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てくてく魚沼暮らし~「Farm stay魚沼ヒミツ基地」へ行ってみた

ページID:0037909 更新日:2026年3月10日更新 印刷ページ表示

『秘密基地』と聞くと、小学生の頃友達数人と「他の子や先生には内緒だよ!」と言いながら体育館の裏の茂みに集っていたことを思い出す、ロマンと哀愁が漂う言葉ですが、実は魚沼市にも農業女子が営む『大人の秘密基地』があるのです!
少子高齢化が進む魚沼市において、「若者」「女性」の活躍は希望の光。
さっそく取材へ行ってきました!

 

「Farm stay魚沼ヒミツ基地」を訪ねる。

伊米ヶ崎地域

魚沼ヒミツ基地を目指し、雪壁に覆われた道路を車で走ります。
夏場と違い、冬場は通れる道が限られるため、車で向かう方はお気を付けください。

伊米ヶ崎へと続く道

目印となるのは、魚沼ヒミツ基地の目の前にある「遍照寺」

遍照寺

その近くにある日本家屋が、今回お目当ての魚沼ヒミツ基地です。

魚沼ヒミツ基地外観

青空と雪と日本家屋のコントラストが最高です。

魚沼ヒミツ基地正面

魚沼ヒミツ基地の看板
魚沼ヒミツ基地の看板

玄関受付
玄関へ入るとすぐに受付がある

 


魚沼ヒミツ基地のオーナー・南雲彩夏さんにお話を伺いました。

オーナーの南雲彩夏さん

 

魚沼市へUターンされた理由を教えてください

私が暮らす伊米ヶ崎地域は3世代同居の家族が多く、子どもの頃はじいちゃんばあちゃんに「手伝ってくれ」と言われてよく畑や田んぼ、山へ連れていってもらっていました。親からはゲーム禁止令が出ていたので(笑)外へ外へと出ていく子どもでした。
スキーやマラソンが練習できるフィールドでのびのびと、地域の方々から育ててもらったのはとても良かったです。
高校生の頃から食の分野に興味を持ち始め、農業従事者の減少に危機感を持っていたので、新潟県農業大学校へ進学し、園芸経営科で野菜を専攻して学びました。
卒業後は新潟市内にある野菜を栽培する農業法人と果樹を栽培する農業法人で働きながら農業の知識を身に付けました。
魚沼にUターンした理由は、魚沼に未練があったからです。
農業を続けながら新潟市で暮らし続けるという選択肢もありましたが、新潟市にずっと住み続けていたらいつか後悔すると思ったのです。
私は3姉妹の長女という立場もあって、誰も実家に帰らなかった場合、家や家業、畑、山、田んぼはどうなるのだろう?と常々考えていました。
空家問題にも興味がありましたし、家や畑、山や田んぼは、ご先祖様が遺してくれた大切な資産です。不動産は持っているだけでもお金がかかるので、今ある資産を活用して仕事をしようと思いました。

 

農家民宿を始めようと思ったきっかけを教えてください

20歳頃から、いつか起業して自分の道を進みたいと考えていました。
魚沼へ帰る前の3か月間、国内を一人旅した後、2023年4月から実家の家業である配管業に入りました。
しかし、コピーも取れなければ電話も取れない有り様。続けていくうちに、「これは自分の心が喜ぶ仕事ではないのかもしれない」と感じ始めました。
現状を変えるため、翌年の2月から3カ月間、アメリカのカリフォルニア州とフィリピンのセブ島へ一人旅に行きました。
そこで自分自身を見つめなおし、本当にやりたいことは何だろうと考えた時に、自分で仕事をつくりあげた方が良いということと、私が旅好きなのは、旅の中でドミトリーやゲストハウスなど、そこに集まる場があって、人の輪がつながることだということに気づいたのです。
私自身、旅に行くのも好きですが、同じくらい人を呼んでおもてなしすることも好きなので、来てもらえる場、集まれる場をつくろうと思いました。
母も昔はよくホームパーティーを開いていたので、そのような環境に慣れ親しんでいたのも大きかったと思います。
海外一人旅から帰ってきて半年後、2024年10月に「Farm stay魚沼ヒミツ基地」をオープンしました。
新潟県農業大学校や農業法人で学んだ知識は、現在も農作業体験やいちじくを育てることに活かされています。

