(趣旨)

第1条　この要綱は、魚沼市奨学基金条例(平成16年魚沼市条例第62号。以下「条例」という。)第12条及び魚沼市奨学金貸与規則(平成16年魚沼市教育委員会規則第1号)第9条の規定に基づく奨学金返還猶予及び免除に関する取扱いに関し、必要な事項を定めるものとする。

(返還期限の猶予)

第2条　奨学生であった者が次の各号のいずれかに該当する場合は、願い出により相当の期間奨学金の返還の期限を猶予することができる。

(返還猶予の願い出)

第3条　条例第12条第1項に規定する奨学金の返還猶予を受けようとする者は、奨学金返還猶予申請書(様式第1号)に次の書類を添えて市長に提出することにより願い出なければならない。

(返還猶予の承認)

第4条　前条に規定する願い出があったときは、その記載内容を審査し、虚偽が無いと認められるときはこれを承認し、奨学金返還猶予申請承認決定通知書(様式第2号)により願い出た者に通知するものとする。

(死亡による返還免除)

第5条　奨学生が死亡した場合は、保護者の願い出により返還困難とみなし、死亡の日までに貸与した額の全額について返還を免除する。ただし、願い出が無い場合は、保護者及び連帯保証人がこれを返還するものとする。

(心身障害による返還免除)

第6条　奨学生又は奨学生であった者が、心身障害の状態となったときは、願い出によりその障害の程度に応じて免除額を決定するものとする。

(返還免除の願い出)

第7条　条例第12条第2項に規定する奨学金の返還免除を受けようとする者は、死亡による場合は奨学金返還免除申請書(様式第3号)、心身障害による場合は奨学金返還免除申請書(様式第4号)にそれぞれ次の書類を添えて市長に提出することにより願い出なければならない。

(返還免除の決定)

第8条　前条に規定する願い出があったときは、これを審査決定し、その結果を奨学金返還免除決定通知書(様式第5号)により願い出た者に通知するものとする。

(返還免除の願い出にかかる特例措置)

第9条　奨学生であった者が死亡し、保護者も死亡又は行方不明であるため、第7条に定める書類の提出が困難と認められる場合は、その事実を証する次の書類を教育委員会が整えることにより、奨学金返還免除の願い出があったものとする。

(滞納額の取扱い)

第10条　返還免除を願い出た返還未済額のうち、死亡又は心身障害により、返還不能となった事由が発生したときまでに返還すべき額に滞納があった場合は、これを免除しない。

(虚偽による取消し)

第11条　第3条及び第7条に規定する願い出において虚偽があることが認められたときは、その承認又は決定を取り消すことができる。

(その他)

第12条　この要綱に定めるもののほか、必要な事項は別に定める。