。
15番(大屋角政君) 通告に基づきまして総括質疑を行います。3点について質疑を行いますが、第1点目は平成16年度においては合併という事情、それともう一つは中越大震災という事情と、もう一つは国の方の地方交付税の削減という、この三つの事情において財政的には非常に厳しい状況と推察されます。そうした三つの問題が新たに発生したという、こういう状況の中で経常収支比率、財政力指数、公債費比率、それぞれの評価をどのように考えているか。それとあわせて総合的に見た場合に魚沼市の平成16年度の財政状況をどういうふうに評価するのか質問をいたします。また、その上に立って今後目指す方向についてお伺いをするものであります。
2番目としまして、合併後の住民サービス負担についての評価でありますが、合併後各旧町村において高いものもあれば低いものもありました。さらに負担の高いもの、低いもの、いろいろありましたが、合併後サービスが統一された部分、そして負担が統一された部分、そして未調整の部分、この三つがあると思うのですが、その住民サービス、そして住民負担についての評価をどのように考えているか、そして今後の目指す方向について質問をいたします。
もう一つは、これは市が建設したということではなくて、旧町村において各地域の集会所とか、そういったものを自治体が建設費を出して建設したところ、そしてそうではなくて地域でお金を集めて建設したところがあると思います。その地域の集会所について、今回中越大震災がありましたけれども、壊れた集会所もありますが、それに対する修繕費、そういったものが自治体でつくったものについては修繕費はどのように措置されているか、そして地域でつくった集会所についてはどのように措置されているか、この3点について質問をいたします。
委員長(佐藤 守君) 答弁を許します。星野市長。
市長(星野芳昭君) 財政について、それから合併後の住民サービス、負担、地区集会所、16年度の決算の中での関連ということの含みもあるようでありますが、17年度の年度の途中になっているわけでありますが、今年度の中で財政の健全化計画、これを年度中に立てる予定であります。もちろんそれは行政改革の中の一つの大事な柱でもあるわけでありますが、行政改革のそれぞれの指針をつくらせていただくと同時に、その中に財政健全化計画を入れながら17年度の中で計画書をつくって出させていただきたいと思っております。
財政力等については、お話のとおり決してこれは私どもの地域は安閑としていられるような地域ではありません。本当に厳しい状況下にある地域であります。そして、また国の交付税が年々残念ながら引き下げられつつある、こういうご時世の中で自立していかなければならない、こういう今の社会の仕組みになりつつあるわけでありますが、それらをみんな包含しながら健全化計画の中に入れていかなければならないのではないかと思っております。
なお、これからの方向性ということでありますが、これはまたこれからのことについては18年度の審議の中でいろいろとご検討いただきたい、そんなつもりでおります。
それから、合併後の住民サービス、負担ということでありますが、いろんな見方があると思います。合併協議の中ではなかなか一挙に公正性を保つというわけに、公平性という意味合いにもいろいろな含みがありますから、一概に言われませんが、ただ金銭的なたがの問題だけで公平性ということを比較した場合にはまだまだ課題がありまして、合併後5年以内にはそれぞれ均衡するようにしていこうではないかという、そういう協議の方針も調整されているわけでありますので、そういう方向に向かってもちろんいかなければならないと思っております。この合併後の住民サービス、負担についてのご質問という、あるいは評価ということでありますが、今の段階では調整の方針によってとり行わさせていただいているという、こういうことではないかと思っております。
それから、地区集会所の関係でありますが、これは全国からいただきました義援金、この関係について大ざっぱな金額で申しわけありませんが、市として旧合併前の6カ町村ののを含めまして、全国からいただきました約2億円、そしてまた新潟県から配分を受けましたのは約10億あったわけでありますが、各地区ごとに、町内ごとにそれぞれの世帯数、そしてまた被災の程度、半壊、大規模、全壊、これによってパーセンテージをつけていただいて義援金の配分委員会の中で十分検討いただいた結果を配分をさせていただきました。でありますので、地区で集会施設等についての維持管理、あるいは建設等をやっていただいたところについてはそういうお金をそういうところに回したところもあると思っております。そして、また一部でありますが、市として取り組まさせていただきたいという旧堀之内の新道島の集会所につきましては、これは全壊でございましたので、この方法論、地元の方で建設について何とかうまい方法はないかという相談を受けた中で、これは市の方で発注させていただいて、地元から負担をいただいて建設をさせていただきたい、その予算化についてはお願いをしているところであります。そんなことで、全般的な流れとしてはそういう中で取り組んでまいったところであります。
委員長(佐藤 守君) 15番、大屋角政君。
15番(大屋角政君) 大ざっぱな回答だったのですが、私は要するに平成16年度、この財政評価について質問したわけであります。いろいろな事情があろうかと思いますが、当局側としての評価、これをやはり聞きたいと思っております。なかなか私の聞いた範囲では評価的なものがなかったように感じます。
それともう一つ大事なのは、これから財政検討するわけでありますが、平成16年度の予算、決算においてそれが17年度に引き継がれ、さらに18年度に引き継がれておりますので、関連性があります。そういう点で私は今の財政状況の中で心配している方向が一つあります。2番目の住民負担、サービスという問題と絡まるわけですが、財政が厳しいということになりますと、一方の考え方としては経常経費の削減、人件費も含めてですが、大幅な削減、あるいは住民負担をふやしていくという方向、そして住民サービスを統合したので、その中で平準化するという中で、低い地域に合わせるのではなくて高い地域に、あるいは中間に合わせると、こういう方向が出るのではないかというふうな心配をしているわけであります。そういう点で市長の今後の考え方、そういう方向ではなく合併原則である住民負担は安く、住民サービスは高く、ここになるべく合わせる、そういう方向でいくのかどうかお伺いをいたします。
もう一つは、16年度に、合併後において私が一つ指摘しておきたいのは介護手当の問題でありますけれども、これは16年度の予算の中でも指摘をさせてもらいましたが、旧守門村で一番高くて8,000円、そしてそのほかは大体5,000円という中で5,000円の方に合わせたと。本の幾らでもないわけです。そういうやはり住民にとってサービスを高い方に合わせても幾らでもない予算、それは幾らでもないと言っても何十万、何百万という単位になりますけれども、そういうところはやはり総じて高い方に合わせていく、あるいは負担を安いところに合わせていく、そういう努力があってしかるべきと考えますが、いかがでしょうか。
それともう一つは建設費の問題でありますが、地区集会所の問題でありますけれども、これはある区長さんの方から地域の集会場が地震等で壊れた場合でもこれはぜひひとつ市からも支援をいただきたいと、こういう意見があったわけです。現状としては、義援金での対応だけで、市、自治体からそういう震災等の災害に対する修繕費については出ていないということで理解をしてよろしいのかどうか、もう一度お伺いします。
委員長(佐藤 守君) 星野市長。
市長(星野芳昭君) 1点目の評価ということでありますが、この評価についてはご存じのように16年度の10月31日までは合併前の6カ町村のそれぞれ打ち切り決算ということで先ほどご審議をいただいたわけでありますし、11月1日から5カ月の間の合併後における魚沼市の決算の内容については、やはり1年を通した中における一つの平準化されたような見方というのがちょっとできにくい、そういう評価ではないかと私は思っております。なお、財政的には大変厳しいということだけは申し添えさせていただきます。
住民サービスの関係につきましては、お話のとおり合併協議の段階でこれはサービス、それから負担の関係は高く、安くというようなことを、お互いにその方向を目指すのが合併の方向であるだろうということを言われたわけでありますので、その方向性についてはやはりお互いに当初の調整方針に沿った中でいかなければならないと思っております。しかし、あらゆる事柄を何もかもそちらの方で100%そういう形の中で持っていかなければならないとすれば、これはなかなか財政が追いつくわけないと思っております。住民の皆さん方から、市民の皆さんからやはりその辺はお互いに我慢をしながら、魚沼市として予算づけを執行したらいいのかという方向性については理解をしていただきながら、一部やはり我慢してもらわなければならぬのが出るかもわかりませんが、しかし基本的には合併の大事な調整でありますので、方向性についてはお話のとおりではないかと思っております。
それから、地区の集会所でありますが、全部が全部地元というわけではありませんで、市として管理をさせていただいているのもこれは幾つかあるわけでありますので、こういう施設に対する修理関係については市としての執行をさせていただいているところはございます。
委員長(佐藤 守君) 15番、大屋角政君。
15番(大屋角政君) 評価は、はっきりしませんけれども、大体あれですが、要するに私が評価するには特別な事情がいろいろあったわけです。それが逆に言うとそこでとどまらずに17年度に引き継ぐ、あるいは18年度に引き継ぐという、こういうふうな方向になりますので、財政の評価というのはやはり重要になってくるし、そしてあわせてどの方向を目指すかということも、そこの評価があいまいですと次のステップでまた間違うことになると私は思うのです。そういう点で一つは建設計画、総合計画、財政計画と今後煮詰めていくわけですけれども、やはり私はどうしても、建設計画の中には500億ぐらいの計画がありますけれども、それをすべてやってしまったのでは本当にこれは財政的に借金が膨らんできて、さらに財政的には悪化していきます。そういうところをやはり十分見直しながら、優先順位もつけながらいかないと、何でもかんでも借金してつくればいいということでは私はないと思うし、仮にそういう方向にいった場合には住民のサービスや負担にはね返ってくるというふうに私は認識をしているわけですが、その点の認識は市長、いかがでしょうか。
あと地区の集会所の問題ですが、これは今後検討していただきたいと思うのですけれども、市の建設したものも一部あるのですけれども、そこについては修繕費は市が持つと、地域の集会所については大事なコミュニティーの場であります。そういったところが震災、あるいはいろいろな災害等で壊れた場合、地域だけで負担をするのではなくて、一定の補助をその地域の集会所の修繕費に充てるということも今後検討していただきたいと思いますが、その点いかがでしょうか。
委員長(佐藤 守君) 星野市長。
市長(星野芳昭君) 1点目の評価に絡めた中で健全であるべきだ、そのとおりだと思っております。
委員長(佐藤 守君) 渡辺地域振興課長。