 

お母様の影響が大きいのですね

食分野への興味も、食育指導士の資格を持っている母の影響がありました。
母は現在、自宅を一部改修して「もぐ工房」という、ちまきや笹団子などの菓子製造業を営んでいます。飲食業許可を得ているので、農泊で朝食を出すことも可能になりました。
また、母と私は雪国リトリートガイドも請け負っています。
雪国リトリートとは、雪がある時だけではなくさまざまなプログラムがあり、魚沼を知ってもらうための入口と考えています。私が心を引き出す役目を担えば、母は山菜御前を作ったり、ローカルガイドを行ったりと、一家に二人の個人事業主がいるので、コラボもできる良い関係性です。

 

魚沼ヒミツ基地の概要を教えてください

10帖二間を開放しており、1部屋4名、最大8名まで宿泊できます。
プランは1泊朝食付きのみですので、夕食は小出商店街の利用を推奨しています。
自分のところだけを利用してもらうのではなく、小出商店街を利用していただくことで地域の経済も回ると思いますし、全てを自分で賄うのではなく、プロにお任せすることで自分自身も大変さから開放されるWin-Winの関係性になります。
農家民宿を開業する際のリフォームは、地元業者の大工さんにお願いしました。

リフォームされた部屋
宿泊者が集う場であり、朝食を取る場でもあるリビングルームは
お母様がDIYでリフォームした

 

客間は和室の二間。
民泊なので、実家に帰ってきたような安心感があります。

 

客間1客間2

今後の展望を教えてください

SNSを見る限りは東京を楽しんでいると思っていた子が、実際は「地元に帰りたい」と言っているなど、Uターンを考えている若者は意外と多いと感じています。
魚沼ヒミツ基地は、みんなの秘密基地であり、別荘です。集まる場所として、帰って来られる場所としてあり続けたいと思います。
東京に住むお客様から「魚沼の文字を見ると彩夏ちゃんを思い出す」と言われた時は本当に嬉しかったので、魚沼の名前を見たら私やヒミツ基地を思い出してもらえるようにしていきたいです。
そして、ゆくゆくは別事業で人々が集まってくつろげる場所をつくったり、魚沼のお米の価値がわかる海外の国へ魚沼産コシヒカリを販売し、農家さんに還元できればと考えています!


―ありがとうございました。

 

農業女子が経営する農家民宿の取材でしたが、農業従事者の減少や空家問題、商店街の活性化など、魚沼の課題に対して笑顔で持論を展開し、まっすぐ言葉にして伝えてくださった南雲さん。
伊米ヶ崎地域の優しく温かい方々にのびのびと育てられ、国内外を旅して身に付けたであろう広い視野と伸びやかな感性を持つ南雲さんは、これからの魚沼に新しい風を起こしてくれるのではないかとワクワクしました。
アグレッシブで、思い立ったが吉日とばかりに行動を起こす南雲さん。
これからの活躍に期待しています!

 

Data

魚沼ヒミツ基地
住所:〒946-0032 新潟県魚沼市板木534
SNS:Instagram<外部リンク>
ホームページ:新潟県ホームページ<外部リンク>

<宿泊>
定員:和室 2室 8名
​料金:大人 1名 7,000円(朝食のみ)

<体験>
​農業体験:さつまいも、いちじく収穫体験
​自然体験:山菜採取ツアー(ランチ付き)
食体験:みそづくり

※宿泊及び体験の詳細はInstagram<外部リンク>をご覧ください。

 

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