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【小出まちゼミレポートvol.1】南本町の手芸店「マルサン」でポーチ作りに挑戦!
「小出まちゼミ」参加レポート!(全3回)
「まちゼミ」って?
まちのお店の人が講師となり、専門店ならではの知識やコツを教えてくれる、「まちなかゼミナール」略して「まちゼミ」。
受講料無料(材料費のみ)、少人数制、販売はしない、などの基本ルールを守って行い、
誰でも気軽に安心して受講できるしくみ作りがされています。
商店街を活性化するために生まれた、愛知県岡崎市発祥の取り組みですが、
今では全国各地に広がり、毎年9月~11月は「全国一斉まちゼミ」として、日本全国で開催されています。
「小出まちゼミ」は平成28年度に第1回が開催され、大好評のイベントとなりました。
今年は第9回目の開催となり、楽しくて役に立つ講座が多数開かれています。
※主催:小出商工会 後援:魚沼市
今回は「マルサン」さんにおじゃましました
地元の人々に長年愛され続ける、まちの手芸屋さん。
本日のまちゼミ講師は、「マルサン」店長の小林さんです!
講座名は「収納力抜群!ワイヤー口金ポーチを作ろう!」
手芸の経験ゼロ、手先の不器用さには人一倍自信のある筆者。果たして完成させられるのか?
「大丈夫ですよ~」と小林さん。
ミシンの使い方を教えてくれます。
今日の参加者は定員の3人。
一講座あたり1人~多くても5人程度なので、とっても気楽です。
「ファスナーは難しいのよ」
「一気にいく?まつって(まつり縫い)からにする?」
「最後の最後で一番苦戦するなんて!」
参加者みんなで(もちろん全員初対面)大盛り上がり。
困ったときは(困ってばかりいても)先生がすぐに助けてくれます。
※縫ってはいけない部分を縫ってしまった筆者のポーチを
修復してくれている小林さん
完成しました!
予定の時間はだいぶオーバーしてしまいましたが、なんとか完成・・・!
これがものづくりの喜びか・・・と感動。
一人で作っていたら、途中で嫌になって諦めていたかもしれません。
でも、みんなでワイワイ作ると、時間を忘れるほど楽しめるうえ、
実用的で役に立つ知識や技術が得られました。
すごいぞ!「まちゼミ」!
「マルサン」店主、小林さんにインタビュー
まちゼミに参加したきっかけは何ですか?
商工会の商業部長をやっていたとき、「魚沼で何かしたい!」と思い立ったんです。
それで、全国的に有名だった「まちゼミ」がいいなと思って、
うちにも取り入れよう!と決めたんです。それから第1回から第5回くらいまで実行委員長をつとめました。
大型店と違って、商店街の小さなお店って、
単にモノを売るだけじゃない、モノを安売りすればいいというものではないんですよね。
お店とお客様のコミュニケーションが生まれて、お店のファンになってもらいたい。そういう思いで始めました。
参加してみて、いかがでしたか。
1回も店に入ったことがない人や、手芸に興味があるけど一度もやったことがない人が、
お店に入るきっかけを作れるんですよね。
初めて出会ったお客さんと、初めて自分の手でものを作った喜びを一緒に感じられるんです。
店を知ってもらって、人を知ってもらうと、「今度はこれを作りたい」とか「自分で作ったんだけどここがわからなくて」って
気軽に店に聞きに来てくれるんですよ。そういうつながりができるのが一番うれしいです。
このゼミを通じて、どんなことを伝えたいですか?
まちゼミは商売の場じゃなくて、コミュニケーションの場なんです。
店に入って、なんか買ってくれってことはしないんですよ。
なので、軽い気持ちで遊びに来てもらいたいですね。
知らない人でも一緒にものを作れば仲良くなれるし、話もはずみます。
店と参加者もつながれるし、参加者と参加者がつながっていくのも楽しい。
参加者同士が意気投合して、次のゼミを一緒に予約していく人たちもいるくらいなので、
そういうつながりがたくさん生まれてほしいです。
このまちにとって、どんなお店でありたいですか?
魚沼に必要な店って思ってもらいたいですね。
同じハサミを買うにしても、買うならマルサンがいいよって言われるお店でありたい。
必要とされるって何だろう、って自分でも答えは見えないけど、
まちゼミで出会った、たくさんのお客様からそれを学んでいる気がしますね!
「小出まちゼミ」は11月26日まで開催中です!
小出まちゼミ第9回チラシ_1 [PDFファイル/2.76MB]
小出まちゼミ第9回チラシ_2 [PDFファイル/2.88MB]
完全予約制ですので、お申し込みは各店へ!
皆さまのご意見をお聞かせください
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