地域振興課長(渡辺 隆君) 地区有の集会施設につきまして、これの整備事業補助金といたしまして、50万以上費用のかかった整備につきましては修繕も含めまして2分の1の補助金ができることになっています。限度額は、100万でございますが、今回の震災につきましても他の一般的な修繕と合わせまして50万円を超えたところに対しましては補助をしてございます。被災施設を当課で把握した数字は36施設ございましたが、うち13施設につきましては50万以上になりましたので、2分の1の補助金を16年度、17年度で交付してございます。なお、40世帯未満の小世帯数の集落につきましては2分の1を上回る補助率が、1世帯につき1%増ということで該当になっておりますので、最高は8割補助までいったところがございます。金額といたしましては、16年度、17年度両方で680万円ほどを予定しております。
委員長(佐藤 守君) 15番、大屋角政君。
15番(大屋角政君) 今の財政問題、住民サービス、負担についてですが、そのとおりということでわかりました。違うことをやったらまたひとつまた指摘をしたいと思います。
それで、地区集会所についてでありますが、そうしますと大体の地区の集会所の被害においては申請がなされたというふうに理解してよろしいですか。それだけ最後にお伺いします。
委員長(佐藤 守君) 渡辺地域振興課長。
地域振興課長(渡辺 隆君) 補助金の申請ではございませんが、被害状況につきましては全施設把握させていただいております。
委員長(佐藤 守君) 15番、大屋角政君。
15番(大屋角政君) 被害状況についてはそういうふうに調べて、そして予算上では680万が予算に盛られているということなので、そうしますと被害状況と予算に盛った乖離というものはあるのですか。実際にそういう被害状況は調査したけれども、地域からまだ上がってきていないとか、そういうところもあるわけですか。
委員長(佐藤 守君) 渡辺地域振興課長。
地域振興課長(渡辺 隆君) 少額については、一部地元でもう自分で直しましたのでということで、申請といいますか、届け出ないところが二、三あるようでございますが、その他につきましては把握してございます。なお、先ほど市長の方から説明申し上げましたように、少額の集落につきましては見舞金でほぼ対応できたというふうにこちらの方で理解しております。50万を超えるところにつきましては、先ほど申し上げましたとおりの金額の補助金を計上させていただいております。
委員長(佐藤 守君) 15番、大屋角政君。
15番(大屋角政君) ある地域の区長さんからそういう話があったということなのですけれども、そういう50万以上かかった修繕費については市の方で2分の1補助ということについては、各集落の区長などはその制度そのものを知っているのかどうか。その連絡なんかはどうしているのか、そこをまず聞きたいと思います。
委員長(佐藤 守君) 渡辺地域振興課長。
地域振興課長(渡辺 隆君) 年に数回嘱託員会議及び年に1回の連合自治会長会議におきまして、最初の会議を持たせていただいたときは全部の長の方にご説明を申し上げてあります。また、今回の震災につきましては、各地区にその旨お伝えを申し上げました。また、補助金の申請につきましても補助金交付要綱等を配付してご連絡申し上げております。
委員長(佐藤 守君) 次に、議席番号12番、住安孝夫君の発言を許します。
12番(住安孝夫君) まず、小出病院問題で質問します。合併前に私が小出町議会に所属をしていたころ、前に北魚沼町村会が毎年毎年県に対して小出病院の改築を要望していたのが、平成12年ごろからでしょうか、県が変なことを言い出して、小出病院は古くなったというだけの理由で建てかえるつもりはないというような返事をしてから、私はそういう返事を県からもらったという時点でこれはちょっと大変なことだと。古くなったからという理由で建てかえないということは、つまり壊れても構わぬと、つぶれても構わぬということですから。そうすると、小出病院がなくなってもいいという、そういう意思表明と受け取らざるを得ないわけで、これは地域にとって大変なことで、県がそういうことを言っているのに対して黙っていてはいけないのではないかと私は強く思ったのですが、北魚の町村会は県がそういう態度を示してからというもの、毎年行っていた小出病院の改築要求をしなくなりました。私は、そのことについて当時の小出町長に何で県に要望するのをやめたのですか、やめないで毎年毎年今までどおり強く、今まで以上に強く要求すべきことではないかと言って問いただしたところ、当時の小出町長は、今魚沼の医療で一番の問題は医師不足であって、幾ら小出病院を建てかえていい建物にしても医者が来なければどうしようもない。意味がない。したがって、小出病院の改築よりも医師不足解消の決め手である基幹病院の建設がやはり中心的な問題であると、こういうことを言って、私は大変そういう考え方ではちょっと困るのではないかなと思ったことがありますが、まず市長は小出町長と選挙で争った間柄でありますので、また違うお考えもあろうかと思いますので、今私が紹介した小出町長のような問題のとらえ方と同じなのか違うのか、そこらあたりをひとつまず聞かせていただきたいと思います。
委員長(佐藤 守君) 答弁を許します。星野市長。
市長(星野芳昭君) 選挙云々という話ではなくて、この地域の医療、ネットワークをどうしていこうかということで当時の首長、議会の皆さんも真剣にこれは考えたはずであります。その結果が14年の12月13日に北魚沼郡町村会長、そしてまた北魚沼郡議会議長会長ということで、両名を代表といたしまして、当時の川口町長、川口の議会議長も含めまして、町村長、議長同盟で一緒の実は要望書を知事あてに、当時は平山知事でありますが、出しております。この中身というのは、今お話のありましたような事柄が骨子でありますが、ただ基幹病院の位置の問題、これをまずもって、当時といたしましては小出地内で限りなく南魚沼市、当時大和町でありますが、近い位置ということで、こういう表現の中で要望はしてまいりました。そして、また二つ目の中では、県立小出病院の役割、機能については新潟県と小出郷地域と十分協議して、経費負担も含め、地域住民の最も期待している第一次医療、第二次医療の確保ができるように願いたいという、こういう実は内容になっておりまして、この骨子的なものについては以後もずっと私は変わっていないと思っております。ここに来ましてから私どもが、その後の当時の知事が魚沼圏に基幹病院ということの中で新発田病院の後に基幹病院をつくらなければならない、改めて同じような話で恐縮でありますが、急患の場合に1時間もかかったのでは助かる命も助からないではないか、それでも30分以内に行けるような圏域の中に基幹病院をつくった中で、ここを中心として地域としての医療のネットワーク化を図っていかなければならない、考えていかなければならない、そういうまずもって大骨子の中でスタートいたしております。これは、住安委員も十分ご承知のことだと思っております。並行して、今小出病院の東病棟の方が大分古くなったので、築後30年も経過すれば大分設備関係も古くなって機能的にも大変だというようなことの中で改修を願いたいという話を一緒にあるいはされたのかもわかりませんが、改修をすることについては当時の知事としては、県としては東病棟の改築だけであれば考えられないということの中で、この地域は基幹病院の方を早くつくっていただいて、その後の小出病院の医事機能を落とさないように何とかまたこれを、それこそ基幹病院は基幹病院として、小出病院は小出病院の機能の中で充実してもらいたいという方向をとっていかなければならぬだろうということでずっと来ているわけでありまして、その裏には医師不足の問題からいろいろあると思います。考え方としては、私は今までの14年のときにこの地域全体で県に何せ早く基幹病院つくっていただきたい、場所はここにお願いしたいというような内容については、その流れの中で踏襲をさせていただいているものと思っております。
委員長(佐藤 守君) 12番、住安孝夫君。
12番(住安孝夫君) そうすると、基本的には私が紹介したような、小出町の町長と今の星野市長のお考えはその点では相違がないというふうに受け取りますが、そこで私は基幹病院ができると医師不足の解消につながるという考え方がどうしても理解ができないのです。基幹病院そのものがこれは臨床研修指定病院になるそうですから、これはいやが応でも医者になろうという人はその研修を受けなければならぬということになれば研修生が来るでしょうし、新しくて規模もある程度大きな病院ということになれば基幹病院の医師不足の心配は恐らくなくなるだろうと、私もそれはわかります。それは、わかりますが、基幹病院以外の魚沼地域の各医療機関、小出病院、堀之内病院も含め、診療所も含んでですが、そういうところの医師不足も解消するというのは具体的にはどういうことなのですか。つまり、もう少し突っ込んでお聞きしますが、基幹病院の医師を、例えば1年間あなたは基幹病院の医者に来てもらったけれども、1年間はひとつ堀之内病院行ってくださいとか、あるいは小出病院行ってくださいとかという、あるいはどこそこの診療所にひとつ赴任してくださいとかという、そういうようなことを自由に医師をそういうふうに動かせると、采配を振るって自由に医師をちょっとでも足りないところは全部そこから派遣ができると、こういうシステムが基幹病院では行うことができるのだという、そういう意味ですか。その点いかがですか。
委員長(佐藤 守君) 星野市長。
市長(星野芳昭君) 基幹病院と医師不足についての絡みは当然あると思っております。前々からお話をさせていただきましたように、基幹病院への臨床研修をしていただくことのできる、そういう病院としてぜひつくっていただきたいという、こういうことの要望でもあるわけでありますが、今のこの医師不足の中で、本日は委員会でありますので、お許しいただきますが、新潟大学の医学部の実は学部の方から県立病院の先生方は大半が行き来しているわけでありますけれども、なかなか医師不足の中でこの新潟大学だけでこれからいいものだろうかという、そういう含みもあると思っております。しかし、基幹病院でお医者さんが2年間臨床研修を受けて、そしてその間には地域医療への携わり方、これも当然出てまいります。また、必要であります。そのときにこの魚沼全体の病院にそれぞれ勉強していただくために当然出ていくと思います。ただ、そこで約束できないのは、そういう臨床研修を受けた先生方がではここにいるのかと言われれば、今のお話のとおりそれはわかりません。しかし、この地域にいていただくような、そういう環境を私どもはやはりつくらなければならぬと思っておりますし、そしてまた定着を願うようにしていかなければならないのではないかと思っております。
委員長(佐藤 守君) 12番、住安孝夫君。
12番(住安孝夫君) 基幹病院自身も、今市長がおっしゃるように研修期間が終わった後本当に居ついてくれるかどうかも定かではないという要素があるわけです。そういう危惧もあるわけですが、しかしでも設備のいい新しい病院ですから、そんなに研修が終わったらみんな逃げてしまうというようなこともないだろうと、希望的観測ではあるかもしれませんけれども、基幹病院はそんなにひどい医師不足に見舞われることはないだろうという前提の上で、その上で聞いているのです。その基幹病院以外の医療機関の医師の確保はどういうふうな仕掛けになるのか。つまり基幹病院はその周辺の病院の医師確保にどういう役割をどのように果たすのか、そのことを聞いているのです。
委員長(佐藤 守君) 星野市長。
