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佐藤家住宅は、元文3年(1738年)に建てられた民家です。
新潟県中越地方の豪雪地に分布する中門造りの形式を持つ民家として、またその時代の特性を示す価値が認められて昭和52年1月、国の重要文化財の指定を受け、昭和54年解体修理を行い、建築当初の姿に復元されました。
この住宅の特徴は、広間型三間取りの本屋に「茶の間」を中心に「でい」(座敷)、「にわ」(土間)からなり、中門をとりつけた形式となっています。中門造の形式は新潟、秋田の日本海に面した地方に多く分布し、岩手県の曲り屋とは異なった形式をもっています。
建物は冬期間3~4メートルの豪雪にも耐えうるように、柱は太く、大きな差し物を入れ、貫を多く用い、また周囲には基壇を築き消雪池を配する等の工夫をこらしています。座敷まわり等の柱はカンナ仕上げとし、天井を張っていることより見て、建築当時はこの地方の庄屋格を持った家柄であったと推察されます。また幕末から明治の初期にかけて寺子屋風の教育の場とした時期があり「でい」を教室、「ちゃのま」を運動場、「へやの二階」を教務室として使用されたといわれています。
English Documents (satouke) [PDFファイル/431KB]
佐藤家は寛永年間(1630年頃)大倉村の住人となり、ここに居を構えました。(古文書による)初代由左衛門(延宝3年没)から由左衛門を名乗る人が5代続き、この4代目の由左衛門の時代(元文3年旧2月)に現在の佐藤家が建築されます。12代の忠の時代(明治35年)に佐藤勘右衛門の次男佐藤勘左衛門(現佐藤家の初代)が買いうけ、平成5年に守門村(現 魚沼市)が譲り受けました。
午前9時~午後4時
(公開期日:4月末頃~11月末頃)
4月~11月は無休
※冬期間(12月~4月)は閉館
当分の間 無料
所在地:新潟県魚沼市大倉1273番地1
※駐車場は完備されておりません。
大型バスは手前の道路に駐車していただくこととなります。近隣住民の迷惑とならないように、ご配慮をお願いします。
※トイレ・自動販売機・休憩所等はございません。ご了承ください。
トイレは目黒邸脇駐車場のトイレをご使用ください。