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「星野裕矢の魚沼そろっとラジオ」2025年12月版

魚沼市PRアンバサダーが伝える冬の地元愛「星野裕矢の魚沼そろっとラジオ」
魚沼市PRアンバサダーでありシンガーソングライターの星野裕矢さんが、ふるさとの暮らしや季節の楽しみ方を語る「魚沼そろっとラジオ」。今回の放送では、冬本番を迎える魚沼市での過ごし方や、地域プロジェクト「ザ・サブローズ」の新曲制作秘話などが紹介されました。
雪に囲まれた中で、七輪で楽しむ「雪上モツ焼き」

今回の放送も「モツかれさまです。」で始まり、魚沼の食文化でもあるモツ焼きへの愛着を語りました。雪が積もったら、雪で椅子やテーブルをつくり、その上に七輪やコンロを置いて生モツを焼くのが星野裕矢流とのことです。
また、「朝起きて、今日はモツだ、という日がある」と笑いながら話す姿から、モツ焼きが特別な日だけのものではなく、日常の中に溶け込んでいることが伝わってきます。
移住相談の場でも「雪国の冬は大変そう」という声をいただくことが多く、雪をマイナスに捉える方も少なくありませんが、雪は“我慢する季節”ではなく“遊びと食を一緒に味わう季節”として受け止めている星野さんにとって、魚沼の冬は贅沢な季節なようです。
水墨画のような雪景色と、温泉のある暮らし
魚沼の冬で欠かせないのが温泉です。折立温泉、栃尾又温泉、大湯温泉など、湯治文化の残る魚沼の湯どころを挙げながら、「冬は一日に三回は風呂に入ります」と笑う星野さん。

雪がちらつく露天風呂から眺める景色は、まさにこの写真のようなモノトーンの世界です。
「豪雪地帯だからこそ味わえる静けさ」と「温泉がすぐ近くにある安心感」は、魚沼の大きな魅力の一つです。にぎやかなイベントだけでなく、心を落ち着かせる時間をゆっくり持てることも、魚沼での暮らしの価値ではないかと感じました。
雪深いまちで育つ「冒険心」と「遊びの知恵」
今回の放送では、星野さんの幼少期の雪遊びの思い出もたくさん語られました。庭一面に積もった雪に穴を掘り、地下道のようにつなげて遊ぶこと。雪の中に寝袋を持ち込んで泊まる「マタギの訓練」のような体験。
さらに、雪面が固まり、朝の冷え込みで雪の上を歩ける「染み渡り」で田んぼや山を駆け抜ける話や、ノルディックスキーで通学したエピソードも紹介されました。一見すると過酷に思えるような環境も、子どもたちにとっては想像力と冒険心を育む最高のフィールドになっていることが伝わってきます。
スキー場と音楽がつなぐ、ゲレンデの青春
星野さんの冬の原点には、スキー場で過ごした時間があります。薬師スキー場やアクシオムスキー場、須原スキー場に通い、ナイター券を握りしめて夜遅くまで滑っていたという話からは、雪国育ちならではの“ゲレンデでの青春時代”が伝わってきます。
リフトで相乗りした都会のお客さんとの一期一会の出会い、転んだ人を助けに行くちょっとした勇気。スキー場で流れていた90年代の音楽を聴くと、当時の胸が高鳴るような思い出がよみがえると語っていました。
中でも、「薬師スキー場の百円こんにゃく」は、星野さんにとって忘れられない冬の味だそうです。棒に刺したこんにゃくを醤油にくぐらせただけの素朴な一品ですが、冷えた体にじんわりしみる味は、ラジオを通してこちらにも伝わってくるようでした。
「ザ・サブローズ」とつくる、新しい冬の楽しみ方
今回の放送では、尾瀬ルート活性化委員会から生まれた「ザ・サブローズ」の新曲プロジェクトについても詳しく紹介されました。尾瀬三郎の伝説をモチーフにした、謎のオヤジ集団「ザ・サブローズ」。大湯温泉や尾瀬、奥只見湖と深く関わるメンバーが世代を超えて集まり、星野さんが作詞・作曲・プロデュースを担当しているそうです。
新曲「OU de Dance to the Boogie」は、大湯の温泉街に突如現れる架空のディスコを舞台に、サブローズが踊り出すという設定。振付師によるダンスも用意され、魚沼市民紅白歌合戦での生披露に向けて準備が進んでいるとのことです。
雪深い温泉地を舞台にしたディスコミュージックという意外性は、まさに“バズらせたい”という星野さんらしい発想です。地域の伝説、温泉、音楽、そしてユーモア。この組み合わせが、魚沼の冬のイメージを楽しく塗り替えてくれるのではないかと期待しています。
ラジオから聞こえてくる星野さんの魚沼愛と、そこから伝わる魚沼の魅力を多くの方に知っていただき、みなさんの「そろっと魚沼へ行ってみようかな」という一歩につながればうれしいです。
「魚沼そろっとラジオ」はFMうおぬまで定期放送され、Podcastでも配信されています。
過去の放送回も聴くことができ、遠方からでも魚沼の暮らしや季節の風景に触れられるのが魅力です。