市長(星野芳昭君) これは、なかなか行政だけがこういう考えでいきたいと言っても、これは今度は逆にまた医師会、医師の先生方とのいろんなやはり流れもあります。ただ行政が思うような組織をつくって、このように先生方から動いていただきたいと言ってもなかなか、これは今のお話のとおりただ一つの大学だけではなくていろんな地域の大学の先生方から来ていただくような形を取らざるを得ないと思っておりますが、そうなったときにこの魚沼に今おいでの開業医の先生方を含めて医療のネットワーク化、これを、特に公の病院の中でいろんな学校からの先生方の出入りになりますとこれはまた一つの組織の中でいろいろ難しい課題もあるようでありますので、魚沼においでになっている先生方はここ基幹病院を、ここを起点にいたしまして魚沼の病院へのやはりこれは出入りをそれぞれしていただくようなネットワーク化を医師会を中心としてこれから考えていただきたい、これが一つのこれからの私は今まで医師会といろいろ話をさせていただいている中における方向づけではないかと思っております。
委員長(佐藤 守君) 12番、住安孝夫君。
12番(住安孝夫君) これからの問題なのです。つまり基幹病院に医師が充足したとして、その充足した医師を周辺の他の医療機関にも及ぼしていくようなシステムというのはできているわけではないわけです。これからの課題。では、全国にそういうことがうまくいっている話があるかといって私も注意しているのですが、余りないです。つまりほかの職種、ほかの会社の会社員とか公務員なんかだと、どこそこに採用して、そしてあなたはここへ派遣しますから行きなさいとか、そういうことは割合にうまくすんなりとみんな言うこと聞いて行きますけれども、お医者さんに限りそう簡単にあなたはこの病院に赴任をしてもらいましたが、3年間ひとつ山の中の方に行って、そこで勤めてそれから帰ってきてくださいなんて言って、はい、はいなんて言う医者はそうやたらにはないという、そういうのが現実だと思うのです。ですから、基幹病院がいいのができれば、そこにたくさん来るお医者さんを周辺の病院にも配って、魚沼全体が医師不足のない、いいことになるというような話は私はおとぎ話だと思うです。これからそういうシステムをどうつくっていくかというようなこと、これは非常に大きな難しい課題でありまして、まだ日本国じゅうで成功していないというたぐいの問題ですから、私はそういう意味では基幹病院の設立が魚沼地域の医師不足の解消につながっていくというのは根拠はないと、根拠はないというふうに考えますが、そういう解釈でいいですね。
委員長(佐藤 守君) 星野市長。
市長(星野芳昭君) 今ほど申し上げましたことが根拠であります。いかように県に個々がばらばらにいろんな要望いたしましても、地域がまとまっていないようなところには県は果たして顔を向けてくれるでしょうか。今まで基幹病院を中心としてこの魚沼全体の中でどうあるべきかということでここまで来たわけでありますが、それを確かに夢的な発想ではないかと言われれば今の段階ではそうかもわかりませんが、ではどういう形で求めていったらいいのか。お互いにやはり真剣に考えながら方向性を探っている、確かにそれははっきりとそうなりますなんていうことは言えるものでありませんですし、ただ今まで医師会といろいろ話をしている中ではこの地域としての医療をどのようにして持っていくべきかということになりますと、医師の定着を考える中ではそういう方向性というのをやはり基幹病院を中心としてお願いしなければならぬし、そしてまたそうあっていただかないとこの地域は医師不足のいろんな面でまた可能性がないわけではないから、その辺はきちんとやはり考え方を整理していく必要があるだろうという、こういう今までも話があったようでありますが、それはあくまでも公式の話ではありません。実現性が果たして本当に100%あるのかといえば、それはなかなかそんな約束できるわけありません。ただ、基幹病院をここまで、平山知事から受けて今の知事がいろいろありますけれども、ここまで来ている中で地元がそういう方向性を全然一枚岩になっていないとすれば、果たして県としての対応はやはり芳しくないのではないかと思っておりますので、何はともあれやはりひとつ基幹病院を目指すと同時に、その核となる基幹病院を中心として今の県立小出病院の質を落とさないような形の中でどういう方向が見出せるのか、そういう方向を真剣に考えていかなければならない、そう思っているところであります。
委員長(佐藤 守君) 12番、住安孝夫君。
12番(住安孝夫君) 私は、市長が余り基幹病院、基幹病院と言うものですから、基幹病院をつくってもらうことの方が小出病院がどうなるかということよりも大事だと、こういうお考えのように受け取れますから、ですからそうすると基幹病院ができるというと本当にその他の、小出病院も含めてですが、その他の病院もよくなるという本当に根拠のある見通しを示していただけるならそのお考えもわかりますけれども、そうでないとすればこれからそういうシステムを考えていくのだというような問題であるとすれば、私は小出病院がどうなるかということよりも基幹病院が大事だという言葉は出てこないはずだと思うのです。そういう言葉は。ですから、私はそういう基幹病院の設立をそのように重視されるのであればその根拠を示していただきたいということで今質問したのです。しかも、この要望書によれば基幹病院は県立でつくってもらいたいと、しかし小出病院と六日町病院は誠意を持って対応すると。誠意を持って対応するということは、つまり基幹病院はぜひ県立でお願いしたいけれども、小出病院と六日町病院は県立でなくても、場合によればですよ。場合によれば県立でなくてもいいですよという含みが当然入っていますよね。それ一応確認しておきます。市長、そうですね。
委員長(佐藤 守君) 星野市長。
市長(星野芳昭君) 県立小出病院は、この地域の中心的な医療機関である、これは変わりないわけです。幾ら基幹病院がどうであろうと。そこだけ間違えないようにしてください。
委員長(佐藤 守君) 12番、住安孝夫君。
12番(住安孝夫君) 聞いたことに答えてください。六日町病院と小出病院は基幹病院ほどぜひ県立をということではなくて、今後話し合うけれども、場合によれば県立でなくなってもいいですよという意味が含まれていますね。
委員長(佐藤 守君) 星野市長。
市長(星野芳昭君) これからの交渉の中でいろんなことが出てくると思います。でありますから、県があれもこれもという100%公設公営なんていうことはそうお互いに考えられない、そうあってほしいとは思いますけれども、なかなかそうはいかない部分がいっぱいあると思います。でありますから、これからどうなるかわかりません。
委員長(佐藤 守君) 12番、住安孝夫君。
12番(住安孝夫君) 何か新聞報道によると、この要望書を出された推進協議会では10月の2日の日に県に行って知事に会ったら知事が必ずしもいい返事でなかったので、基幹病院をぜひ県立でということについてはこだわらないと、県立県営ということにはこだわらないと、県立民営でもいいというふうに、そういうふうに態度を変更したというのを新聞で読みましたが、それは事実ですか。
委員長(佐藤 守君) 星野市長。
市長(星野芳昭君) 公設、要するに県が建設願いたい、これについては知事もまあまあ県でつくりましょうという方向はその場ではされたのではないかと私は感じております。それは、文書でもらったわけではありません。ただ、経営につきましては、これはなかなかこれから、今小出病院が15年度の決算で約1億、六日町病院が約3億の赤字だと。この赤字の負担について地元の自治体の方で負担ができますか、そうであればそれは経営は県でもいいですよというような、それは正式な話ではありませんですが、知事と私どもの懇談の中ではそういう実は話題も出ております。そして、またこの経営については、これからはなかなか県があれもこれもというわけにならない時代なので、いろんなことをやはり検討していかなければならないという、そういう話も確かに出ております。
委員長(佐藤 守君) 12番、住安孝夫君。
12番(住安孝夫君) 何回も市長さん、町長さんたちが集まって、そして練りに練って決めた態度を、1回言って知事が余りいい返事をしなかったからといってすぐ県立でなくてもいいなんていうふうに、そんなに簡単に一発で態度を変えてしまうという、私はそれも非常に驚きなのですけれども、そんな態度だと六日町病院と小出病院の将来なんていうのはとてもとてももうまるっきり県の言いなり、誠意を持って対応するとは書いてありますが、まるっきりもう県の言いなりになってしまうのではないかというふうに恐れるのですが、そういう心配はありませんか。
委員長(佐藤 守君) 星野市長。
市長(星野芳昭君) 当然のことながら県は県、それから私どもは私どもの立場でそれぞれ折衝していかなければならない。相手があるのにただ自分の思うがままに何事も進むとは思われません。でありますので、地域の今までのこのサービスを落とさないような方向の中で折衝を要望していかなければならぬと思っております。
委員長(佐藤 守君) 12番、住安孝夫君。
12番(住安孝夫君) 全くおっしゃるとおりだと思います。そういうふうにひとつ県に対しても言うべきことはきちんとやっぱり言う、主張すべきことはちゃんと主張するという立場でこれからずっと貫いていってほしいと思うのですが、もとを正せばこういうふうに魚沼地域を初めとして多くのところが医師不足に悩むという状態になったのも、私は思うのですけれども、県の無策が非常にこれは大きいと思うのです。私は、今まで新潟県が新潟県の医師不足の問題についてどういう手を打ったのかと思っていろいろ調べようとしてみたのですが、全く何にもしていないと同じなのです。ようやく今年度ですか、昨年度ですか、医学部の進学者に対して奨学金を出すと、こういう、こんなことはだれでも考えつくことで、とっくの昔にやっていなければならぬことだったと思うのですが、ようやくそういうことが始まったというのが強いて上げれば打った点は一つだと言えると思うのですが、そのほかには余り県が医師不足の問題で手を打ったという話は聞いたことがないのですが、市長はお詳しいので、いろいろなことを県がどういう対策をしてきたかということについてご存じだと思うのですが、ちょっと聞かせていただけませんか。
委員長(佐藤 守君) 星野市長。
市長(星野芳昭君) 住安委員の方が詳しいようでありますので、控えさせていただきます。
委員長(佐藤 守君) 12番、住安孝夫君。
12番(住安孝夫君) 新潟大学の医学部がちょっと名門過ぎて、全国から受験生が来るものだから新潟県の受験生は余りいっぱい入られなくて、3割でしたか4割でしたか、しか入学はできないと。大半が他県の出身者で占められてしまうと。これも名門ゆえのつらさなわけですが、よそから来た人は卒業すればよそへ行ってしまうというのも当然のことで、ですから名門の新潟大学医学部にばかり頼っていれば、新潟大学の医学部というのは全国にお医者さんをばらまかなくてはならない、そういう地位にある名門医学部だから、とても新潟県だけの役に立ってもらうなんてわけにいかないのだから、県立の医科大学ぐらいはどうしてもこれはやっぱり必要だなというような政策的な選択はもっと早い時期に当然なければならなかったと思うのですが、そういうことも行われていない。ほかの医学部以外の県立の大学は幾つかつくっているのですけれども、医者の養成については本当に無策で通してきたと私は思うのですが、その結果山の中の住民を初めとする、いわゆる過疎地域が医師不足のあおりをもろに受けて、病院が縮小になるかもしらぬ、なくなるかもしらぬというような目に遭わなければならぬことに今なっていると思うのですが、私はここに、16年の3月ですから、ちょっと古いのですけれども、県立病院の医師の充足状況の資料をちょっと調べてきたのですが、小出病院は充足率が78.7%、小出病院より悪いところもあります。加茂病院74%、十日町75%、妙高病院に至っては34%なんてところもありますが、小出病院よりももっと医師不足のところもありますが、軒並み確かに医師不足です。充足率が非常に低いのですけれども、ところが県立病院全部を見てみましたら、標準の医師配置数、いわゆる医療法で言う標準数が県立病院全部合わせるというと415人なのだけれども、実際にいるお医者さんは415人なのです。ちょうど100%なのです。足りないところは、軒並み足りないところがあるわけですから、どこで余っているか見ましたら、そうしたら中央、中央というのは高田中央ですか、高田中央123%、それからがんセンター141%、それから新発田病院121%、こういうふうに余っているところもあるわけで、だから同じ県立病院でさえもこういうふうに、余っているという言い方はちょっと適当ではないのかもしれません。その病院にしてみればこれだけいてもらった方がいいのだとおっしゃるのかもしれませんが、とにかく標準数から見れば余っているわけです。そういうところから足りないところに、同じ県立病院ならばお医者さんを回すぐらいのことがなぜできないかと思うのですが、素人考えをすれば同じ県立なのだからと思うのですが、それができない。それさえもできない。それさえもできない状態の中で、例えば片や県立、片や民営というような病院同士の間で医師の融通なんていうのは、私はもう全く今の状態からすれば望んでも不可能だというふうに思います。ですから、県立でなくなるということは、これは医師の確保にとっても今以上にますますひどい困難が降りかかってくるというふうにこの問題については考えなければならぬと思いますが、市長の見解はいかがですか。
