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ダニ(つつが虫など)による感染症に注意しましょう

ページID:0002183 更新日:2023年3月10日更新 印刷ページ表示
  • 県内では、春~初夏(5~7月)及び秋(10月・11月)に報告数が多い傾向にあります。
  • 河川、山林、草地でレジャーや農作業を行う際は、つつが虫に刺されないよう十分気をつけてください。

新潟県ホームページ「つつが虫病に注意しましょう」<外部リンク>

つつが虫病

ダニの一種であるつつが虫に刺されることによって発症します。

症状

潜伏期間は5~14日です。

  • 刺された局所に特有の刺し口を生じ、刺し口付近のリンパ節が腫れる
  • 39度以上の高熱
  • 皮膚の発疹(体幹部を中心に赤褐色の発疹)

特に「刺し口」「発熱」「発疹」は主要3徴候とよばれ、およそ90%以上の患者にみられます。また、患者の多くは倦怠感、頭痛を伴います。

ダニによる代表的な病気

野山に生息するダニなどにかまれることで、感染症を発症する場合があります。
ダニにかまれないように予防措置をとるとともに、かまれて体調をくずした場合は、早期に医療機関を受診して適切な治療を受けましょう。

日本紅斑熱
マダニに刺されることによって発症し、頭痛、発熱、倦怠感を伴って発症します。潜伏期間は2~8日です。つつが虫病とほぼ同じ症状がみられます。

重症熱誠血小板減少症候群(SFTS)
マダニに刺されることによって発症し、発熱、食欲低下、おう吐、下痢、腹痛などで重症化し死亡することもあります。潜伏期間は6日~14日です。

ダニ媒介脳炎
マダニに刺されることによって発症し、重い風邪のような症状が出現し、やがて髄膜炎や意識障害などを伴い、時には死に至ることもあります。潜伏期間は7~14日です。

ダニの生息地

マダニやつつが虫は、山、草むら、河川敷、公園及び土の中など、どこにでも生息しています。山深い場所など自然豊かな所へ行く場合は注意しましょう。また、草刈りなどでダニの生息地を減らしましょう。

予防・対処のポイント

野外で活動するときは、次のことに注意しましょう。

  1. 肌の露出を少なくする(長袖、長ズボン、帽子、手袋、首にタオルを巻くなど)。
  2. 草や地面の上に直接座らない。
  3. 虫よけスプレーを使用する。
  4. 帰宅後はすぐに入浴し、ダニにかまれていないか確認する。
  5. ダニにかまれているのを見つけたら、自分で取ろうとせずに皮膚科を受診する。
  6. 野外活動後に高熱が数日間続くようであれば、医療機関を受診して状況を説明する。

[受診時に医師に伝えること]

  1. 野外活動の日付け
  2. 場所
  3. 発症前の行動

関連情報

厚生労働省ホームページ「ダニ媒介脳炎について」<外部リンク>
新潟県ホームページ「ダニによる感染症に注意しましょう」<外部リンク>
新潟県感染症情報(週報)<外部リンク>:県内の感染症発生状況を確認できます。毎週水曜日更新。
国立感染症研究所(ツツガムシ病とは)<外部リンク>