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【インターンシップ事例紹介】元気すもんプロジェクトチーム(地域おこし協力隊)大滝義隆さん

ページID:0018623 更新日:2024年1月9日更新 印刷ページ表示

大学生が魚沼を学ぶインターンシップ

市では、市内企業のインターンシップで、学生を受け入れる場合にその経費を一部支援する

インターンシップ受入促進事業補助金」という制度があります。

今回、この制度を活用した、就業体験プラスアルファの新たな取り組みについてお話をお伺いしました。

「元気すもんプロジェクトチーム」大滝義隆さんに聞く

大滝さん

今回実施したインターンシップの内容はどんなものですか?

目白大学の学生を、「一般財団法人 魚沼農耕舎」様と「玉川酒造株式会社」様で受け入れていただきました。
就業体験がメインの一般的なインターンシップとは少し趣向が違っていたかもしれませんが、学生たちの所属する学部がメディア学部ということで、通常の職場体験と合わせて、地域の良さ、商品の良さを伝えるプロモーション活動にも取り組んでもらいました。

インターンシップの様子

このインターンシップを実施しようと思ったきっかけは?

目白大学はインターンシップに力を入れていて、授業の一環として積極的にインターンシップを取り入れています。
大学の先生と知り合いで、前々から学生と地方をつないで地域活動を一緒にやりたいという構想はあったのですが、コロナ禍でできなくて…
それがようやく実現しました。
インターンシップを魚沼で行うには、学生に実費を払って来てもらうしかなかったので、補助金を使って学生の負担を減らせれば、気軽に参加してもらえると考えました。

学生さんたちはどんな活動をしたんですか?

農耕舎さんでは、「稲刈り後の田んぼで100m走対決」や、「そばパスタ作ってみた」などの動画を、玉川酒造さんでは「イットキーに合うお菓子ランキング」などの動画を作ってTikTokで公開し、PRをしてくれました。

そばパスタ

お菓子

面白そう!発想が柔軟で良いですね。

学生たちが会社の理念に共感して、「商品をもっと世に広めたい!」との思いで色々考えてくれました。魚沼に来る前から、企業様にも参加してもらい何度か打ち合わせをし、企画を練ってもらいました。
ナレーションを自動音声を使ってすぐに作ったり、英語バージョンの動画の方が再生数が伸びたりと、新たな発見もありました。若者のツールの使い方や、英語の強みをこちらも学ばせていただきました。

学生さんたちの反応はいかがでしたか?

メディアについて学んでいる学生たちなので、実際の現場を見て、会社のニーズを汲み取って形にするという作業が、将来社会人としてクライアントと接する疑似体験のようになり、とても刺激になったようです。

外から見るからこそ、見える魚沼の魅力

学生さんは、魚沼にどんな印象を抱いたのでしょうか。

魚沼に初めて訪れた学生の中には、「ぼーっとできる静かな場所が好きだから、魚沼はサイコー」と喜んでくれる子もいましたね。

ぼーっとできる場所。魚沼はピッタリですね!

新潟県内出身の子も何人かいましたが、魚沼にはなかなか来るきっかけがなかったとのこと。
魚沼を知らない学生と、魚沼をつなぐいいきっかけづくりになったかなと思います。
一度魚沼に来て、この土地と人のあたたかさを知ると、みんな魚沼が好きになるからすごいです!

大滝さん

それはうれしいですねぇ。

自分も、魚沼の外から来た人だからというのもあるかもしれませんね。
地元の人が当たり前だと思っていることが、外からの目線で見るとすごく新鮮で魅力的に見えることって多いですから。

地元民には、稲刈り後の田んぼで走るという発想がないです!
でも、ちょっとやってみたい(笑)

そうですよね(笑)
外からの目線で見るからこそできること、発見できることで、新しいものが生まれて、地域が元気になる。そうやってつながっていくしくみを作ることが楽しいです。

農耕舎

「コーディネーター」という新たな役割

内と外をつなぐしくみ、というのは、今まさに、地域づくりに求められているしくみですね。

今まで地域おこし協力隊として活動してきて、いろんなつながりやご縁ができました。
元気すもん直売所、魚沼スカイラン、雪国リトリート、様々な活動を通じて、自分の強みであり、これからもやっていきたいことは「コーディネート」なんだと感じています。
地域の人と外の人をつなぎ、地元企業と大学生をつなぎ、お互いがwin-winになる仕掛けづくりをコーディネートしていきたいですね。

これからの展開など、考えていることはありますか?

学生のインターンシップは夏休み期間に行うので、本当は玉川酒造さんのお酒造りの現場を見せたかったんですが、冬が本番なので、時期が合わなくて…
学生のカリキュラムと合わず、知ってほしいのにつなぎにくい職種をどうつなぐかというのも今後の課題です。

インターンシップの様子
学生がただ魚沼に来て、楽しかったね、で帰ってしまうだけでなく、きちんと地域や企業を学び、学生と企業がお互いに何かを与えあい学びあう機会として、これからも取り組みたいです。
若い人の力、子どもたちの力というのは本当に大きい。それを活動の中で実感しています。

現在地域おこし協力隊としても活動されている、
大滝さん個人としての展望などもありますか?

個人としては、今、魚沼市を含めた雪国観光圏で進めている「雪国リトリート」に力を入れていきたいです。
「リトリート」というのは、日常生活から離れ、頭と心をカラッポにしてゆったりと自分自身を再生する、新しい旅のスタイルです。
普段都会で忙しく過ごしている人が、雪国の文化や自然にふれて、自分を見つめ直す、そういう空間として魚沼を選んでもらいたいなと思います。

雪国リトリートについて詳しくはこちら<外部リンク>

自分の本来の専門分野である医療やスポーツにも関わっていきたいです。魚沼市は在宅医療・介護の取り組みが進んでいて、ACP(アドバンス・ケア・プランニング)にも積極的ですよね。
鍼灸治療を軸にしながら、魚沼市民の心身の健康づくりにも貢献していきたいと考えています。

大滝さんと目黒邸

就職支援に、直売所に、観光に、健康づくりまで~!
これからも多方面で大活躍ですね!

魚沼で生まれたご縁の輪を、これからも広げていきたいですね!

インターンシップ、就活支援の制度はこちら

インターンシップ受入促進事業補助金

就職活動等応援事業補助金

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