委員長(佐藤 守君) 星野市長。
市長(星野芳昭君) 各大学の医学部の医師の派遣先というのはいろいろあろうかと思いますけれども、新潟県の場合は県立病院ということで全国でも一番県立病院を持っている、15施設も病院もあるようでありますが、それこそ今のお話のとおり一つの病院の中で今魚沼市の中でも堀之内病院は新潟大学、富山医科薬科大学、あるいは帝京大学、先生方がいろいろ混在しておりますけれども、主力はやはり富山の医科薬科大学の先生方を中心とした中で医療行為をやっていただいているわけでありますが、何かこれからは県立の中でもこの魚沼は特に関東、首都圏に近いわけでありますから、今までも何回かお話を申し上げてありますように、交通の関係あるいは学園都市が近くにあるような感じもいたす中で環境的なものも決して悪くはない。いろんな面を考えたときにある一つの学校と提携するだけではなくて、もう少し幅広くという考え方の中で動いていく必要があると思いますし、あるところに偏ってしまいますと今のお話のとおり医師不足はずっとつきまとうような感じはしないではありません。ですので、基幹病院を中心とした中でのこの地域のそういう医療のネットワーク化というのは、当然のことながら医師を含めた中で考えていかなければならない大きな課題だと思っておりますので、それが話がお互いにそっちが先だ、こっちが先だというようなことではなくて、今までの流れを踏んだ中でベースをきちんとお互いに1段1段踏み固めながら次の行動を考えながら真剣に地域のために考えていく必要があると思っております。
委員長(佐藤 守君) 12番、住安委員に申し上げたいと思いますが、決算審査ということでございますので、今話、質問を聞いておりますとなかなか次のことの問題というようなことが多々あるようでございますので、質問を変えていただけませんでしょうか。
12番(住安孝夫君) 申しわけありませんが、これはどうしても聞きたいことでありますので、ひとつ委員長におかれてはそのような発言はなさらないでいただきたいと思います。
委員長(佐藤 守君) 端的にお願いしたいと思いますが。12番、住安孝夫君。
12番(住安孝夫君) 県立病院が赤字だ赤字だといって、それが一つの知事が基幹病院も県立ではだめだよと言う根拠というか、理由だと思いますし、六日町病院と小出病院を何とか始末しろと言っているのも恐らくその理由だろうと思うのです。この赤字の問題なのですが、例えばこれは平成16年の決算の話ですけれども、県立病院には県から一定の予算を、経費をつぎ込まなければならぬだろうということで、予算上では82億5,000万を県立の16、16というのは病院の数なのか部門の数なのかちょっとわかりませんが、16部門に合計82億5,000万円つぎ込んだと。しかし、実際にかかったのは、足りなくなったのは伺ったのは102億5,000万円で、差し引き20億円足りなくなったと。これをいわゆる赤字と言っているのだろうと思うのですが、予定をした82億よりも実際は102億お金を入れなければならぬことになったので、したがって差し引き20億円足りなかったと、こういうことで、これが毎年毎年積み重なっているのですが、こういう状態が知事は何とかしなければならぬというふうに思っているのだろうと思うのですが、私は赤字だといったって、確かにそれは黒字が出れば一番いいのでしょうが、新潟県みたいに農村部が多い県というのはそれだけ人口がまばらなところが多いということですから、当然病院経営というのはそんなにもうかってどうしようもないなんていうふうには、都会の新潟や長岡なら別として、農村部に来れば病院なんか建てたってもうからぬのは当たり前だと思って、県だってそう思っているのだと思うのですけれども。だから、ある程度予算からお金をつぎ込まなくてはならぬというのは当然だと思うのですが、このくらいのお金は私はこれは何とかしなければならない、克服しなければならない、病院をひとつちょっと整理しなければならぬというふうな発想になるほどの問題ではないと。ではないと思ったって、知事はそう思ってこれは大変なことだと思っていれば、これは私は知事ではありませんから仕方ないのですけれども、これは大した問題ではないので、そのくらいのお金をかけても基幹病院もちゃんと県立でつくってください、それから小出も、それから六日町も県立でちゃんと続けていってくださいということを要求するのは私は不当なことではないと思うのですが、市長はそれはそんなことは言うべきではないと思っていらっしゃいますか。
委員長(佐藤 守君) 星野市長。
市長(星野芳昭君) いや、そのとおりであります。そのとおりというのは、別に言って差し支えないことだと思っております。
委員長(佐藤 守君) 12番、住安孝夫君。
12番(住安孝夫君) では、ぜひひとつ大きい声でそう言っていただきたいと思うのです。計算してみますと、新潟県の1年間の予算というのは1兆2,000億円ぐらいですから、そうすると県立病院全部につぎ込む102億というのはどのくらいの予算かというと、予算総額の0.8%なのです。1%に満たない。そのぐらいのお金を県民の命と健康を守るための費用として支出することが、そんなに知事が大騒ぎするほどの大変な困った問題でなんか私はちっともないと思うのですが、そういう立場でひとつ、特にこの魚沼の一番いわゆる病院としては採算のとりにくい、こういう地域から県立病院をどうも今の知事の態度からするとなくしてしまおうということでしょう。十日町も県立はだめだ、基幹病院も県立はだめだ、そして六日町も小出もこれはみんな県立でなんかだめだよという、そう言っていると同じです。ということは、つまり魚沼地域から県立病院を一つもなくしてしまおうという、そういうことになるわけです。よりにもよって新潟からなくしてしまうとか長岡からなくしてしまうというなら、それはわかりますが、一番農村部の人口のまばらなところから県立病院をなくしていくということは、私はちょっとこれは許せない問題だと思うのですが、そういう意味からしてこれは重大問題だと思いますので、魚沼地域から県立病院を一つもなくするというような、ある意味では無責任な政策を県にとらせないように星野市長から大いに頑張っていただきたいと思うのですが、決意のほどをひとつ聞かせてください。
委員長(佐藤 守君) 星野市長。
市長(星野芳昭君) また議員の皆さんからも後押しをひとつお願いしたいと思っております。
委員長(佐藤 守君) 12番、住安孝夫君。
12番(住安孝夫君) 病院のことについてはまだまだ言い足りないのですけれども、時間のことも私も少し気がもめますので、次の問題に移ります。今の病院にちょっと関連しますけれども……
委員長(佐藤 守君) 12番、住安委員に申し上げたいのですが、病院問題は一応終わりましたね。ここで暫時休憩をさせていただきたいと思いますが。
12番(住安孝夫君) はい。
委員長(佐藤 守君) 休憩後にお願いしたいと思います。
休 憩 (午後 3時24分)
再 開 (午後 3時39分)
委員長(佐藤 守君) 定足数に達しておりますので、休憩前に引き続き会議を再開します。議席番号12番、住安孝夫君。12番、住安孝夫君。
12番(住安孝夫君) 次の問題に移る前に、最後に一つだけお聞きしますが、近くお話によると市長さんたちはまた県に出向かれるそうですが、知事と会われたときに魚沼地域から一つも県立病院がなくなる、地域としては新潟県の中で真っ先に県立病院の消える地域になるというようなことにならないようにひとつぜひ頑張っていただきたいと思いますし、それから魚沼市のことについて言えば、先日医療圏の問題が話題になりましたが、この現在の医療圏、小千谷と北魚沼が一緒になっている医療圏では、これはよく知られていることですけれども、基準病床数に対する現有病床数の比較がありますが、基準病床が、これは精神等を除く一般病床と療養病床に限って言うと915の基準に対して985の病床数があると。したがって、70床ほど基準より上回っているということに数字としてはなっているのですが、しかしよく中身を見るとこの北魚、小千谷の医療圏の中に病床を持っている医療機関としては六つ上がっています。県立小出病院、それから市立堀之内病院、魚沼病院、小千谷総合病院、ほんだ病院、小千谷さくら病院と、この六つが上がっていて、その中でほんだ病院は精神だけですから、一般療養がありませんから、これは除くとすると小千谷に三つ、それから魚沼市に二つということになるわけですが、現有病床の985のうち、計算してみると小千谷の三つで648を占めるわけです。したがって、あと残る魚沼市の分は337なのです。人口は、似たり寄ったりなのに小千谷の方に圧倒的に病床が多くて北魚はたった300しかないと。そういう状態で、北魚だけとって見れば基準よりも病床が多いのですよなんてとても言えたものではないという状態なのに、ここへ来て小出病院が場合によれば縮小というようなことが現実の心配として出てきているということは本当に私はゆゆしい問題だと思いますし、もう少し、魚沼全体のことも大事ですけれども、魚沼市の市長としてはやっぱり魚沼市、つまり北魚のことを、北魚が本当にこれからよくなるか悪くなるかという、そこのところが一番大事な問題なのだという、こんなことを私の口から言うのもおこがましい話ですけれども、魚沼市のひとつ将来の発展という立場を本当に大事にしていただいて、中魚、十日町ではちゃんともう十日町病院を基幹病院より先にいい病院にしようということでさっさと手を打ち始めていますし、それから南魚は南魚で署名運動などまでしながら基幹病院をとにかく自分たちのところに持っていこうということに主な力を注いでいます。そういう中で魚沼市が何をこの中で得るのかと、どういうメリットを持ってくるかということは本当に重大な局面だと思いますので、ひとつそういう意味から小出病院の将来を大事に考えていただいて、県立でなくてもいいというようなふうに受け取られるようなことをなさらないでひとつ頑張っていただきたいと思いますが、もう一遍ひとつ市長の決意のほどを伺いたいと思います。
委員長(佐藤 守君) 星野市長。
市長(星野芳昭君) 決算の絡みの中でいろいろとお話しいただきましたが、わかりましたという答弁にさせてもらいます。
委員長(佐藤 守君) 12番、住安孝夫君。
