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魚沼市は「ゼロカーボンシティ宣言」を表明しました。
2050年の二酸化炭素排出量の実質ゼロ実現を目指して取り組みます。
本市においては、2012(平成24)年3月に「魚沼市地球温暖化対策実行計画(区域施策編)」を策定し、市民、事業者、行政それぞれの役割を定め、温室効果ガスを削減するため、身近な地球温暖化対策の取組を続けてきました。
2024(令和6)年3月に、2050年までに脱炭素社会実現を長期的に実現することを目指して、2030年までに温室効果ガスを2013年度比で46%削減を目標とする形で計画の改定を行いました。
それに伴い、2050(令和32)年の脱炭素社会の実現に向けて取組の強化を図るため、2025(令和7)年2月19日、市長と市議会議長が2050年までにカーボンニュートラルの実現を目指す「ゼロカーボンシティ宣言」を共同表明しました。
本市の美しい環境を未来へと引き継いでいくため、市民・事業者と協働して温室効果ガスの排出を抑制するための取組を進めてまいります。
魚沼市ゼロカーボンシティ宣言(全文)
近年、世界的な平均気温の上昇や大雨の増加などの気候変動が、私たちの暮らしに様々な影響を及ぼしています。二酸化炭素等の温室効果ガスの増加による地球温暖化は、気候変動の要因のひとつと考えられており、今後、地球温暖化が進むと、高温による農産物の品質の低下、豪雨災害や洪水、熱中症のリスクなどがさらに高まることが予測されています。
日本では、2020年10月の首相所信表明演説において、2050年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにする「2050年脱炭素社会の実現」を目指すことが表明され、同様の動きは、全国の自治体や企業などにも広がっています。
魚沼市は、越後三山に連なる山々に抱かれ、魚野川、破間川に代表される多くの清らかな河川、湖沼を有し、水と緑に育まれた美しいまちです。私たちは、この豊かな自然環境を未来の子どもたちに引き継いでいかなければなりません。
魚沼市と魚沼市議会は、未来の子どもたちに、本市の美しい環境を引き継いでいくため、2050年までに温室効果ガス排出量を実質ゼロとすることを目指し、市民・事業者・行政の各主体が一体となって脱炭素社会の実現に向けた取組を進めていくことを宣言します。
令和7年2月19日
魚沼市長 内田 幹夫
魚沼市議会議長 森島 守人
ゼロカーボンシティとは
2050年に二酸化炭素排出量を実質ゼロにすることを目指す旨を首長自らが又は地方自治体として公表した地方自治体のことを指します。実質ゼロとは、二酸化炭素などの温室効果ガスの人為的な発生源による排出量と、森林などの吸収源による吸収量との間の均衡を達成することをいいます。
ゼロカーボンシティに関する情報はこちら(環境省ホームページ)<外部リンク>
ゼロカーボンシティの実現に向けた取組
「魚沼市地球温暖化対策実行計画(区域施策編)」に基づき、市全域から排出される温室効果ガス排出量を、2013(平成25)年度を基準として、2030(令和12)年度までに46%削減することを目標とします。本市が目指す環境像「豊かな自然と人が共生するまちづくり」の実現のため、市民・事業者・行政の各主体が一体となって、4つの基本方針に沿って取組を進めていきます。
- 基本方針1 再生可能エネルギーの利用促進
- 基本方針2 省エネルギーの推進
- 基本方針3 住み続けられるまちづくり
- 基本方針4 循環型社会の形成