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てくてく魚沼歩き~寿和温泉に行ってみた
戦国武将も愛した歴史ある温泉地を有する魚沼市には、泉質の異なる14カ所の温泉地があり、
(参照:新潟県ホームページhttps://www.pref.niigata.lg.jp/sec/kankyotaisaku/1218477681237.html<外部リンク>)
その日の気分や肌の状態に合わせた温泉につかることができます。
今回はその一つに行き、実際湯につかった感想を交えレポートします。
寿和温泉を訪ねる
特別豪雪地帯の魚沼市でも、特に雪深い入広瀬地域に寿和温泉はあります。
2023年にリニューアルオープンし、ベトナム出身のグエン・ティ・ホン・シンさんが館長を務めています。極上の雪見風呂を期待し訪ねました!
まずは券売機で入浴券を購入し、受付を済ませます。
貸しタオルやひげそりもあるので、手ぶらで立ち寄り湯もできます。
湯上りにビン入り牛乳とアイスクリームは欠かせません。
休憩スペースには、テレビ、電子レンジ、無料のお茶が用意されています。
食べ物の持ち込みが可能なので、気の合う仲間と湯上りにここでお茶を飲みながらおしゃべりを楽しむのも良いかもしれません。
くつろげる小上がり
寿和温泉は、ナトリウム―硫酸塩・塩化物泉。
体の芯まであたたまり、湯冷めしにくいところがまさに冬にぴったりの温泉です。
男湯と女湯は毎週、休館日の翌日に入れ替わります。
浴場には内湯、サウナ、露天風呂があり、湯舟はコンパクトですが、なんといっても源泉かけ流し!(加温あり)で温泉好きにはたまりません。
まずは内湯につかります。
温かさが雪で冷えた体に染みて、なんとも幸せ!!温泉の恵みをこれでもか!と受け取りました。
次は露天風呂。
屋根はないので、雪が頭に降り積もる…ことのないよう、館長の母国ベトナムのかわいい笠がしっかり用意されていました!
つかる時のザブンという音も、あたりの音もすべて雪が吸収し、静寂の中に吐水口から流れ出る湯の音だけが聞こえる至福の時間。最高の雪見風呂となりました。
館長のグエン・ティ・ホン・シンさんに伺いました。
寿和温泉について教えてください
寿和温泉は1994年にオープンし、2023年11月にリニューアルオープンしました。
私は2024年4月から館長を務めています。着任後すぐのGWイベントを皮きりに、1カ月に一度のペースでイベントを開催しています。新聞やテレビにも取り上げていただいたので、それらをご覧になって来館されるお客様も多くいらっしゃいます。
館自体はコンパクトですが、内湯、サウナ、露天風呂があってさまざまなスタイルで楽しむことができます。
WiFi完備なので、コワーキングスペースとしての利用も可能です。ぜひご自由にお過ごしください。
温泉の特徴を教えてください
温泉は源泉かけ流しで、加温のみ行っています。
とろっとした湯あたりで、塩化物を含むので体がぽかぽかしてきます。
イベントでは地元の方ともコラボされているそうですね
敬老の日のヒノキ湯では、地元の小学生におじいちゃん・おばあちゃんへのメッセージをヒノキ板に書いていただきました。
イスやテーブルを作ってもらったり、変わり湯の素材を集めていただいたり、この地域のキッチンカーに来ていただいたり、道の駅いりひろせとはガラポン抽選会の賞品コラボするなど、地元の方々と良い関係が築けていると思います。
ヒノキ湯のメッセージ
今後の展望を教えてください
地元の方が作った野菜や民芸品、魚沼のお土産を販売していきたいと考えています。
今後は専用の入浴着での入浴も計画しているので、その専用入浴着を地元の方に作っていただくなど、これからもつながりを作りながら愛される施設にしていきたいです。
―ありがとうございました
温泉に浸かると、幸せな気分になりますよね。
まずは足を運んでザブンと浸かり、ご自身だけの魚沼の過ごし方、楽しみ方を見つけてみてはいかがでしょうか!
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寿和温泉
住所:〒946-0304
新潟県魚沼市穴沢12番地
電話:025-796-3033
営業時間:平日:午後0時(正午)~午後8時
土日祝:午前10時~午後8時
※午後7時までに入館をお願いします。
休館日:毎週木曜日(木曜日が祝日の場合は翌日の金曜日)
利用料金:・3歳以上~小学生:400円
・中学生以上:700円 6回券:3,500円
※上記料金は入湯税を含みます
※タオルは付きません(有料でお貸しします)
泉質:ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉(低張性中性温泉) 源泉41.8℃