12番(住安孝夫君) 次に、財政事情と主要な施策の成果の82ページに休日急患当番診療のことがちょっと触れて書いてあります。この第一次医療については、主としてこれは市町村の持ち分だということを言われています。したがって、交代で診療を担当してもらう医療機関に市として運営助成といいますか、委託料といいますか、を支出するというのはこれは必要なことだと思うのですが、医師会などからも要望が出ているかと思うのですが、休日診療所というようなものを設けて、そこに開業医の先生方からもかわるがわる詰めて診療を担当していただくと、こういうふうにすることが望ましいのではないかと。休日当番医というのは、家庭には何月何日の日曜日にはどなたが診療担当なのかということは一応配られてはいますけれども、先日質問もあったように必ずしも、さあ、お医者さんにといったときにそれがすぐは見つからなかったり、あるいはまた行ったことのないお医者さんで場所が余りよくわからないというようなことがあったりというようなことで、この利用数、ここに報告があるように67日で796人の受診、これは必ずしも少なくない数字ではあると思うのですが、場合によれば、もっと診療所が設けられればもう少し行きやすくなって利用者がふえるということもあり得るのではないかと私は思うのですけれども、そういうものを設置する、そんなに物すごい経費がかかるほどのものではないと思うので、この点が急がれるのではないかと思うのですが、この点のひとつご方針を伺いたいと思います。
委員長(佐藤 守君) 星野市長。
市長(星野芳昭君) ご質問がありましたように、この主要な施策の成果の中の82ページに書かさせていただいております内容のとおりでありまして、要は自治体独自でそういうお医者さんをお願いをして、ずっと休日だけの診療というのはこれはなかなかできかねるわけでありますので、今やらさせていただいている、医師会の皆さん方からご協力いただいて順番制にやっていただいておりますその方法を1カ所に診療のできるような体制整備、これが求められているわけでありますが、先ほどのお話ではありませんけれども、基幹病院、あるいは県立小出病院、みんな絡みがあります。そして、またお医者さんの、医師の協力なくしてこれはなかなか難しい課題でもございます。でありますので、今のお話のように前向きに検討していかなければならないことは十分そのとおりだと思っておりますが、今の段階では、まずもってこの体制について医師会のご協力をいただきながら、この地域全体の医療のネットワーク化、どういう形がいいのかというのを検討の中にこれも入れさせていただきたいと思っているところであります。
委員長(佐藤 守君) 12番、住安孝夫君。
12番(住安孝夫君) 医師会自体がたしか市に対しても意思表示がなされたのではないかと思うのですが、医師会としてそういうものを設けてはどうか提言があるやに聞いていますので、協力をいただくことについてはさしたる大きな問題はないと思いますので、ぜひ今のご答弁のようにひとつ前向きに取り組んでいただきたいと思いますが、この82ページのところに今後の課題として医療機関も減少しつつある中で休日診療の見直しが求められていますというふうに書いてありますが、これはどういうことを意味しているのかちょっと理解ができないのですが、この意図、意味するところをひとつちょっと聞かせてください。
委員長(佐藤 守君) 星野市長。
市長(星野芳昭君) 一部の開業医の先生が閉鎖をしたいというような、そういう動きがあるということの中で、数が少ない中で一つの医院も閉鎖されてしまいますと大きな影響があると、こういう意味合いでお願いしたいと思っております。
委員長(佐藤 守君) 12番、住安孝夫君。
12番(住安孝夫君) 次の問題に移ります。成果の32ページに市内のバス交通網の問題について触れてあります。先ほども質問がありましたが、私からもこれについてちょっと質問させていただきます。各旧町村でそれぞれ運行されている福祉バス、主として内容を見るというと老人憩の家だとか、それから温泉施設などへの往復、こういうものを主たる目的として福祉バスが運行されているようです。これはこれで大変いいことだと思うのです。守門ののは、それよりも通学に重点が置かれているようですけれども、老人福祉施設、あるいは温泉への往復ということと並んで、むしろそれよりも大事な問題は医療機関への行き来、特に高齢者にとってはそのことは非常に大きな問題だと思うのですが、今の旧町村の運行系統はそれぞれの旧町村の中で考えられてきたのを合併後も基本的には今のところ受け継いで運行されているということだと思うので、事情は承知はしているつもりですけれども、今後の問題としてはやはり小出病院と堀之内病院を視野に置いて、そこに対するある意味では市内各地からの放射状の送迎運行、その途中なかで温泉施設等にも立ち寄るということが当然考えられていいと思うのですけれども、医療機関への行き来をかなり大きく念頭に置いた運行系統が望まれると思うのですが、これは前回の議会で私は一般質問だかで取り上げて市長のお考えを聞いたのですけれども、そのときに市長は、県の補助の関係で乗車の密度が2人を割り込むというようなことになると県から補助がもらえなくなって、そこのところの絡みでなかなかこれは難しい問題だと、こういうたしか答弁があったと思います。それで、県からの補助はここへ書いてあります。700万だと。700万が県から出ているのだということですが、今の例えばこの県から補助が出ている、これはどの路線ですか……どの路線だかちょっとよくわからないのですが、市長が言われた平均乗車人員が2人を割り込む寸前で、もし並行するような形で市の福祉バスが運行されることになるとたちまち最低基準の乗車人員を割ってしまうという状態だということなのですか。そこらあたりひとつ実情をお聞かせください。
委員長(佐藤 守君) 渡辺地域振興課長。
地域振興課長(渡辺 隆君) 今ほどのご質問でございますが、この福祉バスにつきましては無料でございますので、一般の路線バスと福祉バスが同じところを走行いたしますと皆さんが無料の方へ移られてしまいますので、そうしますと必然的に今補助金を受けている路線バスが乗車人員の平均の2名を下回ってしまいまして、補助対象からは外れてしまうのではないかということが予想されますので、できれば余り競合しない格好で市の運行する福祉バスは運行系統を考えながらやった方がよくはないだろうかという趣旨のことでございましたけれども。
委員長(佐藤 守君) 12番、住安孝夫君。
12番(住安孝夫君) 県から補助を受けている、例えば小出穴沢線なんかもそうだと思うのですが、それはこっちはもちろん無料ではないわけですが、さっきお聞きしたことですが、いわゆる補助を受けることのできる基準すれすれの状態で、もうちょっと割り込む寸前だというような状態ですか。
委員長(佐藤 守君) 渡辺地域振興課長。
地域振興課長(渡辺 隆君) 今大体平均乗車率4人程度というふうに把握しています。11月から3カ月間、1週間ずつ抽出いたしまして全路線の乗降客の調査をもう一回したいと思っていますので、その結果をまた見させていただきたいと思っています。
委員長(佐藤 守君) 12番、住安孝夫君。
12番(住安孝夫君) 私は、せっかく今行われているこの無料の福祉バスは、それはこれはこれでとっても現に利用者があるわけですので、これをなくしてしまうということはちょっと忍びないなという感じもしますが、しかし同時に今申し上げているように強い要望のある問題はむしろ医療機関への便がもっと、特に乗り継がなくてはならぬというところ、例えばあちこちあります。福山だとか、それから滝之又だとか、それから大白川だとか、あるいは横根、芋鞘だとかという、そういうバスそのものを乗り継がないと病院まで到達しないというようなところの方々は特にそうだと思うのですが、できることならたとえ便数が少なくても直通で行くようなバスが欲しい。無料にしてもらうこと以上に、とにかく有料でもいいから乗りかえなしで行かれるような形が望ましいという声が非常に多いような気が私はします。そういう点から、県の補助というような絡みもあってちょっと難しい問題が絡まってはいますけれども、何とかさっき言ったような全市的な放射状の送迎といいますか、医療機関への行き帰りに利用できる、そういうことをこれから考えていっていただくことが非常に大事だと思うのですが、いかがでしょうか。
委員長(佐藤 守君) 星野市長。
市長(星野芳昭君) そのとおりだと思っております。特に高齢世代が、高齢人口が非常に多くなってきておりますので、今いろんな運行計画は試行錯誤しながら、試す方でありますが、試行させていただいております。そういう中で場所によってはバスというわけにならない、別の車という形に変えざるを得ない場合も出てくるかもわかりませんが、今のお話のとおりなるべく、この地域は本当に広くなりましたので、その中心の今お話の出ましたような医療機関に来るためにはそれなりに大変な地域もあります。そういう面についてはできるだけ、今いろいろ考えていただいておりますけれども、一面でまた費用対効果的なものが話に出ますけれども、それはそれといたしまして細かくなるべく行かれるようにしていかなければならぬと思っております。
委員長(佐藤 守君) 12番、住安孝夫君。
12番(住安孝夫君) 乗車率がどうであるかということを考えないわけにはいかないということは、私もわかります。わかりますが、だけれどもこのバスには1人しか乗っていないからこんなのは意味がないとか、そういう問題ではやっぱりあってはならないと思います。どうしてもその人にとっては必要だかもしらぬわけですから、何人乗っているからこれはいいとか、1人や2人だからこんなのはだめだとかというふうにだけ見ないで、やっぱりその乗っている人にとって本当にこれはなくてはならない乗り物なのだという、そういう思いやりをひとつぜひ行政としては持っていただきたいと思います。
次の問題です。合併前に合併協議会だよりというのが何回か発行されて各家庭に配られました。その何号だったか忘れましたが、何号かにこういうことが書いてありました。合併するとどういういいことがあるかということの中で、質問はこうでした。Q&Aの記事でしたけれども、合併した場合のメリットにはどんなものがあるのでしょうかという中で大変たくさんいろいろなことがいっぱい書いてありました。その中に一つこういうのがありました。専門的高度な能力を有する職員を確保、育成することができ、住民の皆さんへの行政サービスの質の向上が図られますと、こういう一項がありました。これは、このときばかりではなくて合併論議の中でずっと何回も私は聞いたことのある、つまり専門職がいるようになるのだと、合併をするというとそういうことが可能になるのだという議論であります。そこで、お尋ねをいたします。合併後スケールメリットを生かして専門職と言われる職員の養成、または採用についてどういうような取り組みをしてこられたのか、まずその点を伺います。
委員長(佐藤 守君) 星野市長。
市長(星野芳昭君) 合併後における職員採用となりますと、そう数はおりませんが、病院の看護師等については本当にそれは専門職でありますので、それは別にいたしまして、一般行政の中で対外国、特に英会話に対する、職員の中には大分堪能な方もおいでになりますが、残念ながら即その場で会話に応じられるという職員というのができかねた状況でもございまして、今のこういう行政を進める中においてはどうしても必要な分野であるということで、実は1人英会話に関係する堪能な職員を採用させていただきました。それから、社会福祉士につきましては、これは福祉課の方に専門の資格を持っているのを3人、これは資格を有効に利用させていただくということでそこに職場を与えさせていただいておりますし、分野分野において、先般もそういうお話がございましたので、改めてこれは職員の異動等にも当然のことながら参考とさせてもらわなければなりません。約700名の職員の方で普通免許以外の一般的に特殊な技能、技術を持っている有資格者の数を、資格を調査をさせてもらいました。500人強の方々がいろんなそれぞれ資格を持っておりますので、これからやはりそういう分野はこの行政の中で生かしていかなければならぬと思っております。
