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熱中症になってしまった時の対応方法

ページID:0032657 更新日:2025年7月18日更新 印刷ページ表示

夏の厳しい暑さが続く中、熱中症は誰にでも起こりうる危険な症状です。特に高齢者や子ども、屋外で活動する方は発症リスクが高くなります。

予防も大切ですが、発症してしまった場合の「初期対応」を知っておくことも非常に重要です。

ここでは、熱中症の疑いがある方を見かけた場合に取るべき主な対応方法をご紹介します。

主な対応ポイント

1.涼しい場所に移動し、身体を冷やす

まずは涼しい場所に移し、体温を下げることが最優先です。

  • 風通しのよい日陰や、エアコンの効いた室内に避難させましょう。
  • 衣服をゆるめて、熱がこもらないようにします。
  • 保冷剤や冷たいタオルなどがあれば、首、脇の下、足の付け根(股関節)など太い血管のある部分を冷やします。

2.意識の有無を確認し、無理な水分補給は避ける

  • 意識があるかどうかを確認してください。呼びかけに応じるか、反応があるかが重要です。
  • 意識があり、自力で水が飲める状態であれば、冷たい水や経口補水液を少しずつ飲ませます。
  • 意識がもうろうとしている場合や、うまく飲み込めない状態では、無理に水分を与えないでください。誤って気道に入る危険があります。

3.吐き気や意識障害がある場合は、横向きに寝かせる

  • 吐き気がある、意識が低下している、嘔吐がある場合は、**横向き(回復体位)**にして寝かせ、嘔吐物による窒息を防ぎましょう。
  • 衣服をゆるめ、できるだけ安静に保ち、呼吸や様子を継続的に観察します。

対応ポイントを動画で確認しましょう

熱中症になってしまった時の対応三選<外部リンク>

市公式YouTubeショート動画【救急博士が贈る #01】「熱中症になってしまった時の対応三選」<外部リンク>

緊急性が高い場合は迷わず「119番通報」を!

以下のような症状がある場合、医療機関での治療が必要です。すぐに救急車を呼びましょう。

  • 意識がない、反応が鈍い
  • 呼吸がおかしい、けいれんがある
  • 自力で水分が取れない
  • 高体温が続く、体が熱く触れられないほど

早めの通報が命を救うことにつながります。

市民の皆さまへ ~普段からできる予防対策~

  • 農作業は日中をなるべく避けて、早朝の涼しい時間帯になるべく2人以上で行いましょう。
  • 外出時は帽子や日傘を活用し、日差しを避けましょう。
  • 屋内でもこまめに水分補給を。喉が渇く前に飲むことが大切です。
  • 無理をせず、適度に休憩をとりましょう。
  • 高齢者や子どもは特に注意が必要です。周囲の見守りもお願いします。

市民一人ひとりの正しい知識と行動が、熱中症による重症化を防ぎます。
ご家族や周囲の方と、対応方法について日頃から共有しておきましょう。

皆さまのご意見をお聞かせください

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