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移住者インタビュー(片岡真弓)

ページID:0011692 更新日:2023年3月27日更新 印刷ページ表示

直感を信じて新潟移住。
地域の方に家族のように見守られながら、自己実現に向けてチャレンジ中!

片岡さんの画像

移住された経緯を教えてください

私は生まれも育ちも東京ですが、発信をする仕事がしたいという思いがあり、全国のテレビ局を視野に就職活動をしていました。
​新潟と出会ったのは、大学生の時に表参道・新潟館ネスパスの清酒立ち飲みスペースでアルバイトをしたことがきっかけです。


一年ぶりにイベントなどで新潟から来られる方々が、顔を覚えてくれていて、「これ持ってきたから食べて」と声をかけてくださったりと、人のあたたかさに触れることが多く、その心のあたたかさを県外の方々にも伝えたい!地方で働くなら新潟がいいな…と思い始めたのです。
就職活動とは別に、新潟の良さを県外の方々に伝えられる方法を色々と探しましたが、東京在住者の私に応募資格があるものはほとんどありませんでした。
その中で見つけたのが、湯沢町が開催する『ミス駒子コンテスト』です。(ミス駒子コンテスト:川端康成の小説『雪国』のヒロイン「駒子」の名にちなみ、毎年開催されているコンテスト。合格者は、1年間湯沢町および越後湯沢温泉の顔として観光PRを行うほか首都圏の各種イベントに参加する。)
新潟の良さを県外の方々に伝えられるならと「ミス駒子」に応募し、採用していただきました。


半年後、「ミス駒子」の仕事で湯沢高原ロープウェイの山頂駅にある「雲の上のカフェ」を訪れました。
山頂駅に降り立ち、とてもきれいな景色を見た時、突然、「ここで働きたい!ここに住みたい!」という感情が自分の中に沸き上がりました。
友人に話すと大体笑われてしまうのですが、「何かが降りてきた」という感覚が近いですね。
今までの人生の中で感じたことのない感覚でした。
とにかくテレビ業界で働きたいと希望していた私ですが、その後関東圏のテレビ関連会社の内定をお断りし、自分の直感を信じて新潟に移住することを決断しました。

 

新潟での仕事はどのように探されたのでしょうか

仕事を探すために、アルバイトをしていた新潟館・ネスパス2階の「にいがた暮らし・しごと支援センター<外部リンク>」へ相談に行きました。
担当の方は、発信をする仕事がしたいという私の希望を聞いて、以前、別の方を紹介したことがあったエフエム魚沼株式会社を紹介してくださいました。
これが縁で、魚沼市へ移住することが決まりました。

 

移住するにあたり、ご両親は心配されたのではないですか

ずっと実家暮らしだったので、新潟に移住すると伝えた時は、車の免許や雪の状況などかなり心配されました。
両親には、新潟で自分がやりたいことを丁寧に、時間をかけて説明し、最終的には応援してもらえるようになりました。
今では、いつ魚沼に遊びに行こうかと楽しみにしているようです(笑)

 

移住して大変だったことを教えてください

一番大変だったのは、車の免許を取ることです。
短期で免許を取得できるコースに通いましたが、コロナ禍で人数制限があり、思うように授業を受けることができませんでした。
また、人と密接にかかわることが多く、距離感の取り方が難しいと感じることがあります。

 

移住して良かったことを教えてください

魚沼の方々は、とても心があたたかいです。
「魚沼を選んで来てくれてありがとう!」と言われたり、降雪前に用意しておいた方が良いグッズを教えていただくなど、気にかけていただいています。
ホームシックにもなりましたが、東京から来た見ず知らずの娘に家族のように接してくれる皆さんのあたたかさに触れて、乗り越えられました。
今、魚沼にいる大きな理由のひとつに、皆さんの心のあたたかさがあります。

 

 

魚沼の好きなモノやコトを教えてください

まずは太鼓文化です。
太鼓にはもともと興味があったのですが、敷居が高そうで、これまで触れられずにいました。
魚沼で出会った方が太鼓をされていて、「おいでよ」と気軽に練習へ誘っていただいたのがきっかけで、今は堀之内のチームで太鼓を習っています。
チームの方々にも家族のように可愛がっていただき、もはや第二の実家になっています(笑)
太鼓もそうですが、祭りやイベントもみんなが一体となって盛り上げているので、地域の繋がりを感じます。
次に、魚沼の食のレベルの高さです。食べることが大好きなので、休みの日は色々なお店に行き、魚沼の食を楽しんでいます。
あとは温泉も良いですね。色々な温泉が湧いているので、旅行に行かなくても市内で小旅行が楽しめます!

 

移住を検討している方に一言お願いします

移住するにあたり、先々のことを考えることも大切ですが、考えても考えても、想定外の事態は起きます。移住したいという気持ちがあるのであれば、不測の事態を楽しめるくらいの気持ちで、ぜひ行動に移してください。
今はリモートワークができる企業も増えてきました。
初めから永住を考えるのではなく、数年間住んでみようでも良いと思います。
また、移住した際は、自らコミュニティに入っていくことを意識すると良いと思います。
私がコミュニティに入ったきっかけは太鼓でした。自分から動かないと、コミュニティは広がることなく孤独になってしまいます。
 
私自身は地域の活性化に興味があり、これから色々な活動ができればと思っています。
まずは魚沼市を知り、食文化など昔から伝え続けられているもの、大切にされているものを県内外の方に発信していきたいです。

 

ーありがとうございました。

 

さまざまな物事を考え、自己実現に向けて一歩一歩前へ進んでいる片岡さん。
落ち着いた物腰からは想像できないほど、パワフルな行動力と熱い地域への想いを語っていただきました。
これからも魚沼のさまざまな文化に触れながら、多くの魅力を発信してくださることを期待しています!

 

片岡さんの画像​​

片岡 真弓(かたおか まゆ)
東京都練馬区出身。
表参道・新潟館ネスパスで
アルバイトをしていた縁から
魚沼へ。
楽しみは太鼓と食と温泉。
魚沼に移住して2年目。