委員長(佐藤 守君) 12番、住安孝夫君。
12番(住安孝夫君) ぜひその方向でご努力いただきたいと思うのですが、私はその中で、既にほかの機会にも質問が出ていますけれども、コンピューター関係の専門的な能力を持つ職員を養成、または採用するということが急務ではないかと思います。コンピューター機器管理として成果のページでは4,100万円が支出されていますし、このほかにいわゆる委託料として支払われているのを考慮に入れますというと膨大な費用がこれに支払われているということを考えると、パソコンのぐあいがちょっと悪いとか、あるいはネットワークがちょっとうまくいかなくなったとかというぐらいのことは職員で全部直せると、全部引き受けられるというようなことがどうしてもこれから必要になってきますし、学校で使われているパソコンも一々会社に外注に出さなくても少々のふぐあいは全部直せると、こういうような技術者が、それこそ高度な技術を持っている職員が1人、2人いれば物すごく財政的には市にとってプラスになると思いますので、そういうことを至急手がけることがいいのではないかと思いますが、いかがですか。
委員長(佐藤 守君) 星野市長。
市長(星野芳昭君) おっしゃるとおりでありまして、今職員の中にも大分堪能な職員もおいでになります。セキュリティーを100%そこで守れるかというと、なかなかこれまた企業の中に入らなければならない分野もありますので、一概には言えませんが、コンピューターに関係するだけではなくて、非常に最近は決算を見ておわかりのとおり委託関係が費用がふえてきております。人件費を減らしていってもその分野をそっくり一般の業界の方にまた流していくようでは、これはなかなか行政改革がうまくいっているとは思われませんですので、職員のそういうおっしゃるとおり研修、あるいは有資格者、そしてまたいろんな面で専門化されるということは大事なことだと思っております。
委員長(佐藤 守君) 12番、住安孝夫君。
12番(住安孝夫君) 交通災害共済の問題で一つお伺いをします。
成果の30ページですが、30ページの下の方に交通人身事故が書いてあります。11月1日、合併後年度末までの間に件数76、死者2、負傷者数118となっております。一方、右側の31ページの方には交通災害共済見舞金の給付状況というのがあります。申請件数が18件という、同じ期間ですが、事故での負傷者が118人いるのに申請件数が18というのはいかにも少ないような気がします。もちろん負傷者が全部この給付に該当するわけでないことは百も承知でありますけれども、それから負傷者が全部市内の人だという保証ももちろんありません。他の市町村の方ももちろん入っているのだろうとは思いますが、しかし逆に他の市町村で事故に遭われたという方もおられることもありますから、申請件数が18件ということはこの申請漏れがかなりあるという心配があるのですが、その可能性についてどう思われますか。
委員長(佐藤 守君) 渡辺地域振興課長。
地域振興課長(渡辺 隆君) この30ページ、31ページの資料に記載されておりますのは11月1日から3月31日まででしたので、16年度、年間の件数について若干調べさせていただきましたが、負傷者の数は年間で286人となっておりまして、共済の見舞金の請求件数は55件ということでございました。今ほど委員からお話のありましたとおり、市内、市外等の発生地におきましてそれぞれありますので、一概に申し上げられませんが、実治療日数7日間以上という一応の縛りもございまして、それ以下の方については請求がないということでございますし、これにつきまして私も担当者にこういったことで申請漏れがあってもまた大変なので、警察等で事故の方をお聞きして管理者とチェックしてはどうかなという話を提案をしましたけれども、今個人情報の関係がありまして、警察の方でも名前を全部教えていただくわけにもならないというようなこともありますし、また本人にこちらの方から連絡するというのも個人情報の保護の関係もありまして、まずいということがありまして、申請漏れがあるかないかのチェックがなかなか難しいというのが現状でございます。私も正直申し上げましてこの数字につきましては若干低いのではないかということでございまして、魚沼市の16年度の最終的な加入者数は3万8,740人になってございまして、この申請率といいますか、これは0.14%ということでございます。新潟県の共済組合の方へ問い合わせたところ、全県では0.3%近いのではないかという話を聞いておりますので、これについては今後広報に十分に努めて申請漏れがないように呼びかけるようにさせていただきたいと思っております。
委員長(佐藤 守君) 12番、住安孝夫君。
12番(住安孝夫君) 今ほどのご答弁にあるように、事故に遭った方の氏名が当局に手に入る形になっていて、大丈夫ですか、7日以上通ったら該当しますから手続を忘れないでくださいという、そういうような、電話でもそういう一言がかかるのが本当に温かい行き届いた行政サービスだと思うのですが、そういうわけにもなかなかいかないという事情もあるとすれば、広報と、それからもう一つは各町内、集落などでのことでありますと嘱託員の方に、そういう漏れがもしあると困るので、役場に聞かせるなり、あるいは本人に申請を忘れないようにと一言助言をしてやってくれというような嘱託員会議等での話題にしていただくとか、いろいろ手を打って、恐らく忘れているとか、そういうことは気がつかなかったのか、申請するのをしないでしまったというのがあり得ると思いますので、配慮をよろしくお願いします。
次の問題、これも成果ですが、49ページに国民年金のことが書いてあります。この保険料の未納者ですが、これは去年から大変全国的に話題になっている問題ですけれども、特に若い人たちの中に保険料の未納者がふえるという傾向だと思いますが、魚沼市の、できれば年代別だと一番いいのですけれども、未納率というか、未納者がどのぐらいいるのかというような、そういう数字はお手元にありませんか。
委員長(佐藤 守君) 桜井市民課長。
市民課長(桜井伸一君) 今ほどの国民年金保険料の未納の関係でございますが、ご案内のとおり国民年金保険料の徴収義務につきましては、平成13年度までは各市町村で国からの委託を受けて行っていたということでございますが、地方分権法の成立を受けまして平成14年度からは本来の国の業務に戻っております。したがいまして、私どもとしますと社会保険事務所からいただく資料の範囲でしか把握し切れないというのがございまして、年代別とか例えば旧町村別とかというのが出せない状況になっております。ただ、魚沼市全体の状況について申し上げさせていただきますと、国民年金につきましては月数でその収納率をあらわします。そうしたときに平成16年度末を見ますと対象月数が7万2,631月に対し、納付月数が5万9,104月ということで、差し引きしますと1万3,527月が未納となると。これで納付率にしますと81.4%となっております。15年度が6カ町村の納付率を見ますと82.6でしたので、1.2ポイントほど下がっているということでございます。ちなみに、全国の状況とか県の状況について申し上げますと、平成16年度でございますけれども、全国では63.6%、新潟県では75.5%ということでございます。こういうのに比べるとこの地域はかなり納付率は高いということが言われておりますし、また新潟県も全国ベースで見た場合には上位から2番目というようなことで高くはなっておりますけれども、委員のおっしゃられたとおり若年層において未納が懸念される、それがひいては年金の受給資格ですか、これに響いてくると言われておりますけれども、今ほど申し上げましたとおり中の細かい数値については国から示されないので、お答えできないという状況でございます。
委員長(佐藤 守君) 12番、住安孝夫君。
12番(住安孝夫君) 今答弁のあった数字は、これは定期的に社会保険庁から市の方に通知されるものなのですか。それとも聞かなければわからないものなのですか。
委員長(佐藤 守君) 桜井市民課長。
市民課長(桜井伸一君) 今の数値は、年度が終わりまして6月の上旬ごろに社会保険事務所を通して文書が来るというものでございます。
委員長(佐藤 守君) 12番、住安孝夫君。
12番(住安孝夫君) そうすると、先ほど申し上げましたように例えば若年層に限って見るとどうなのかというようなことについては、これは問い合わせをすればわかるというものなのでしょうか。
委員長(佐藤 守君) 桜井市民課長。
市民課長(桜井伸一君) これも先ほど申し上げましたとおり、国、社会保険事務所の方ではいわゆる魚沼市全体のことについて年代別とかは出してもらえないと。また、旧町村別も私は知りたかったのですけれども、この辺もシステム上出ないというような話でしたので、また今後もう少し、例えば私どもが啓発する段階でそういう数値が欲しいということを要望した中で対応していただければまた別ですけれども、今の段階では教えてもらっていないということでございます。
委員長(佐藤 守君) 次に、議席番号10番、星孝司君の発言を許します。10番、星孝司君。
10番(星 孝司君) 委員長、通告した質問に入る前に、朝正誤表が入りましたので、そののについての質問を最初にさせてもらいたいと思うのですが、いいですか。
委員長(佐藤 守君) はい、よろしいです。
10番(星 孝司君) こののについて、私は決算資料を見せていただきました。9ページの方ののはわかりましたけれども、135ページの方の正もわかりましたし、間違いというのもわかりましたけれども、法定協議会なり、あるいは合併のときの地域の名称の呼び方については、これは協議項目の中だか調整項目の中にあったと思うわけです。ところが、この瀬場地域というのはそういう中に私はなかったというふうに見るのですけれども、この問題はなぜこういうふうな形でたとえ間違いであったとしても出てきたのか、そのところを最初に説明をお願いします。
委員長(佐藤 守君) 答弁を許します。穴沢建設課長。
建設課長(穴沢公一君) 申しわけありませんが、その経過がちょっとはっきりしませんので、調べさせてください。
委員長(佐藤 守君) 10番、星孝司君。
10番(星 孝司君) それでは、こののはまた後日わかったらきちんと説明をいただきたいと思いますけれども、そののを一応置きまして、通告してある問題について質問をさせていただきます。
まず最初に、ほ場整備事業についてなのですが、これは決算資料の115ページにあるのですが、この決算資料の中では八つの地域でこのほ場整備事業をやっていると、こういうことなのですけれども、私はほかのところはよくわからないのですが、自分の近くの伊米ケ崎地域のほ場整備の状況について粗っぽくひとつ最初に説明をお願いしたいと思うのですが。
委員長(佐藤 守君) 桜井農林課長。
農林課長(桜井誠一君) それでは、説明をさせていただきます。
伊米ケ崎地区は、県営ほ場整備事業として受益面積100ヘクタール、事業費で約19億円で平成13年度に採択をされたものでございます。翌年、平成14年度から面整備に着手をしてございます。本年度末ということでお願いいたしますけれども、本年度末、いわゆる17年度末でもって28ヘクタールが完了予定ということでございまして、進捗率は28%という状態でございます。事業説明、いわゆる平成13年以前の話ですけれども、当初は7年から8年で完了したいと、またする予定だというようなことで本事業がスタートしたというふうに聞いてございますけれども、国、県の財政事情等々によりまして予算づけがなかなかされないで事業の進捗状況が悪いというような現状でございます。今後もやはり同じようなことが言われまして、国県の財政見通しが非常に厳しい状態であると思いますので。でありますけれども、今まで以上に国県への要望を行って、できるだけ早期に事業完了を図るように努力をしていきたいというふうに思っております。以上ですが。
委員長(佐藤 守君) 10番、星孝司君。
10番(星 孝司君) 国の方へ一生懸命取り組むと、こういうことでございますので、そういうふうに頑張っていただきたいと、こんなふうに考えておるのですけれども、農家の皆さん方も現在機械の更新であるとか、それから田んぼを手放す人もいるようですし、また耕作が計画的にできないとか、そういった問題もあってなかなか現在ほ場整備の問題については困っていると、こういうのが実情のようなのですけれども、当初説明したのよりなかなか期間が長くなって、そういったものは国、県に働きかけるとしてももう少し農家のちゃんとした営農計画ができるようにしてもらいたいと、こういう要望が強いと思うのですけれども、その辺のところは十分承知しているとは思うのですけれども、どんなふうになっているのでしょうか。取り組んでいるけれども、国、県に延ばされてしまうと、こういうことなのですか。それとも地元の例えば地震があったからとか、あるいはほかの工事が出たからとかという形で延ばされているのか、それとも国県の予算だけなのか、その辺をまずお答えをお願いします。
委員長(佐藤 守君) 桜井農林課長。
農林課長(桜井誠一君) 私どもの承知している範囲ですと、国県の予算づけが余り芳しくないという状態でございます。ただ、単年度単年度の事業説明等につきましては、地区の営農委員会等を通じて今年度の予定はこれですよというふうなお話は随時させてもらってはおりますけれども、委員ご指摘のように確かに当初は七、八年、10年ぐらいでもう全部終わるのだということで事業説明をし、事業着手が行われていますけれども、先ほどお話を申し上げたような事情で、はっきり申し上げて我々のところではいたし方ない部分があるというような状態でございます。以上ですが。
委員長(佐藤 守君) 10番、星孝司君。
10番(星 孝司君) 来年度の予定については、9月30日付で農林課の方から関係農家の方に案内が行って、来年度工事の予定、それから本当は予定したのだけれども、延びるのだと、こういうのについても連絡が行っているようなのですけれども、こういったところで不安を持っている方もおられるのです。工事について承諾したのだけれども、こういって延び延びになると国、県であるか、市であるか、これが取りやめになるのではないかと、こういった不安な方もあるようなのですが、農家の方が承諾した点については引き続き遅くなったとしてもきちんと取り組んでいくのだと、こういった確認はなされているというふうに受けとめていいのでしょうか。
委員長(佐藤 守君) 桜井農林課長。
農林課長(桜井誠一君) 私どもそのように受けとめておりますので、地元の方で中止をしたいとかいう話がない限り当初の予定どおり、少しずつですけれども、ほ場整備の方を進めていきたいというふうに考えております。以上です。
委員長(佐藤 守君) 10番、星孝司君。
10番(星 孝司君) それでは、このほ場整備ののについてはこれで終わります。
次に、市報うおぬまののについて移らせてもらいますが、26ページなのですが、決算資料の。決算資料26ページです。現在市報うおぬまについては、親しみやすく読みやすい紙面づくりに努めていると、また市報うおぬまのお知らせ版というのも発行しているということで、これについても市民に必要な情報を適切な時期にということで一生懸命取り組んでいると、こういう決算資料なのですが、ところが高齢者の方を中心として、合併の後遺症といいますか、地域が広くなったために分厚くなって自分の見たいところがなかなか見れないと。もう見ている間にくたびれてしまって自分のところが見れないで終わると、こういうのがありますので、もう一工夫できないかと、これが私は高齢者を中心にしたところの注文なのですが、なぜ市報うおぬまと、それからお知らせ版というのを分けたのか。もう少し、同じ分けるのであれば市報うおぬまというような用語を使わないで、これはお知らせ版なのだと、これが本当の市報うおぬまなのだというような形でもう一工夫できないかというのが市民の声みたいなのですが、その辺のところをひとつお聞かせいただきたいと思います。
委員長(佐藤 守君) 井口広報広聴課長。
広報広聴課長(井口 博君)お答えをいたします。もう一工夫できないかという部分に関しましては、一工夫も二工夫もするように頑張りたいというふうに思います。ご期待をいただきたいと思います。
前段若干お話がございましたが、確かにお年を召した方のご意見といたしまして、ボリュームが多過ぎるという部分と、それからもう一つは文字をもう少し大きくできないかというご意見は、数は多くはございませんが、ちょうだいをした経過がございます。ただ、合併をいたしまして、合併前の6町村の情報を市民の皆さんにお伝えをするということになりますと、それなりのボリュームが必要なのではないかというふうな部分もございまして、ご指摘のとおり一部には厚過ぎる、どこから読んでいいかわからないという声があるのは承知をしておりますが、今の段階ではまだ、特にお知らせ版については場合によってはページ数が非常に多くなるときもあるというふうな事情もございます。そんなことで、もうしばらくは現状で通させていただきまして、間もなく合併して1年ということになりますが、どこかで必要に応じて経費の節減という意味からも絞り込みを必要とする時期が来るのかなという気がしないでもございませんが、もうしばらく工夫をする時間をちょうだいをしたいと思います。よろしくお願いいたします。また何かございましたらご指摘をいただきたいと思います。
委員長(佐藤 守君) 10番、星孝司君。
10番(星 孝司君) 私もこういうのがどういうのがいいのかというのがちょっとわからないのですけれども、私のところにあった話では、例えば堀之内方面の方が見たいというのについては、やはり堀之内方面の方はどうでも見てくださいよと、それから入広瀬方面の方はどうでも見てもらいたいですよと、それからこの部分は全体に共通するのだというような形で、そういった区分けができるかできないかというのが見やすい方法ではないかと。合併したのですから、旧町村を分けるというのは私はいかがなものかという気がするのですけれども、わかりやすいといえばそれの方がわかりやすいのではないかと思うのですけれども、それはある人からの提案でありますので、それは一つの方法でありまして、またほかにもっといい方法があれば私はそれでいいと思うのですが、せっかく骨を折ったりお金をかけたりするわけですから、市民の皆さんから合併したけれども見やすいよと言われるような市報になるようにひとつ頑張ってもらいたいと、こんなふうに、要望になりますか、質問ですので、広報広聴課長の方からそれでは再度もう少し頑張るという決意を持って私の方は質問を終わります。
委員長(佐藤 守君) 星野市長。
市長(星野芳昭君) 私の方から、本人は言いにくいと思いますので。先般広報紙の中にも掲げさせていただきましたが、写真部門で総務大臣表彰ということで大臣表彰をいただいてまいりました。担当課の皆さん方の大変な努力の結果だと思っておりますが、それにいたしましても紙面のそういう今のご意見のようなことがちまたで、今星委員のお話がありましたように、もう少しこうした方がいいのではないかという何かいい案がありましたら、またどしどしお話をいただきたいと思っております。
10番(星 孝司君) 委員長、通告したのは終わります。
委員長(佐藤 守君) ほかに質疑ありませんか。10番、星孝司君。
10番(星 孝司君) 通告しなかったのがもう少しございますので。まず、今までに私のほかに合併してから何人かの方が質問しているのですが、堆肥センター、あるいは有機センターというのについての質問なのですが、平成11年11月1日から平成16年11月1日までの間に、畜産農家の数がこの間の中では29軒とありましたが、この間に廃業をされた畜産農家というのはどのくらいあったでしょうか。
委員長(佐藤 守君) 桜井農林課長。
農林課長(桜井誠一君) まことに申しわけありませんけれども、把握してございませんでした。
委員長(佐藤 守君) 10番、星孝司君。
10番(星 孝司君) この堆肥センターについては、においの問題とか、あるいはそういったのがあって比較的地域の皆さん方からは言われてきていますし、また試行期間というようなのもあったりしていろいろ問題はあるのですけれども、私はこの間質問してきたのは畜産農家の育成ということで指摘しているのですが、現在保健所等の指導で施設ができないために飼う頭数を減らすとか、あるいはまた廃業するとか、こういった方がおられるというふうに聞いておりますので、その点を市として、あるいはまた旧町村の中でこういった視点できちんと頭数なり件数なり、そういったものを私はつかんでいるのかと思ったのですが、今全く市としてもそういったのについては統計をとろうというふうにはしていないのでしょうか。
委員長(佐藤 守君) 桜井農林課長。
農林課長(桜井誠一君) 実情につきましては、先ほどお話ししたとおりでございますので、時期が時期でございますので、そういうふうなことについても早急に統計といいましょうか、とってみたいと思っております。
委員長(佐藤 守君) 10番、星孝司君。
10番(星 孝司君) それと行政の皆さん、私らも同じですが、法律を守ると、こういう立場になるわけなのですけれども、この法律を守らなければならないために廃業をしたり頭数を減らしたりということは非常に私は魚沼市にとってマイナスだと思うのです。したがって、現在18年度、19年度で建設し、その後にきちんと施設ができるというのであるならば、県の方からも少しぐらいは理解をしてもらって、きちんとそういった畜産農家が続けていかれると、こういう対応をしていかなければならないと私は思うのですけれども、今保健所の方から調査とか、そういったののためになかなか厳しいと、こういうのがあるのですが、10頭未満であれば何とか今の法律ではいいわけですから、そこへ持っていく畜産農家もあるのですけれども、私はこういう状況は非常によろしくないと、こう見るのですが、こういった問題に対して市として今後施設ができるまでどういう対応をしていくか、その辺の打ち合わせはどのようになっているのか質問をいたします。
委員長(佐藤 守君) 桜井農林課長。
農林課長(桜井誠一君) 今お話の法律は、もう施行になっておりますので、市としてもいろいろなご指導はしていかなければならぬと思っておりますけれども、基本的には畜産農家等の自主努力という部分が出ようかと思っておりますので、保健所等のご指導があるとすればそれらを聞き入れながら、できる限りそういう指導に従っていただかなければならぬと思っていますし、また有機センターの建設についてもお話のとおりでございますので、以前一般質問の中でお答えをしてございますけれども、その日程に沿って設置をしていきたいと今鋭意進めているところでございます。以上です。
委員長(佐藤 守君) 10番、星孝司君。
10番(星 孝司君) 同じ質問を市長にもしたいと思うのですが、堀之内地域の畜産農家の方からも堀之内町時代に町長の方に何回も要望しているけれども、なかなかできなかったと、こういうふうに言われる方がございます。それで、今何とかその畜産農家の方から、やはり大変な仕事ですが、頑張っていこうという農家については、やはり引き続いてこの18年、19年ののができない、遅くなったということで廃業しなければならないことのないように市としても取り組んでいく必要があると思うのですけれども、県とのかかわりの中で市がどういうふうな取り組みをされようとしているか、その辺市長の考えもひとつお聞かせいただきたいと思います。
委員長(佐藤 守君) 星野市長。
市長(星野芳昭君) 余談でありますけれども、畜産農家は本当はかわいそうなのです。自分たちがまちの外れの方で畜産経営をやっていた、だんだんと周りに住宅ができて自分自身が山地の方に追いやられていってしまって、そこでまた生産活動に従事したところ、その周辺がまた宅地化されてしまって、またいろいろとにおいの件で苦情等を受けているというようなことで、そういう面では非常に行政の、あるいは地域の発展といいますか、地域づくりといいますか、ちぐはぐな点があったことは確かだと思っております。いずれにいたしましても現状がそういう中で一つの規制の中で縛られているわけでありますので、市として今各分野から出ていただいております委員の皆さん方から中心となって、この地域はどのような施設が必要で、またその建設場所についても適当なのかということでいろいろ検討いただいている最中でありますので、それに沿いまして対応させていただきたいと思っております。
委員長(佐藤 守君) 10番、星孝司君。
10番(星 孝司君) 保健課長にお尋ねしたいのですが、現在魚沼市の中で閉じこもりというように成人された方がうちの方におられるという方が非常に多いと思うのですけれども、市としては何名ぐらいの方がおられるか、もし把握していたらひとつお願いしたいと思います。
委員長(佐藤 守君) 酒井保健課長。
保健課長(酒井正男君) 今実際にうちに閉じこもっているといったふうな人が時々話には伺いますが、何名いるかとか、そういったようなことは調査しておりません。
委員長(佐藤 守君) 10番、星孝司君。
10番(星 孝司君) 保健師の皆さんがそれぞれの家庭にいろいろの相談を受けてそれぞれ取り組んでいるということを私は承知しています。ただ、その人数がどのくらいだかということはわからないのですけれども、やはり閉じこもり対策というのは今私は市として必要だというふうに受けとめているのですが、保健課としてはその辺の取り組みはどのような姿勢になっておられるかお尋ねいたします。
委員長(佐藤 守君) 酒井保健課長。
保健課長(酒井正男君) 閉じこもりというのは、私は今うちに閉じこもっていますといったふうに宣言をする人はめったにいないわけでして、先ほどの星委員のようにそういったふうな相談を家族の方がすると、そういった中から拾っていくしかないと思いますが、私どもとしてもそういった閉じこもりのある方からの、あるいは世帯からの相談について、親身になって相談に乗っていきたいと、そんなふうに考えております。
委員長(佐藤 守君) 10番、星孝司君。
10番(星 孝司君) 今閉じこもりについては非常に多いと思います。問題は、その家族の方がそれを問題意識を持っているか持っていないか、何とかしようというふうな考え方に立つか立たないかだと思うわけです。したがって、保健課の方に上がっていく数字と実際の数字には大きな落差があると思うのですが、しかし一つ一つの取り組みをしないとこれまた社会的には大変な問題になりますので、私は保健課になるのかほかの課になるのかわからないのですが、やはりきちんとこの問題を取り組む必要があると思うのですが、先ほどからも専門職というのがありましたが、今恐らく専門職は長岡の方からカウンセラーの方が来られると思うのですが、市としてこの閉じこもり対策について専門職を養成するとか、あるいはほかから専門家の方を採用するとか、そういった観点からこの閉じこもりについて市としてどのように取り組もうというふうに考えているか、市長の方からひとつ見解をお伺いしたいと思います。
委員長(佐藤 守君) 星野市長。
市長(星野芳昭君) 大切なこれも一つの案件ではないかと思っておりますが、その辺の事情につきましてはどちらがいいのか、また方法論としてなかなかこれは難しい、実際に人の家庭に入るということは難しい事柄がいっぱいあろうかと思いますけれども、その辺もいろいろと相談の中でこれから進めさせていただきたいと思います。
委員長(佐藤 守君) 10番、星孝司君。
10番(星 孝司君) もちろん家庭の方から相談がなければ、なかなか市の方から踏み込むというわけには私もまいらないと思います。しかし、市としてやはりきちんと対応するのですよということがなければ、また家族の方も相談しようという感じにはならないと思いますので、その辺のところを相談があったらそれに応じられる体制をきちっと取り組んでいただきたいと、こんなふうに考えます。こののを終わります。
次、もう一つ質問いたします。現在知的障害者の方とか、あるいは精神障害者の方から、大人の方から子供までいろいろの施設なり、あるいは在宅にいろいろの取り組みが市の中にされているわけです。しかしながら、知的障害と自閉症が合併しているとか、精神障害と自閉症が合併しているとか、あるいは自閉症のみの方もおるとかということで、非常に自閉症というものが現在社会的に取り上げられたり、あるいはまた家族の方が非常に困っているのですが、子供さんへの対応と大人への対応なのですが、現在市としては自閉症に対する対応としてはそれぞれ施設もあるのですが、どういうふうな交通整理をされているのか、その辺のところをひとつお尋ねいたします。
委員長(佐藤 守君) 大渕子育て支援課長。
子育て支援課長(大渕好文君) 私ども児童の関係でございます。20歳以上の方は別といたしまして、現在発達障害者支援法が成立をしたわけでございます。この中であらゆるケースの発達障害、自閉症も含めまして障害が定義づけられたわけでございます。その中で、特に発達障害の中で虹の会等が実施をしております発達障害者の放課後活動につきましては、これは現在虹の会、それから関係団体等と一緒にどういう方法がいいのかというのを協議を進めているところでございます。また、そのほかの学習障害、それから注意欠陥多動性障害、いろんな分野があろうかと思いますけれども、これにつきましては私どもは乳幼児健診の中で早期の発見から適当な指導に結びつけていきたいということで、特に健診事業の中で現在模索をしているところでございます。さらに申し上げますと、健診事業がございますけれども、5歳程度で一番発見しやすいということがございますので、5歳児健診の導入等もあわせて検討している最中でございます。子供については以上でございます。
委員長(佐藤 守君) 10番、よろしいですか。
10番(星 孝司君) 大人ののも含めてお願いします。どなたになるか。私が何を質問しているのかちょっとわからないみたいですので、私はこういうことを質問したいわけです。子供さんののについては、魚沼学園におられる方とか、あるいは家庭におられる方とか、それから養護学校におられると、あるいはまた幼稚園とか学校では現在それぞれのところで付き添いの方を保母さんとか先生方のほかにつけていると。これが市として取り組んでいる現状です。ところが、大人になりますと、施設に入っても知的障害者の対応と精神障害者の対応は指導員はそれぞれ違うわけです。同じように自閉症に対しての対応も違うわけです。そうすると現在それぞれの施設では、私が言いたいのは専門家の方がいないのです。自閉症の大人の方に対してどういう対応をすればいいのかと、そののについて市として今後どのような取り組みをされようとしているのか、その点について市として問題意識を持っておられるか、問題意識を持っておられないか、その辺のところを質問したいわけです。
委員長(佐藤 守君) 星野市長。
市長(星野芳昭君) 特に発言、答弁がないようでありますので、私の方から。今のお話のとおり、なかなか行政として踏み込みにくい分野ではないかと思っております。ただ、実際にお子さんやそういう大人といいましても、もちろん成人に達した方々もおいででありましょうが、親御さんの立場になってみると大変せつない状況下で、そういう方々のグループもあるいはあるかもわかりませんが、行政としてどういう形でそれは対応したらいいのか。また、行政と、それから社会福祉協議会、それぞれ心配事相談とかいろんな相談ケースを受ける場面設定もさせていただいております。そういうところへのそういう課題がどの程度来ているのか、その辺もやっぱり把握しながら、手を差し伸べるとすればどういう形がいいのか関係者とやっぱり十分検討しながら入っていかないとちょっと難しい課題が中に含まれているような感じがいたしますので、また知恵がありましたらご指導いただきたいと思っております。
委員長(佐藤 守君) 10番、星孝司君。
10番(星 孝司君) 今までも市長のところに要望が行っておると思いますし、また町の時代に取り組みをさせていただきましたので、親の考え方としてはこの地域で療育センターというようなのをつくって、そういうところに専門家を配置してもらいたいと、これが親の要望であります。ただ、市として療育センターというようなものをつくっても財政的に非常にかかりますので、新潟県内に専門家というような方は何人もいません。しかし、施設に入っている方も、それから在宅の方も親がどうその子供、その大人に対して対応すればいいのか、施設の指導員の方がどう対応すればいいのかわからない人が多いわけです。したがって、行政の仕事としては、私が考えるにはやはりそういった施設の指導員の方をきちんと自閉症の方に対応できる指導員を養成すること、あるいはまた家庭のいろいろの対応できないのに対して相談に応じる、そういった方を要請なり月に1回なり、あるいは2週間に1回なりという形できちんと相談日を設けるとか、そういった対応を親としては望んでいるわけです。したがって、療育センターといく前に現在そういった人が入っている施設の指導員を再教育してもらうというようなのが私は、単にそういう施設ではなかなかできないわけです。また、指導員の方もそれが自分がどういう人に対応しているのかというのもわからないわけです。したがって、そういう部分を私は行政として取り組まなければどこも取り組まないのではないかと、このように考えますので……〔何事か呼ぶ者あり〕はい。どこでどういうふうにすればいいかということでなくて、市としてひとつそういった取り組んでいくのだという方向性を出していただければ私は質問を終わります。
委員長(佐藤 守君) 星野市長。
市長(星野芳昭君) 私自身が勉強不足の面もあります。今ほどご意見をいただきました。担当課は、それぞれ心得ていらっしゃると思いますが、いろんな面でまた検討させていただきたいと思います。
委員長(佐藤 守君) これで……〔何事か呼ぶ者あり〕皆さん方にちょっとお諮りさせていただきたいと思いますが、これで総括質疑を終結させていただいて、あと13日の日に一般会計の支出の款ごとに質疑を受けますので、そこで行っていただいたらいかがと思いますが、どうでしょうか。〔「はい。それを許してもらえれば、ちょっと幅を持たせての。幅を持たせた質問をしますから、それを問題外だというふうな排除しない保証をいただければ、私はその款別に持ってまいります」と呼ぶ者あり〕はい、そのようにしたいと思います。
これで総括質疑を終結します。
延会の宣告
委員長(佐藤 守君) お諮りします。本日の会議はこれで延会したいと思います。ご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長(佐藤 守君) 異議なしと認めます。したがって、本日はこれで延会することに決定いたしました。本日はこれで延会します。
延 会 (午後 4時56分)